ATU-100のテストモードについて整理してみました。
1.Fast Test Mode(全リレーをONするモード)
「AUTO」「BYPASS」「TUNE」を同時に押しながら電源ONすると、Fast Test Modeに入ります。
2.Simple Test Mode(マニュアルでL・C設定=リレーをON/OFFするモード)
「AUTO」「BYPASS」を同時に押しながら電源ONすると、Simple Test Modeに入ります。以下はSimple Test Modeにおける動作です。
・初めに「TEST MODE」と表示され、その後、下のように表示されます。
「PWR=0.0Wl」の最後の「l」は小文字の「L」です。ここで「BYPASS」を押していくと段々L値が大きくなっていき、逆に「AUTO」を押していくと小さくなっていきます。
これがL値を最大にしたときの表示です。
・次に「TUNE」ボタンを長押しすると、「PWR=0.0Wc」と表示されC値の調整ができるようになります。L値の調整と同様、「BYPASS」を押すとC値が大きくなっていき、「AUTO」を押すと小さくなっていきます。
これがL値とC値を最大にしたときの表示です。
・「TUNE」を短く押すと、L値とC値の表示位置が入れ替わります。
なお、L値は0μH~8.53μHの128段階、C値は0pF~1869pFの128段階で、合計16,384通りの組み合わせで調整することができます。