bookmark_border[673] 子供の科学

先週末に「子供の科学」10月号が発売されたそうです。今回は創刊99周年記念企画ということですが、無線関係の記事は掲載されていないようで残念です。

(誠文堂新光社のサイトより画像引用)

久しぶりに見る表紙がとてもカラフルなのに驚きました。でも「子供の科学」の字体が昔のままなのが良いですね。また未来志向というコンセプトもブレていないようです。来年は創刊100周年ですので、次こそは無線関係の記事を載せて欲しいものですが、「未来志向」には反してしまうのでしょうか・・・

私の少年時代は、学研の「科学・学習」と共に、この「子供の科学」が毎月の楽しみでした。折込みの紙ヒコーキで遊んだり、記事を見ながらラジオを組み立てたり、また巻末の科学教材社の広告も食い入るように眺めていました。当時、科学教材社は神田にあり、向かいが誠文堂新光社だったと記憶しています。この店には何度か行きました。狭い店の中には模型やラジオキットなどが積み上げられていて、私にとってはまるで宝石箱のようでした。科学教材社と言えば「0-V-2」を連想しますが、なぜか単球ラジオや5球スーパーのキットを買っていました。また、同社発行によるカタログ広告誌「工作ガイドブック」もワクワク感に溢れていましたね。

歳を重ねるにつれ「ワクワク感」の対象は変わってきてはいますが、いつまでもこの感覚は持ち続けていたいと思います。

 

bookmark_border[308] 趣味の話

今日は、私の無線以外の趣味全般について紹介したいと思います。

子供のころからクルマ、鉄道、飛行機、船など「乗り物」にもとても興味があり、それもただ見たり乗ったりするだけでなく運転(操縦)してみたいと思っていました。そのため、鉄道模型(Oゲージ)、ラジコン戦車、Uコン飛行機などの模型をコントロールすることで、子供ながらに欲求を満たしていたのだと思います。

18歳になるとすぐにクルマの免許を取得し、自分が好きなようにクルマを運転できることが嬉しくて乗り回していました。

列車の運転や飛行機の操縦はできないので、その代わりにシミュレーションゲームに没頭した時期もありましたが、バーチャルでありながらクリアするのに結構時間がかかるということもあって、次第に飽きてしまいました。

船は20年ほど前に小型船舶免許を取り、22フィート(全長7メータ弱)のプレジャーボートを購入して週末になると乗っていました。釣りはやらず、家族とワンコを連れての船中泊、マリーナステイ、東京湾クルーズがメインで、波が穏やかな日はスピードをあまり気にせずに操縦できたため、クルマとはまた違った解放感や爽快感を味わうことができました。

もっとも維持費や燃料代で経済的負担が大きいことと、非日常が日常化してしまうとやはり「面倒」「飽き」が先立ってしまい、結局1年半ほどしか続きませんでした。

その後免許制度が変わり、アマチュア無線同様に小型船舶も上級免許の取得が楽になったため1級を取りましたが、これまで大型(?)の小型船舶の操縦の機会はありません。ボートを手放した後もたまにレンタルボートを借りて操縦感覚を保つようにしていましたが、この数年は乗っていないですね。私は着岸が苦手で、特に風のある日や川で流れがある場所の桟橋への着岸が難しいです。この歳になるともう無理かも知れません。

ボートの後は、更なる非日常を求めてキャンピングカーにも手を出しました。これはワンコ連れの旅行に最適です。

このように、私の趣味が家族との楽しい時間を過ごすことにつながって良い思い出を作ることができました。

bookmark_border[42] 無線との関わり

懐古的な内容になってしまいますが、私の無線との関わりは小学校時代に遡ります。

電波を発信する機器(=送信機)との付き合いとしては、おもちゃのトランシーバー(学研ラジホーン)で遊んだのを皮切りに、ラジコン戦車を作って走らせたりしたことがありました。当時、ラジコンには簡易型の「シングル方式」というのがあり、これは送信機のボタンを押していくとサーボモータが動いて、前進、右、左、停止、後進など、順序は忘れましたが順番に切り替わっていくものでした。

ヒノデ製のラジコン装置で、水色の送信機の筐体には電源用のスライドスイッチとコントロール用の赤い押しボタンスイッチがついていました。送信機と受信機、サーボモータがセットになって価格は1万円ほどだったと記憶しています。

また、ヒノデのシングル方式の送信機は2種類あって私が使っていたのは安い方ですが、高い方はシングル方式ながらも高級感があり金属筐体にメーターがついていたように思います。本当はこちらの方が欲しかったのですが言い出せませんでした。変なところで親に遠慮したのかも知れません。

ラジコン装置を搭載する戦車はタミヤ製 1/25スケールの「パンサー」でドイツの代表的な戦車です。キャタピラはプラスチックながら1つずつ連結していくもので、プラモデルの組み立て、塗装、ラジコン操作など様々なポイントから楽しむことができ、50年経った今でも鮮明に記憶に残っています。

この様なことを書いていると、ますます当時の記憶が蘇ってきます。無線とは全く関係ありませんが、Uコン飛行機に興味を向けたこともありました。

エンジンはビギナー向けのFUJI 099です。騒音対策としてサイレンサーを付けましたが、エンジン本体の両側に開いている四角い排気口に外側からバネの力で挟み込むもので、ENYAの丸っこいマフラー然としたものとは違い、子供心にデザイン性に難を感じたものです。とりあえず手作りの木製マウントにエンジンを固定してプロペラを付け、燃料タンクにグロー燃料を入れ、スロットルを少し開けて空回ししたのちグロープラグに2Vの小型鉛蓄電池をつなげて力を込めてプロペラを指で回してエンジンを始動する・・・などをやっていました。
飛行機本体も作ったのですが、実際にエンジンを搭載してワイヤを付けて飛ばした記憶がありません。模型屋でENYAのエンジンを眺めているうちにFUJIが見劣りし、徐々に興味が薄れていったのかも知れません。今でもFUJIやENYAのエンジンは売られているのでしょうか?