bookmark_border[267] 10mの課題

このバンドはどのアンテナも思う様にSWRが下がらず、特にCDP-106ではリグ内蔵のアンテナチューナを使ってもダメです。そこで今後は以下の検討を行うことにしました。

①CDP-106(エレメントのフルサイズ化検討)

まずは延長コイルを付けずにロッドアンテナを最大に伸ばしたときのSWRを測定することを考えています。エレメントの最大長は片側約2.1mなので36MHzくらいのところにディップ点があるはずです。ここからエレメントを少し短くしてみてディップ点が高い周波数の方に動けば、この周波数付近では6m同様に建物の影響は回避できていると判断でき、10mにも期待が持てそうです。一方、もしSWRが落ちなければ、エレメントを10m用にフルサイズ化しても改善は難しいと判断できると思います。

ただ、仮にOKであってもそのまま置き換え可能なフルサイズ(2.5m)のロッドアンテナの調達は難しそうですので、何らかの工作が必要になると思われます。

②SD330(カウンターポイズの見直し)

現行のカウンターポイズの長さは10m、7m、5m、3mといったバリエーションで、160m、80m、40m、30m、20mの各バンドでのSWRは良く落ちています。15mはもう少しという感じですが10m、6mは全く落ちません。またホイップ基台をステンレスポールに直付けしているため、ハイバンドはそれで影響を受けていることも考えられます。今回、アンテナベースの取付方法を見直して直流的には基台をポールから離しましたので、それで様子を見るとともに2.5mとか1.5mの長さのカウンターポイズを追加(変更)することでハイバンドに同調させることができないか試してみます。

③HFV5(対策せず)

一応リグ内蔵のアンテナチューナをONすることで使えますので、今のところは特に改善対策は検討せずにおきます。

以上、机上の空論で終わってしまうかもしれませんが、アマチュア精神を発揮して時間のとれる時にトライしてみたいと思います。

bookmark_border[266] SWRの測定

一応アンテナベースが調ったので、CDP-106のエレメント長を調整して10mと6mでSWRを測定しました。

その結果、10mではまだSWRは落ちずリグのアンテナチューナを使っても調整できません。できれば延長コイルを使わずにフルサイズのエレメントを使って試したいところですが、それは今後の課題です。

一方、エレメントを建物から少し離した効果が出たのか6mでは明らかにSWRが改善しました。少しでも遠くの局とQSOができれば良いと思います。

 

bookmark_border[141] 内蔵アンテナチューナ―動作の謎

先日HFV5アンテナを使って6m FT8で電波を出す際、SWRが2を超えていたため内蔵のアンテナチューナーを使いました。

TUNEボタンを長押ししてチューニングし送信すると、何とTUNER表示が消えSWR表示が2を超えています。慌てて送信を止め、再びTUNEボタンを押し送信してもやはりTUNER表示が消えてしまいます。

これは故障か・・・と少し動揺した後、気を取り直してTUNEボタンを押しTUNER表示が付いた状態でJTDXの信号周波数をずらすとTUNER表示が消えることに気が付きました。

そこでJTDXの無線機設定のスプリット操作を「リグ」から「指定無し」に変更し、改めてTUNEボタンを押して送信すると今度はTUNER表示は消えることなくSWR表示も低い値になりました。

このことから、VFO-A、VFO-Bでスプリット操作をするとアンテナチューナ―はうまく使えないように見えます。これが本来の仕様なのか、設定で変更できるのか、不具合なのか、そもそも操作方法が間違っているのかネットでも情報が見当たらなかったので、八重洲無線にメールで問い合わせをしました。現在、回答待ちです。

bookmark_border[91] アンテナ取付方法の改善(その3)

早く6mのSWRを落としたいと思い、アンテナをなるべく建物から離すため先日切断したアルミポールのもう一方を使って外方向にアンテナを移動させました。

32Φ用のクロスクランプがホームセンターにあったためそれを調達し、ポールに取り付けたところ金具が噛むところが鋭角になっていてポールに傷がつくような構造になっています。クランプ金具の取扱い説明書には締め付けトルクが記載されていたのですが、トルクレンチは持っていないため少しきつく締めすぎたかなと思いつつ、緩いよりは良いだろうとがっちり締めました。

これでアンテナ給電部がベランダの手すりから30cm程度外側に出すことができましたので、6mバンドのSWRを測ってみました。同調点がはっきりと出てきてSWRも運用可能なレベルまで下がったのですが、それでもギリギリ2を切るか切らないかといった状態です。これでは、三脚に取り付けた方がまだSWRが下がります。

アンテナチューナーでチューニングした後、CQを出してみました。他の局も出ていたのですが、交信済みだったため当局から一方的にCQを出すだけになりました。でもPSK Reporterで電波の飛び方を見たところ一応関東平野は飛んでいるようですので、一旦はこれで良しとします。

bookmark_border[83] アッテネータの特性

ダミーロードの代わりに50dBのアッテネータを使っているのですが、特性が気になったのでNanoVNAでスミスチャートを表示させてみました。周波数範囲を1.5MHz~450MHzとしたときのスミスチャートは以下のとおりです。終端はしていません。カーソルは50MHz付近です。

周波数が高くなるほど容量成分が見えていますね。このあたりはアッテネータの特性なのか、アナライザの測定限界なのか較正の問題なのかわかりませんが、そもそもリグがHF~6mバンドまでしか対応していませんので今後の課題としておきます。

ちなみにSWRは以下のとおりで問題ありません。50MHz付近で1.02です。

これが測定系です。

下のように50Ωで終端しても、スミスチャートとSWR特性は無終端の場合とほぼ同じでした。