bookmark_border[723] アマチュア無線の世界における行動規範とは

近年、各企業において自社の価値観や倫理観に沿った行動規範を定め、企業文化の改革に乗り出すケースが数多く見受けられます。

過去は、企業の存在意義は利益追求型で利己的、排他的なものが多かったように思いますが、今では他社との協業や補完により共に社会価値を向上させていくことで、自社の価値も向上しひいては業績につながっていくという考えに移行していると感じます。

翻ってアマチュア無線は、趣味の世界とは言え大勢の人たちの共同体でもありますので、一定程度の寛容とリスペクトの気持ちをもって行動することが求められると思っています。

そこでARRLが制定している行動規範「The Radio Amateur’s Code」を読んでみました。国は違うものの行動規範としての本質は同じかと思いますが、自身を振り返って反省すべき点が多々あると改めて感じた次第です。

(以下ARRLサイトより引用)

The Radio Amateur’s Code

The Radio Amateur is

CONSIDERATE…The radio amateur never knowingly operates in such a way as to lessen the pleasure of others.

LOYAL…The radio amateur offers loyalty, encouragement and support to other amateurs, local clubs, the IARU Radio Society in their country, through which Amateur Radio in their country is represented nationally and internationally.

PROGRESSIVE…The radio amateur keeps their station up to date. It is well-built and efficient. Their operating practice is above reproach.

FRIENDLY…The radio amateur operates slowly and patiently when requested; offers friendly advice and counsel to beginners; kind assistance, cooperation and consideration for the interests of others. These are the marks of the amateur spirit.

BALANCED…Radio is a hobby, never interfering with duties owed to family, job, school or community.

PATRIOTIC…The radio amateur’s station and skills are always ready for service to country and community.

– adapted from the original Amateur’s Code, written by Paul M. Segal, W9EEA, in 1928

(以下、Google翻訳したもの)

アマチュア無線の規範

アマチュア無線とは

思いやり…アマチュア無線家は、故意に他人の喜びを損なうような運用を決して行いません。

忠誠…アマチュア無線家は、他のアマチュア無線家、地元のクラブ、そして自国のIARU無線協会に忠誠を尽くし、励まし、支援します。これらの団体を通して、自国のアマチュア無線家は国内外で代表されます。

進歩的…アマチュア無線家は、自局を常に最新の状態に保ちます。しっかりと構築され、効率的です。運用方法は非の打ち所がありません。

友好的…アマチュア無線家は、要請があればゆっくりと辛抱強く運用します。初心者には親切な助言やアドバイスを提供し、親切な援助、協力、そして他人の利益への配慮を示します。これらはアマチュア精神の証です。

バランスの取れた…無線は趣味であり、家族、仕事、学校、地域社会への義務を決して妨げてはなりません。

愛国心…アマチュア無線家の局と技術は、常に国と地域社会への貢献に備えます。

bookmark_border[722] FTX-1 FWアップデート

八重洲の米国サイト(Yaesu.com)がリニューアルされたようです。

「Amateur Radio」→「HF Transceivers/Amplifiers」→「FTX-1 Series」を辿って行くと「Updates」のタブがあって、そこにFWアップデート(5/28付)の情報とファイルなどが上がっていました。変更内容は「Improved operation problems.」とだけ記載されていて、詳細は開示されていません。

米国のFTX-1関連動画をみると操作面での不具合が顕在化しているようで、先日のDayton Hamventionのタイミングでの米国発売にはアップデートは間に合わなかったのかも知れません。

来月日本で発売する際には、今回のアップデート+αの改善を期待します。

bookmark_border[721] QSLカード

今月は「FTX-1」のことで頭が一杯で、先月末にQSLカードを受領していたことをすっかり失念していました。私は自分から積極的に紙カードは出さないのですが、お送りいただいた場合には、記念局を除いて必ず紙カードを発行するようにしています。

改めてカードを確認すると、最新のものが昨年5月交信分ですのでJARL QSLビューローでの配送事情は多少は改善されたかなと思いつつ、私の方で1ヶ月も止めてしまっていたため、交信後すぐにカードを発行していただいた局長さんには申し訳無い気持ちです。先月受領した分は昨日発送を終えましたのであと1年ほど時間がかかるかと思いますが、お待ちいただけると幸いです。

また今回はフィンランドからのカードも含まれていました。2021年11月交信分のものです。こちらからのカードがいつ相手方に届くのか心配になりますが、国内向けと同じ位の期間で届くケースもありますので、それほど遅くならないのかも知れません。

bookmark_border[720] FTX-1妄想

FTX-1ヘッド(それ自体が無線機ですのでコントロールヘッドではなく「フィールドヘッド」と称している様です。)とアンプ本体との距離を離して接続し、運用するにはどうすれば良いかを考えています。なおユニット間にはRF信号が通るため、場合によっては技適認証から外れてしまうおそれがあることや、そもそも購入を決心していない状態ですのであくまでも妄想の段階です。

マニュアルを見るとFTX-1ヘッドの背面には以下の6つの端子があります。

  1. ANT(HF/50MHz):BNC-J
  2. ANT(144/430MHz):BNC-J
  3. GND:ネジ
  4. DC13.8V:詳細は不明ですが標準のものと思われます
  5. EXT SPKR:2極の3.5㎜ジャック
  6. TUNER/LINEAR:10ピン MiniDINジャックと思われます

「6. TUNER/LINEAR」の10ピン MiniDINはAV系に使われているようで、以前FC-40接続ケーブルの延長用にと探した8ピン MiniDINケーブルと違って延長ケーブルの入手性はそれほど悪くなさそうです。デジタル信号が通りますのでシールドは検討が必要そうですが・・・ またRF(50Ω)の延長は途中にBNC J-J変換コネクタを入れれば問題無いですね。パッチンコアは付けた方が良いかも知れません。

ということで、全て市販品で対応できそうですので技術的ハードルは低いのですが、法令上そのような使い方が許されるのかは実行前に確認が必要と考えます。

bookmark_border[719] FTX-1 ANT1/ANT2の使い方

今更ながら、FTX-1 Optima背面に3つのM型端子が付いていることに気付きました。

Yaesu USサイト掲載のOperation Manualより画像引用)

①(144/430)と⑤(HF/50)で分かれているのは良いのですが、⑤にはANT1とANT2の2つの端子があります。この使い方ですが、Advance ManualのP.76に掲載されていました。

それによると、まずANT1を使うかANT2を使うかを選択し、ANT2を選択した場合は、ANT1/ANT2間で以下の運用ができるようです。

Yaesu USサイト掲載のAdvance Manualより画像引用)

これら2つのアンテナをどう使い分けるのか、この様な運用の知識が乏しいのでこれから勉強しようと思います。