bookmark_border[725] FTX-1 両アンテナ間でのATAS-120とFC-40の使い分け

FTX-1 Optima(50)にはHF/6m用にアンテナ端子が2つ準備されています。メニュー選択でアンテナを切り替えることができますが、それに連動してATAS-120Aや外部チューナ、内部チューナの制御が自動で切り替わるのか気になったため、米国版のマニュアルを確認しました。

Advance ManualのP.76に、ANT1、ANT2でそれぞれ独立して下記のとおりチューナが選択できるよう説明されています。

  • ANT1:INT/INT(FAST)/EXT/ATAS
  • ANT2:INT/INT(FAST)/EXT/ATAS

ATAS-120Aを接続した側はATASに、またFC-40を接続した側はEXTに設定しておけば良さそうです。

ところで普段使っているFT-991AMには「INT(FAST)」という選択肢は無く私にとって初見なのですが、これは内部チューナを使う際、動作は速くなるが同調精度は若干落ちる機能とのことです。チューナにその様な速度が要求される場面に遭遇したことが無いため目的がイメージし難いですが、FT-710にはあるようですね。

bookmark_border[724] QSL Worldへの対応

今年3月くらいから「”Call Sign” via QSL World」や「”Call Sign” using QSL World」という表題のメールが届くようになりました。メール記録を見ますと4月初旬に表題が「via」から「using」に替わっています。 QSL WorldはいわゆるQSL Bureauではないからということでしょうか。

メールにはQSLカードの画像が表示され、本文にContact Detailsとして私の氏名と住所(市まで)が記載されています。 下記Copilot情報のとおり、QRZ.comに掲載された情報を引用しているようです。

個人情報とは言え公開されていますので法的には問題無いのかも知れませんが、いきなりプッシュで届くメールに自分の個人情報が表示されるという状況に関し、個人的には少々違和感があります。QRZ.comのプライバシーポリシーは改めて確認が必要かも知れません。

なお、私はログファイルをeQSL.cc、Club Log、LoTW、QRZ.comにアップロードしており、それらに対してこれまで特に違和感を覚えたことはありません。

QSL Worldへの対応については、メールの下の方に「If you no longer wish to receive emails from this platform, you can unsubscribe here.」と記載されリンクが張られているものの、一切受信しないのも相手局に失礼と考え、そのまま受信できる状態にはしておきたいと思っています。ただ自分からログファイルを上げることは無いと思います。

(以下、QSL Worldに関するCopilotからの情報を転載)

QSL Worldは、アマチュア無線のQSLカード(交信証明書)を電子化して提供するオンラインサービスです。このサービスは、紙のQSLカードをデジタル化し、メールで送受信できるようにすることで、従来の郵送による交換を簡素化することを目的としています。

QSL Worldの特徴:

  • 電子QSLカードの送受信: 交信相手にQSLカードをメールで送ることが可能
  • QRZ.comとの連携: QRZ.comに登録されているコールサイン情報を利用して、交信相手の所在地やメールアドレスを取得
  • アルバム機能: 受信したQSLカードをデジタルアルバムとして保存・閲覧できる
  • デザイン機能: QSLカードのデザインを作成できるが、フォーマットの自由度は限定的

ただし、QSL Worldにはいくつかの懸念点も指摘されています。例えば、QRZ.comの公開メールアドレスを利用して無差別にQSLカードを送信するため、スパムとみなされるケースがあることや、プライバシーの問題が議論されています。

このサービスは2023年から2024年にかけて本格運用が始まった比較的新しいプラットフォームであり、今後の改善が期待されています。興味があれば、公式サイトや関連フォーラムで最新情報をチェックしてみてください!

