bookmark_border[420] UHFコネクタ購入

先日はMLAについて書きましたが、あまり色々な方面に手を広げてもどうか・・・という自制心も働き、またHFJ-350MやCDP-106が部屋で眠っているという状況を踏まえ、何とかこれらを活用できないものかと、唐突ではありますがUHFコネクタ(レセプタクル)を2ケ購入しました。

何に使うのかというと、まだ具体的な完成形のイメージは無いのですが、このコネクタをCDP-106に取り付ければホイップアンテナ2本でダイポールアンテナが構成できるのではないかという安易な考えによるものです。ただ、そもそもダイポールは当局の居住環境には適していないことはわかっているのですが・・・

CDP106のコネクタ用基台は、この様にM型コネクタ(UHFコネクタ)も付けられるユニバーサルタイプですので、何とかこれを生かしたかったということです。今のバランの位置は据わりが悪いので、もう一段下の穴に付けた方が良いかもしれませんね。

ところでUHFコネクタはインチピッチで、厳密にはミリピッチのM型コネクタとは互換性は無いのですが、国際標準規格のUHFコネクタであれば大量に流通しているため手軽に入手できるメリットがあるようです。

問題はアンテナにきちっと篏合するかどうかですが、試しにHFJ-350Mにつなげてみると特に問題無いことが確認できました。

ただ、エレメントをどうするかという課題は残ります。「CDP-106エレメント」+「HFJ-350M」としてもCDP-106とあまり変わり映えせずバンドも10m/6mのままです。かといってHFJ-350Mをもう一本調達するのも今一つ気乗りしません。

今回は、あまり費用をかけず今後の可能性を検討する材料を準備した、ということで気持ちの整理を付けたいと思います。

bookmark_border[413] RHM12アンテナ発売

第一電波工業さんからRHM12アンテナが発売されましたね。これは広帯域のロッドアンテナでRHM10の後継となります。周波数はRHM10では7~430MHz帯でしたが、RHM12はオプションコイルを追加することで1.8MHz帯、3.5MHz帯にも対応可能です。

正にコメットさんのHFJ-350Mの競合となる商品ですので、関連記事の情報を参考に比較表を作ってみました。

まずエレメントの長さが全然違いますね。RHM10との比較でも1mほど伸びましたので、これを見てもRHM12の方が性能が良いと感じます。

それから気になるのが耐入力です。第一電波工業さんは「FT8はSSB(PEP)耐入力電力の1/5での運用を推奨」することを公表していますので、SSBで120Wとすると単純計算では24Wになります。ただし連続送出を想定したFM/CWでの表記もありそれは40Wとなっていますので、ギリギリ50W運用でも大丈夫なのかなと思います。

他方、HFJ-350Mでは3.5MHz帯は75W(PEP)ということでその1/5は15Wです。そのためFT8での50W運用は難しいと推察します。

また調整方法は一長一短あるかと思いますが、HFJ-350Mはバンド切替用のショートプラグを差し替えたうえでロッド長の調整が必要なのに対し、RHM12の方は根元で連続的に調整することで、基本的にはロッド長での調整は不要(?)な分、RHM12の方が運用し易いと思います。それからHFJ-350Mの方は、ベランダから外側に出して使う場合、ショートプラグが外れて落下してしまわないかという心配もありますね。

これらを総合的に考えると、性能面・運用面ではRHM12の方が良さそうですが、肝心の価格はHFJ-350Mの倍です。互いに商品コンセプトが異なり、用途と懐事情を考えて選択できますので、この様に選択肢が増えるのは有難いことです。各メーカーさんのご努力には頭が下がります。

bookmark_border[334] アンテナの耐入力

当局は移動局として免許を受けており送信出力は最大50Wのため、これまでアンテナ耐入力についてはさほど気にしていなかったのですが、「FT8の耐入力はSSBの1/5」というネット記事に触れ、改めて当局が使っているHF用アンテナの耐入力を確認しました。

