bookmark_border[539] 30m FT8 国内QSO活況

近頃、30m FT8では国内局同士のQSOで結構賑わっているように感じます。これはある休日の午前の状況です。

40mほどではないですが、この信号の強さと密集度の状況から何かそれに近いものを感じます。このバンドは国内とDXが混在しますので、一旦DXが開けるとそちらに目が向きますが、DX局があまりいない時間帯では普通にJA同士でコンタクトする光景が多くみられます。

当局は、最近はWARCバンドで運用することが多いですが、12mと17mではこれほどJA同士でコンタクトするのを見たことがありません。これらのバンドはあまり時間帯に関係なく遠距離DXが開けているからでしょうか。

ちなみにこのところ久しく40mでは波を出していません。早く諸問題が解決してくれればと願っています。

bookmark_border[538] 12m FT8パイル

週末は12m FT8をメインに運用しましたが、その中でパイルに遭遇しました。相手はマーシャル諸島の局です。

ここは当局がこれまでコンタクトできていないエンティティです。場所は南太平洋という程度の知識しかなく良くわからなかったのでGoogle Mapで確認すると日本とニュージーランドの中間、ハワイとオーストラリアの中間という感じで、それほど遠距離という訳ではありません。しかし、なぜかこれまでコンタクトの機会はありませんでした。地図をよく見ると赤道よりも北側なのですね。第一次世界大戦で日本が占領し、その後、太平洋戦争で米軍に占領されるまで日本の統治領だった国とのことです。

相手局の信号が弱くはなかったので当局も参戦してみました。その結果・・・ことごとく空振りに終わりました。PSK Reporterを見ても当局の信号は届いていないようでしたので諦めましたが、また見掛けたらトライしようと思います。

bookmark_border[537] 12m FT8 遠距離DX

この週末も12m FT8で遠距離QSOができました。一つはポーランドです。昨年20mと15mでQSOできたのですが、今回初めて12mでつながりました。

もう一つはチェコです。ここも昨年15mでつながったのですが12mでは初めてです。

このQSOではPCのデコードが追い付かず、マニュアルで対応したためシーケンスがバタついてしまいました。でもQSOが成立して良かったです。

その後ドイツ局が見えたので呼んでみると、一度応答がありましたがそれきりになってしまい、結局QSOは成立しませんでした。

そのほか東欧や北欧の局も多く受信できていましたが、その中でウクライナ局が見えないのは何か寂しい気がします。これまでウクライナとは、30m、20m、17m、15m、12mの各バンドでつながっていますし、ウクライナのMaritime Mobile局とも40m、15m、10mでつながっており、当局にとって割と馴染み深いエンティティとの印象です。一日も早く戻ってきて欲しいと心から思います。

bookmark_border[536] JAL南回り

先日、ロシア上空の飛行を避けるため欧州路線の一部でJALは「北回り」、ANAは「南回り」の運行を始めたとのニュースを目にしました。ただこの「北回り」「南回り」は昔のルートとは大きく異なるようですね。

私が昔ヨルダンに出張していたころは、北回りは会社の規則で役職が上の人しか利用できなかったため、JAL南回りで一旦アテネに出てそこから乗り換えることが多かったです。機材はDC10でした。当時は担当者でもエグゼクティブクラス(ビジネスクラス)を使うことができました。

この路線は給油のため途中3か所か4か所に寄港します。そのため成田からアテネまで20時間以上、丸一日かかりました。食事は4~5回は出たと思います。

当時のルートですが、成田を出るとまずバンコクに止まります。その後は曜日によって経由地が異なりカラチかデリーだったと思います。その先は更に複雑で、クウェートかバーレーンかジェッダに降り、カイロに寄る便もありました。ほとんどの空港で一旦降機しトランジットエリアで1時間ほど待機します。

しかし、ジェッダ(サウジアラビア)では、機内にとどまる必要がありました。着陸前には客室乗務員から「酒類は上の荷物棚にしまってください。」との注意喚起があります。サウジアラビアはとても厳格なイスラム教の国のため、酒類の持ち込みは禁止で、たとえ入国せずにトランジットでもNGでした。着陸してしばらくすると係官が乗り込んできて、通路を歩きながら一通り目視チェックします。荷物棚まで開けることはありませんでしたが、酒類を持ち込んでいることはおそらく承知しているのでしょう。形式的なチェックでした。

カイロ寄港便ですと更に遠回りになりますので、成田からアテネまで24時間近くかかったと記憶しています。

アテネに到着するのは夜で、そこで一泊して翌日アンマンに向かうので、往路だけで足掛け3日の旅になってしまいます。帰国時はバンコクまで戻って来ると同じアジアということもあって、何か日本に帰ってきたような錯覚を覚えたものです。

また、スーダンの出張では、アフリカの場合は担当者でも北回り便の利用が認められていましたので、北回りでパリに出てそこから乗り継いでいました。ヨーロッパまではノンストップではありませんでしたが、南回りとは違い、寄港地はアンカレジかモスクワの一か所だけでした。

アンカレジのトランジットエリアには立ち食いそば屋があって、現地の日系のおばさんたちが日本語で迎えてくれます。やはりバンコクと同じように、帰国便でここに立ち寄るとホッとします。

と、「北回り」「南回り」という言葉に反応して無線とは全く関係の無い昔話を長々と書いてしまいました。今では飛行機の燃費が向上し航法技術も格段に進化していると思いますので、少し遠回りしても途中で一旦降りるということも無いのでしょうね。

bookmark_border[535] 再びSSN状況

最近は週末前にSSN(太陽黒点数)の状況を確認する癖がついてしまいましたが、先週はSSN推移から見た事前の予想に反して実際の電波の飛びは良いようでしたので、今回は一応参考までということで・・・

※NICT 宇宙天気予報センター「太陽黒点相対数の推定値」より引用

今週は持ち直してきていますね。概ね2週間周期といった感じです。やや頭打ちというのが少し残念ですが、今日は暖かくなるとの予報でベランダでのアンテナ作業がし易いと思いますので、ホイップアンテナの位置を少しずつ変えながら遠距離DXを試してみたいと思います。

それからATU-100につなげるロングワイヤの検討状況ですが、IV線をうまく空中に浮かせることができず難航しています。そこでネットを調べていたら新品のロッドエレメント(5m長)が樋口さん一名分くらいの価格で購入できることがわかりましたので、今のところそれが第一候補です。エレメントの先にはM6ビスが立っているので、ローバンドでの運用時にはそこにIV線を付けて長さを稼ぐこともできそうです。ただエレメントの根元にはポールへの取付金具が付いていないため設置方法が課題です。もう少し悩んでみようと思います。