 

bookmark_border[723] アマチュア無線の世界における行動規範とは

近年、各企業において自社の価値観や倫理観に沿った行動規範を定め、企業文化の改革に乗り出すケースが数多く見受けられます。

過去は、企業の存在意義は利益追求型で利己的、排他的なものが多かったように思いますが、今では他社との協業や補完により共に社会価値を向上させていくことで、自社の価値も向上しひいては業績につながっていくという考えに移行していると感じます。

翻ってアマチュア無線は、趣味の世界とは言え大勢の人たちの共同体でもありますので、一定程度の寛容とリスペクトの気持ちをもって行動することが求められると思っています。

そこでARRLが制定している行動規範「The Radio Amateur’s Code」を読んでみました。国は違うものの行動規範としての本質は同じかと思いますが、自身を振り返って反省すべき点が多々あると改めて感じた次第です。

(以下ARRLサイトより引用)

The Radio Amateur’s Code

The Radio Amateur is

CONSIDERATE…The radio amateur never knowingly operates in such a way as to lessen the pleasure of others.

LOYAL…The radio amateur offers loyalty, encouragement and support to other amateurs, local clubs, the IARU Radio Society in their country, through which Amateur Radio in their country is represented nationally and internationally.

PROGRESSIVE…The radio amateur keeps their station up to date. It is well-built and efficient. Their operating practice is above reproach.

FRIENDLY…The radio amateur operates slowly and patiently when requested; offers friendly advice and counsel to beginners; kind assistance, cooperation and consideration for the interests of others. These are the marks of the amateur spirit.

BALANCED…Radio is a hobby, never interfering with duties owed to family, job, school or community.

PATRIOTIC…The radio amateur’s station and skills are always ready for service to country and community.

– adapted from the original Amateur’s Code, written by Paul M. Segal, W9EEA, in 1928

(以下、Google翻訳したもの)

アマチュア無線の規範

アマチュア無線とは

思いやり…アマチュア無線家は、故意に他人の喜びを損なうような運用を決して行いません。

忠誠…アマチュア無線家は、他のアマチュア無線家、地元のクラブ、そして自国のIARU無線協会に忠誠を尽くし、励まし、支援します。これらの団体を通して、自国のアマチュア無線家は国内外で代表されます。

進歩的…アマチュア無線家は、自局を常に最新の状態に保ちます。しっかりと構築され、効率的です。運用方法は非の打ち所がありません。

友好的…アマチュア無線家は、要請があればゆっくりと辛抱強く運用します。初心者には親切な助言やアドバイスを提供し、親切な援助、協力、そして他人の利益への配慮を示します。これらはアマチュア精神の証です。

バランスの取れた…無線は趣味であり、家族、仕事、学校、地域社会への義務を決して妨げてはなりません。

愛国心…アマチュア無線家の局と技術は、常に国と地域社会への貢献に備えます。

bookmark_border[722] FTX-1 FWアップデート

八重洲の米国サイト(Yaesu.com)がリニューアルされたようです。

「Amateur Radio」→「HF Transceivers/Amplifiers」→「FTX-1 Series」を辿って行くと「Updates」のタブがあって、そこにFWアップデート(5/28付)の情報とファイルなどが上がっていました。変更内容は「Improved operation problems.」とだけ記載されていて、詳細は開示されていません。

米国のFTX-1関連動画をみると操作面での不具合が顕在化しているようで、先日のDayton Hamventionのタイミングでの米国発売にはアップデートは間に合わなかったのかも知れません。

来月日本で発売する際には、今回のアップデート+αの改善を期待します。

bookmark_border[721] QSLカード

今月は「FTX-1」のことで頭が一杯で、先月末にQSLカードを受領していたことをすっかり失念していました。私は自分から積極的に紙カードは出さないのですが、お送りいただいた場合には、記念局を除いて必ず紙カードを発行するようにしています。

改めてカードを確認すると、最新のものが昨年5月交信分ですのでJARL QSLビューローでの配送事情は多少は改善されたかなと思いつつ、私の方で1ヶ月も止めてしまっていたため、交信後すぐにカードを発行していただいた局長さんには申し訳無い気持ちです。先月受領した分は昨日発送を終えましたのであと1年ほど時間がかかるかと思いますが、お待ちいただけると幸いです。

また今回はフィンランドからのカードも含まれていました。2021年11月交信分のものです。こちらからのカードがいつ相手方に届くのか心配になりますが、国内向けと同じ位の期間で届くケースもありますので、それほど遅くならないのかも知れません。