bookmark_border[560] CQ誌5月号

CQ誌5月号の特集は「HFコンパクト・アンテナ活用ガイド」、別冊付録は「2022年版春のDX入門」ということで、正に当局の運用形態に合った記事です。

まだざっと目を通しただけですが、その中で特に「スクリュードライバー・アンテナの勧め」はとても共感できる内容で頷きながら読みました。SD330やATAS-120Aも高性能で使い易いアンテナですが、RHM12/RHMC12はコンパクトで持ち運びに便利でありながら多バンド対応、しかも設置や調整が容易という優れた商品であると改めて感じています。

なお、RHM12(RHM10も?)は根元のコイル部分の長さを調整するだけでマッチングが取れますので、ここに例えば絶縁体のバーを付けて手元で長さ調整ができれば便利かと思います。昔のクルマについていたオートアンテナ用のモータを使ってそのバーを動かせば自動調整ができるのでは・・・と妄想が広がります。

ところで記事では「コンパクト・アンテナ」「スクリュードライバー・アンテナ」「モービル・ホイップ・アンテナ」など「アンテナ」の前に「・」が付いています。理由は分かりませんが、これをつなげてしまうと固有名詞になるからかも知れませんね。もしくは他者の商標権に触れることになるのでしょうか・・・?ブログ記事を書くにあたり少し気になるところです。
これから別冊付録の方も読み進めたいと思います。

bookmark_border[439] クロアチアとの初QSO

RHM12アンテナを使って、15m FT8でクロアチアとの初QSOに成功しました。

途中ちょっとタイミングがずれてヒヤッとしましたが、こちらからの電波は意外と強く到達していたようで良かったです。

これまで隣国のスロベニア・ハンガリー・ボスニアヘルツェゴビナとはつながっているため、今回クロアチアとつながったことで、この地域のジグソーパズルのピースがはまったような感じです。

下図は先週土曜日の伝搬状況で、午前から夕方にかけてのものです。ヨーロッパ北部が厳しいのは他のアンテナと変わりませんが、少し南側は結構西の方まで飛んで行っているようです。つい最近までコンタクトできなかったドイツも、あっさりとQSOが成立しました。

北欧からUKをどう攻略するかが今後の課題となりそうです。

bookmark_border[438] RHM12の使用感

昨日は、HF各バンドのFT8でRHM12を使ってみました。SD330やATAS-120Aと比べると飛びは良くなった感じがします。ただ、耳はこれまでとあまり変わらない印象で、その分、送受レベルがアンバランスになったように思います。

調整はマニュアルとは思えないほど簡単にできました。これはネット情報にもあるように、エレメントが長くその分短縮率が抑えられていることで同調帯域が広いからかも知れません。

たとえば40mのSWRはこんな感じです。FT8のQRGに合わせているため少し低い方に寄っていますが、センターを7.1MHzに合わせてカウンターポイズを少し調整すれば、バンド内は再調整することなくカバーできそうです。

調整が簡単にできることのもう一つの理由は、アンテナの根元で調整できることです。このタイプのアンテナを使うのは初めてですが、HF帯ではロッドを最大長に伸ばしておけば良いので、ベランダの手すりに体をもたれ掛けて少し前のめりになり、思い切り手を伸ばせば30mあたりまでは片手で調整できます。40mになると手が届かずさすがに危険なため、アンテナベースを一旦手前に引き寄せての調整が必要ですが、周波数ラベルのおかげで狙いを定めることができます。

ということで、160mから430までをフルカバーするRHM12(+RHMC12)は、アパマンハムには最適なアンテナとの印象を受けました。

bookmark_border[437] 久々の160m

早速RHM12アンテナを使ってみました。まずは160m FT8です。

ベース部分にオプション(RHMC12)の160m用コイルをつなげ、その先にロッドエレメントを接続します。基台に取り付けてSWRを測ってみると・・・ 1.84MHzに調整できません。少し高めの周波数でSWRが1.2程度まで下がってはいるものの、ベース部分を最長にしても1.84MHzまでは下がらずNGです。ちなみにJA用の1.908MHzはOKでした。

基台の位置を動かしたり、カウンターポイズの引きまわしを変えてみましたが改善しません。そこで、一度アンテナを外してみました。すると・・・

何とロッドエレメントが伸び切っていませんでした。一番太い部分が硬かったため少し強めに引っ張らないと一杯まで抜けてこないのでした。

改めてロッドを最長にして、基台に付けてSWRを測ると1.84MHz付近でSWRが落ちるようになりました。多少ズレていますが許容範囲です。

その後、国内の数局とQSOしました。ログを確認すると160mでの運用は今年1月以来で、実に10ヶ月ぶりです。前はHFJ-350Mに50Wを入れていましたが、今思うと無謀だったかも知れません。

そのうち国内局はNA局を呼び始め、当局はその局を受信できなかったためQRTしました。

その時の伝搬状況は次のとおりです。少なくとも国内には良好に飛んでいるようで一安心です。