bookmark_border[717] 八重洲無線サイトリニューアル

日本の八重洲無線のサイトがリニューアルされ、ようやくFTX-1が追加されましたね。

残念ながらマニュアルは「準備中」とのことで、先行公開された英文版の和訳作業中ということでしょうか。ただ現行の英文版にはコントロールヘッドとoptima本体との接続方法に関して記載が無いため、その部分は補強されると思います。

なお、オプションに「サイドキャリーハンドル(MHG-1)」がありますが、これまでのFT-847、FT-900、FT-450、FTDX10、FT-710用などと共通ですね。

購入予約するかどうかですが、50W機で20万円越えということもあり、また初期ロットは品質が安定しないこともあるでしょうから、正直躊躇しています。もっとも今から予約しても初期ロットは割り当てられないとは思いますが・・・

ちなみに米国のサイトもリニューアルされたようです。マニュアル類が追加されていました。

Yaesu USサイトより画像引用)

bookmark_border[716] FTX-1 バッテリー充電方法と充電中の送受信

FTX-1 Fieldには「SBR-52LI」というリチウムイオンバッテリーパックを装着でき、充電は装着状態でもバッテリーパック単体でも可能なようですが、フル充電まで7時間ほどかかるとのことです。急速充電はできないのでしょうか・・・

・FTX-1本体に装着した状態での充電
本体のDC端子(13.8V、5A)またはUSB Type-C端子(USB PD 45W、15V)を使って充電します。

・バッテリーパック単体での充電
USB Type-C端子(USB PD 45W、15V 2A)を使って充電します。
(LED 赤色点灯:充電中、赤色点滅:充電エラー、消灯:充電完了)

【USB PD電源供給時】
SBR-52LI装着:受信可、送信可(送信時には充電停止)
SBR-52LI非装着:受信可、送信不可

【USB PD/DC13.8V双方またはDC13.8Vのみ電源供給時】
SBR-52LI装着:受信可、送信可(送信時には充電停止)
SBR-52LI非装着:受信可、送信可

ところでこれが記載されているのはP.7〜P.8の「Installation and Interconnections」のところなのですが、ここには上記のバッテリーの件とマイク、ヘッドホン、電信キーの接続の仕方しか記載されていません。Interconnectionsと謳うからにはFTX-1とアンプとの接続方法も載せて欲しかったのですが、これは今後の改版に期待ということでしょうか・・・

なおこれも本題から外れますが、マウント器具取付用ネジ穴はFTX-1背面と底面にそれぞれ1/4インチのものが設けられているようです。少なくとも私が所有している八重洲リグのコントロールヘッドのネジ穴はM5で、カメラ用器具を使う際にアダプタが必要だったのが本モデルでは不要となることで、ここでも改良のほどが伺えます。

bookmark_border[715] FTX-1におけるFC-40/ATAS-120Aの使用可否

八重洲無線の米国サイトにFTX-1シリーズのカタログと取扱説明書のPDFファイルが掲載されていましたので、気になっていたFC-40とATAS-120Aの使用可能性について確認しました。FTX-1紹介ページの「Files」タブをクリックするとファイルにリンクが張られたページに移行します。

取扱説明書のP.74~P.75に「FC-40」、P.76~P.77に「ATAS-120A」について記載されていました。

これによると、FC-40はFTX-1 Field単体には使用することができず、optima(日本向けバージョンではoptima-50とDXに対応すると思います。)に接続して使用することになるようです。またATAS-120Aは、FTX-1 Field単体で使用することができるものの、バッテリパックではなく外部電源での運用が必要とのことです。optimaでも使用可能です。

取り急ぎ、気になっていた点を確認したのですが一安心です。今後、他の部分を読み進め、本機に関して理解を深めていきたいと思います。

bookmark_border[714] FCC

八重洲無線から「FTX-1F」が発売される日はいつなのか待ち遠しい日々が続いており、たまにFCCのサイトで米国での認証状況を確認しています。以下、FCCサイト(Federal Communications Commission | The United States of America)からの画像引用です。

ここで「Database」をクリックすると検索リストが表示されます。

「Equipment Authorization Search」をクリックすると、

このように検索キーやワードを入力する画面になりますので、「Applicant Name」にYaesu、また「Final Action Date Range (mm/dd/yyyy)」に開始日(例えば01/01/2025)と終了日(例えば04/16/2025)を入力し、下の方にある「Start Search」ボタンをクリックすると、次のような検索結果が表示されます。

「Detail」をクリックすると、ドキュメントの一覧が表示されます。

内容を見ますと、これはFTM-510Dの米国版のようですね。

残念ながらFTX-1Fはまだ登録されていません。日本の技適の方が早いかも知れませんし、そもそも発売情報はネットを見るのが効率的とも思うのですが、どうしてもFCCが気になってしまいます。

 

bookmark_border[713] 八重洲 2m/430モービル機TRXユニット共通化の動き?

昨年末に八重洲無線からFTM-150ASPシリーズが発売され、新たに搭載されたASP(Audio Digital Signal Processing Unit)が特長となっているようですが、現時点で八重洲無線の製品情報サイトには掲載されておらず、どのような戦略をもって本製品を発売したのか不明確に感じています。

最近の八重洲機はAESSなどオーディオ品質の向上を狙ったものが目立ちFTM-150ASPもそれに沿ったものとは思いますが、新たなASP機能のフィールド評価とフィードバックによる機能改善という目的もあるのでしょうか。

また本製品のTRXユニットの詳細は分からないのですが、写真で見る限り外観は現行のFTM-500Dなどのユニットと変わらないようです。内容としてはASPが追加されその他VE等を図ったものになっているのではないでしょうか。C4FMはFW/SWで生かしたり殺したりできるでしょうし、またコントロールヘッドとのI/Fも変える理由が無いため、今後の2m/430モービル機には共通にこのTRXユニットが使われるのではないかと想像します。

そうすると、FTM-500DはFTM-550D ASPに替わるのでしょうか・・・