まずはアンテナカタログの記載内容です。第一電波工業のカタログには以下の記載がありました。

「(新デジタルモードFT8等での運用時おける注意点)
新デジタルモードFT8等で、連続した送信が想定される場合はアンテナや、周辺機器に大きな負荷(ダメージ)を与えてしまう可能性がありますので耐入力に関しては、SSB(PEP)1/5以内の送信出力でご使用ください。」

一方、コメットのカタログには、当局が見た限りでは上記の様な注意事項の記載はありませんでした。

下表は当局所有のHFアンテナのカタログ上の諸元(SSB耐入力)と、その1/5をFT8耐入力と想定したときの計算値を示しています。

※ATAS-120Aの2m/430における数値は省略

この様に、計算上はどのアンテナもFT8での50W運用には適さないという結果になりました。

特にHFJ-350MとCDP-160のコメットアンテナは送信出力を10W~20W程度に落として運用する必要がありそうですね。これらはFT-818NDやIC-705等によるフィールドでのFT8運用を想定して作られているのでしょうか・・・

HFV5とSD330は50Wでもほぼ問題無いと思われます。

一方、ATAS-120Aは悩ましいところです。SD330と同様に可動部分がありますので、水分が内部に侵入して性能が劣化しないよう雨天時の運用は避け、普段は部屋の中で保管し使用する都度設置するようにしています。またスペックには一定のマージンがあるでしょうから、このアンテナの性能をフルに発揮させるためにも50Wで良いかなとも思います。

いずれにせよ、どのアンテナでも意識して長時間運用しないような注意が必要かも知れません。

bookmark_border[276] 160m用小型DPの可能性?

検討課題となっていたHFJ-350Mの有効活用方法ですが・・・

CDP-106のアンテナベースについているエレメント固定用金具(ダイポールブラケット)は、9㎜穴か16㎜穴のいずれかを使うことができます。9㎜穴はこのアンテナで使用するロッドアンテナ取付用で、16㎜穴はMJコネクタ用です。またバラン(CBL-400)は1.9MHzから55MHzまでカバーしています。

それらを利用して、HFJ-350Mを2本使い160mから6mまでカバーする小型DPが作れないかなと妄想し始めました。

これは、以前HFJ-350Mを160m用に調整した際に測定した1.908MHz±50KHzにおけるSWRの状態ですが、このバンドではカウンターポイズは5m x 5本だけでは足りず10m x 1本を追加しています。

長いカウンターポイズを何本も使ってこの状態なのに、単にバランを介してHFJ-350Mを2本使いしただけで実用になるのか疑問ですが、試してみたいとも思います。もしダメであっても他のバンドがOKであれば御の字です。

HFJ-350M 1本とMJコネクタ2ケに追加投資する価値があるか・・・

この様なことを考えるのもFT8には何かこれまでの常識を覆すような可能性があるからと思われ、コメットさんの商品戦略と相まって興味が尽きることがありません。

bookmark_border[274] アンテナの悩み

アンテナについて10mをどう改善するか悩んでいますが、限られた設置環境の中で中々最適な方法が見つからず、そうこうしているうちに偶然とはいえ常設のHFV5でセイシェルまでつながったということもあって、改善のモチベーションは少し低下しています。

他方、6mでは普段はHFV5を使い、コンディション次第でCDP-106のフルサイズDPを使えば良く、またSD330で12mが使えるようになり新たな楽しみが増えたことも、10m改善意欲低下の一因かと思います。

ローバンドはメインでSD330、160mに出るときだけHFJ-350Mを使いますが、最近はHFJ-350Mの出番がめっきり減ってしまいました。持ち運びには最適なアンテナですが、移動運用するわけでは無いため宝の持ち腐れ状態です。

何か活用の方法が無いか考えてみたいと思います。

ちなみに4か月前にも同じタイトルでブログを書きました。(こちら)改めてその内容を読んでみますと、アンテナに関する悩みも変わってきてはいますが、やはりキーワードは10m/6mのようです。