bookmark_border[302] 船印帳

無線の話題から外れてしまいますが、先日フェリーに乗船する機会があり船内の売店で「船印帳」を購入しました。

これは御朱印帳のようなもので、乗船した証としてその船固有の印影を集めることができます。

今年4月に「御船印めぐりプロジェクト」というプロジェクトが発足し、現在の参加社は56社とのことです。

御朱印と違うのは、乗船時にその場で書いていただけるのではなく、予め印影が印刷された紙を船内またはターミナルの売店で購入し、それを自分で船印帳に貼り付けていくという形になります。

乗船日は船側で記入したり自分で記入したり、両方のケースがあるようです。おそらく短距離や小型の船の場合は後者かなと推察します。

「御船印マスター」というアワードもあって、20社乗船で「一等航海士」、40社乗船で「船長」という称号が与えられます。同じ会社の複数の船に乗船してもそれは1社分としてしかカウントされません。

私もまだ始めたばかりで、船印の紙をどういう風に船印帳に貼るか少し悩んでいるところです。普通の糊だとシワになりそうですし、両面テープだと嵩張りそうで、今のところテープ式の糊が第一候補です。また、日時以外にも航路や客室の情報なども記録しておきたいと思いますので、右ページには船印を貼り、左ページには画像や各種情報を写真シートに印刷したものを貼ることをイメージしています。

まあ船はそんなに頻繁に乗るものでもないですし、船印を集める目的で乗船することもないと思いますので、あくまで「記念スタンプ+乗船記録+α」のような感じで集めていきたいと思っています。

bookmark_border[301] 久々の2m

久しぶりに2m FT8に出たところ秋田市のOM局に取っていただきました。

信号は意外に強く、スムーズにQSOすることができました。秋田は、アンテナを設置しているベランダとは反対方向なのですが、斜向かいにビルが建っているため、それに反射して届いたものと思われます。

2mでは、普段は関東エリアと東海エリアの一部、甲信越エリアの一部にしか届きませんが、たまに遠くの局とコンタクトできると嬉しくなります。もっとも相手局のアンテナ設備に大いに助けられているからこそですので感謝です。

bookmark_border[300] 無線運用復帰

この一週間ほど、所用のため無線の運用ができない日々が続きました。

そのため最近のコンディションが気になってPSK Reporterで日曜日から月曜日の状況を見てみると、2mでは米国、ロシア、中国が開けていて、米国とはQ65でつながっていたようです。

当局のアンテナ環境では2mでのDXは無理なため羨ましい限りですが、何とか「JD1」局と2mでQSOできることを願って、今週は少しアクティブに出てみようと思っています。

ところでFT3D用にと購入したSRH770アンテナを本体と一緒に収納するためのケースを探そうと思い、試しに今使っている100円ポーチにアンテナを入れてみたところ何と見事に収まりました。そもそもサイズ的にあきらめていたのですが、ポーチの素材が伸縮性のあるものだったため、底の部分にピッタリと収まってしまいました。FT3D本体、ACアダプタ、USB充電ケーブル、PCケーブルも、うまく一緒に収納することができましたので、持ち運び用ケースの件はこれで解決です。

bookmark_border[299] IF

中間周波数(IF)として昔からよく使われている455Hzや10.7MHzの意味をネットで調べました。イメージ周波数が他の通信に使われないIFを選択するのが基本です。

Wikipediaによると・・・

①1947年にアトランティックシティで開催された国際電気通信連合会議で、中波の放送周波数が535 – 1605kHzに割り当てられた。同年、日本政府はGHQの勧告により再生検波受信機の製造販売を禁止したため、メーカーはスーパーヘテロダイン方式のラジオを製造しなければならなくなった。

②日本は1949年に国際電気通信連合に加盟したため、国際電気通信連合の定めた中波の放送周波数で中波放送を行わなければならなくなった。

③この一連の動きの中で1950年7月28日、JISで、AM放送受信機の中間周波数は455kHz、FM放送受信機の中間周波数は10.7MHzと規定された(JIS C 6004『放送聴取用受信機中間周波数』)。このJISが制定されると、各メーカーは中間周波数に455kHzを採用するようになった。

とのことです。

またブログ記事によると・・・

・455KHz
①IFが高すぎると選択度が低下、低すぎるとイメージ悪化につながる
②RF増幅段がないと局発から漏れるためローカル周波数やその逓倍周波数が放送帯その他通信帯に被らないこと
③490kHz~510kHzは遭難通信用周波数。帯域を考えると480kHzあたりから上は使えない
④410kHz±3.5kHzは船舶の航行用方向探査用信号の周波数
⑤500kHzと410kHzの中間が455KHz
⑥最近のAMラジオは中間周波数450kHzの物がほとんど。これはPLLを組む時に都合が良いから

・10.7MHz
①多くの国ではFM放送周波数は88~108MHz。中間周波数を10MHz以上にするとイメージ周波数がバンド外に出る
②周波数が高すぎるとフィルタが作りにくくなりFM検波器の感度が下がってしまう
③±150kHzの帯域が必要で、高い周波数にするとクリスタルフィルタ等の高いものしか使えない
④10MHz~11.5MHzには、船舶通信も放送バンドも存在しなかった
⑤その中間が10.7MHz

ちなみにダブルスーパーでは1st IFが21.4MHz、2nd IFが455KHzというのがポピュラーですね。

昔、30年ほど前に仕事で小型の受信回路設計をしていたとき、同じチームの人がRFのSAWフィルタ、1st IFのクリスタルフィルタ、2nd IFのセラミックフィルタ全てにSMDを使っていたのを思い出しました。当時としては画期的だったと思います。

bookmark_border[298] RF

9R59Dの回路図を見始めて真空管高周波回路設計の参考書を探してみましたが、今や「高周波」というとミリ波が主流で、MF/HFなどは遠い過去のものになったしまった感があります。

大学の授業などで使う専門書や、アマチュア向けであっても古本であれば真空管RF関係のものは出回っているようですが、今更という気持ちもありますのでネット記事やブログなどで情報を得たいと思います。

また回路シミュレータソフトでもいじってみようかとも思いましたが、そもそも真空管回路では配線の引き回しや部品の大きさ、リードの長さなどの影響もあり集中定数だけではシミュレーションできず、真空管のパラメータもAFアンプ用以外は揃っていなさそうなのでこれも諦めました。

実機を入手するのもリスクが大きく測定器も必要ですので、真空管RF回路のお勉強は当面お預けです。