bookmark_border[729] FTX-1のポジション

八重洲無線のサイトに本機の日本語マニュアルが公開され、また技適番号も掲載されましたね。

(「技術基準適合証明機種の申請について」より引用)

optima-50の場合は二つの番号を同時に届け出る必要があるようです。一方、初めにField(FTX-1F)だけを購入し、あとで50Wアンプ(FTX-1M?)を追加する場合も段階を踏んで二つの番号を届け出ることになりますので、結果的にそれと同じですね。

このリストの並びでは、FTX-1はFT-991Aの後継機種のように見えます。実際、普段はフィールドヘッドとアンプとを合体させて使うのがまとまりが良いように感じますし、米国の動画を見てもフィールドヘッドを外に持ち出して運用するのは中々大変そうです。

そのため個人的には以下のイメージを持っています。

  • FT-991AM後継:+性能/機能、+セパレート
  • FT-710M派生:+2m/430、ー性能/機能(?)、+セパレート

仮に私がFTX-1を購入するのであれば、現在使っているFT-991AMのリプレースとしてシャックで使うことになると思いますので、数多く準備されているField用のオプション類は当面は必要無いかなと思っています。また、ビギナーの方はField単体から入って徐々にオプションを導入していき、資格に応じて50Wアンプを追加するなどのステップアップが可能ですので、楽しみや夢が広がっていくのではないでしょうか。

昨日、無事に出荷開始されたのかどうかは分かりませんが、品質問題が生じないことを祈りたいと思います。

 

bookmark_border[728] FTX-1 延長ケーブル

明日7/8(火)から、日本国内向けにFTX-1が出荷されるとのネット記事が出ていましたが、併せて8月には延長ケーブルが発売されるようです。

延長ケーブルについては、米国の動画など観ていてもユーザから強い要望が出ていたようですので、八重洲無線もそれに応えた形になり良かったと思います。技適認証の関係で延長ケーブルの使用可否が気になっていましたが、純正品だと安心して使うことができますね。

米国で先行販売されユーザさん達の厳しいフィールド評価を経て、短期間のうちにFWアップデートや延長ケーブル追加などにフィードバックする八重洲さんのご苦労はさぞかし大変なものだったと想像します。

私も昔、アマチュア無線機ではありませんが民需向けの無線機の設計業務に携わっていたことがあり、商用機の量産開始直前の時期はストレスフルな日々を送っていたことを思い出します。認証を取るためのチャンピオンセットは手作りで何とか仕上げることができるのですが、いざ量産となると想定通りに性能が出ないこともあり、仕方なくジャンパ線やGND強化のための銅テープを追加するなど、納期を守るために生産性を落とさざるを得ない手当てをしたこともありました。ソフトウェアについては、当時ようやくOTA(Over The Air)で書き換えができるようになって、出荷前のROM書き換えの手間が軽減されたことは画期的な出来事だったと記憶しています。

FTX-1にハードウェア起因の問題や製造上の問題があるとすると、それらは今後徐々にこなれていくでしょうが、その間も技術者の方々のご苦労は続くものと思います。

bookmark_border[727] CQオームさんアップデート?

先日、久しぶりにCQオームさんの通販サイトで商品を購入し箱を開けてみたところ・・・いつもと同じく丁寧な梱包だったのですが、以前と何かが変わっているのに気付きました。

以前は緩衝材にカラフルなスポーツ紙や中京圏の新聞・広告紙が使われていたのに対し、今回は「日本経済新聞」でした。CQオームさんに何があったのか、何かアップデートされたのか、今回はたまたま新聞紙の供給元が替わっただけなのか真相は知る由もありませんが、(悪い意味ではなく)少し違和感を覚えた出来事でした。

次回の注文はいつになるか分かりませんが、どうなっているか楽しみです。

 

bookmark_border[726] LoTWアップグレード

ARRLからLoTWのモダナイゼーションに関するメールを受領しました。

従来のシステムをサーバベースからクラウドベースに完全移行するようで、その作業のためLoTWは6月27日から7月2日まで利用できないとのことです。

なお、メールには寄付のお願いも記されていました。ARRL会員以外の人には$20以上の寄付を希望するとのことです。寄付については、今回のシステム移行のためという訳ではないと思いますが、このように世界中のアマチュア無線家のためにサービスの運用や改善を行っていただいており、私もその恩恵に預かっていますので前向きに考えたいと思います。

ちなみに改めてDXCCの状況を確認したところ「97」でした。あと少しでDXCC100達成なのですが、足踏み状態が続いています。

bookmark_border[725] FTX-1 両アンテナ間でのATAS-120とFC-40の使い分け

FTX-1 Optima(50)にはHF/6m用にアンテナ端子が2つ準備されています。メニュー選択でアンテナを切り替えることができますが、それに連動してATAS-120Aや外部チューナ、内部チューナの制御が自動で切り替わるのか気になったため、米国版のマニュアルを確認しました。

Advance ManualのP.76に、ANT1、ANT2でそれぞれ独立して下記のとおりチューナが選択できるよう説明されています。

  • ANT1:INT/INT(FAST)/EXT/ATAS
  • ANT2:INT/INT(FAST)/EXT/ATAS

ATAS-120Aを接続した側はATASに、またFC-40を接続した側はEXTに設定しておけば良さそうです。

ところで普段使っているFT-991AMには「INT(FAST)」という選択肢は無く私にとって初見なのですが、これは内部チューナを使う際、動作は速くなるが同調精度は若干落ちる機能とのことです。チューナにその様な速度が要求される場面に遭遇したことが無いため目的がイメージし難いですが、FT-710にはあるようですね。