bookmark_border[720] FTX-1妄想

FTX-1ヘッド(それ自体が無線機ですのでコントロールヘッドではなく「フィールドヘッド」と称している様です。)とアンプ本体との距離を離して接続し、運用するにはどうすれば良いかを考えています。なおユニット間にはRF信号が通るため、場合によっては技適認証から外れてしまうおそれがあることや、そもそも購入を決心していない状態ですのであくまでも妄想の段階です。

マニュアルを見るとFTX-1ヘッドの背面には以下の6つの端子があります。

  1. ANT(HF/50MHz):BNC-J
  2. ANT(144/430MHz):BNC-J
  3. GND:ネジ
  4. DC13.8V:詳細は不明ですが標準のものと思われます
  5. EXT SPKR:2極の3.5㎜ジャック
  6. TUNER/LINEAR:10ピン MiniDINジャックと思われます

「6. TUNER/LINEAR」の10ピン MiniDINはAV系に使われているようで、以前FC-40接続ケーブルの延長用にと探した8ピン MiniDINケーブルと違って延長ケーブルの入手性はそれほど悪くなさそうです。デジタル信号が通りますのでシールドは検討が必要そうですが・・・ またRF(50Ω)の延長は途中にBNC J-J変換コネクタを入れれば問題無いですね。パッチンコアは付けた方が良いかも知れません。

ということで、全て市販品で対応できそうですので技術的ハードルは低いのですが、法令上そのような使い方が許されるのかは実行前に確認が必要と考えます。

bookmark_border[719] FTX-1 ANT1/ANT2の使い方

今更ながら、FTX-1 Optima背面に3つのM型端子が付いていることに気付きました。

Yaesu USサイト掲載のOperation Manualより画像引用)

①(144/430)と⑤(HF/50)で分かれているのは良いのですが、⑤にはANT1とANT2の2つの端子があります。この使い方ですが、Advance ManualのP.76に掲載されていました。

それによると、まずANT1を使うかANT2を使うかを選択し、ANT2を選択した場合は、ANT1/ANT2間で以下の運用ができるようです。

Yaesu USサイト掲載のAdvance Manualより画像引用)

これら2つのアンテナをどう使い分けるのか、この様な運用の知識が乏しいのでこれから勉強しようと思います。

bookmark_border[718] FTX-1感想

実際に手にした訳ではありませんが、米国の動画などを見ていると「大きい」「重い」などのバルキー感が伝わってきます。商品コンセプトにもよると思うのですが、FT-991Aの後継機と捉え、+αの要素としてUIや無線性能の向上、コントロールヘッド部分は分離しポータブル可という位置付けであれば納得できる商品かと思われます。

ただ最初にコントロールヘッド部分と(アンプ以外の)オプション類が発表され、理想のポータブル機と期待していただけに、少し違和感を感じています。

当初想定していたように、通常はポータブル機として運用し、必要に応じてアンプを接続するという使い方をするのか、または通常はアンプとヘッドを接続した状態にしてシャックで運用し、外で運用する際にはヘッドを外して持ち出すのかということで考えると、どちらかというと後者になるのかなと想像します。

いずれにせよこの様な商品を開発した八重洲無線には敬意を表したいですし、商品の選択肢が広がることはとても良いことだと思います。

最後に、私の理想のポータブル機像は次のようなものです。

  • FTM-510D程度の大きさにHF/6m/2m/430オールモード搭載
  • 弁当箱形状のForm Factor
  • バッテリーは薄型・大容量(筐体は510から多少厚くなっても可)
  • コントロールヘッドは510同様取り外して延長可
  • RF端子は背面(M型2ヶ)と側面(BNC1ヶ)に配置
  • 背面端子はHF6mと2m430で独立。側面端子はHF6mか2m430かを切替可
  • 側面端子にL型コネクタを接続することで垂直にアンテナ取付可
  • ソフトケースとショルダーベルト装着可
  • アンプはドッキングステーション式で配線接続不要。アンプユニットの上にポータブル機を載せるイメージ

など・・・

bookmark_border[717] 八重洲無線サイトリニューアル

日本の八重洲無線のサイトがリニューアルされ、ようやくFTX-1が追加されましたね。

残念ながらマニュアルは「準備中」とのことで、先行公開された英文版の和訳作業中ということでしょうか。ただ現行の英文版にはコントロールヘッドとoptima本体との接続方法に関して記載が無いため、その部分は補強されると思います。

なお、オプションに「サイドキャリーハンドル(MHG-1)」がありますが、これまでのFT-847、FT-900、FT-450、FTDX10、FT-710用などと共通ですね。

購入予約するかどうかですが、50W機で20万円越えということもあり、また初期ロットは品質が安定しないこともあるでしょうから、正直躊躇しています。もっとも今から予約しても初期ロットは割り当てられないとは思いますが・・・

ちなみに米国のサイトもリニューアルされたようです。マニュアル類が追加されていました。

Yaesu USサイトより画像引用)

bookmark_border[716] FTX-1 バッテリー充電方法と充電中の送受信

FTX-1 Fieldには「SBR-52LI」というリチウムイオンバッテリーパックを装着でき、充電は装着状態でもバッテリーパック単体でも可能なようですが、フル充電まで7時間ほどかかるとのことです。急速充電はできないのでしょうか・・・

・FTX-1本体に装着した状態での充電
本体のDC端子(13.8V、5A)またはUSB Type-C端子(USB PD 45W、15V)を使って充電します。

・バッテリーパック単体での充電
USB Type-C端子(USB PD 45W、15V 2A)を使って充電します。
(LED 赤色点灯:充電中、赤色点滅:充電エラー、消灯:充電完了)

【USB PD電源供給時】
SBR-52LI装着:受信可、送信可(送信時には充電停止)
SBR-52LI非装着:受信可、送信不可

【USB PD/DC13.8V双方またはDC13.8Vのみ電源供給時】
SBR-52LI装着:受信可、送信可(送信時には充電停止)
SBR-52LI非装着:受信可、送信可

ところでこれが記載されているのはP.7〜P.8の「Installation and Interconnections」のところなのですが、ここには上記のバッテリーの件とマイク、ヘッドホン、電信キーの接続の仕方しか記載されていません。Interconnectionsと謳うからにはFTX-1とアンプとの接続方法も載せて欲しかったのですが、これは今後の改版に期待ということでしょうか・・・

なおこれも本題から外れますが、マウント器具取付用ネジ穴はFTX-1背面と底面にそれぞれ1/4インチのものが設けられているようです。少なくとも私が所有している八重洲リグのコントロールヘッドのネジ穴はM5で、カメラ用器具を使う際にアダプタが必要だったのが本モデルでは不要となることで、ここでも改良のほどが伺えます。