bookmark_border[465] CQの出し方

SSBやFM/AMなどの音声でCQを出すときは大抵CQの後に波長(バンド)を付けますが、これは無線機の特性によって違うバンドでも声が聞こえてしまうことが昔あったことから、「自分はこのバンドで電波を出していますよ。」とお知らせする意味があったそうです。

2m/430でも皆さん「CQ 2m」とか「CQ 430」とか普通に言っていますが、果たしてその必要があるのかということについては・・・

FT3Dなど2m/430を同時にワッチできるリグでは、どちらのバンドでCQを出しているのかすぐに分かるというメリットはありますね。CQを出す方の送信側にしても、これから電波を出そうとするバンドを改めて自覚するという意味もあるかも知れません。

また、これらのバンドではCQを出す際にQSY先を伝えていますが、あらかじめサブチャンを探しておくというのは昔と違うところですね。いつからそうなったのか、また全国的にそのようにしているのはわかりませんが、少なくとも私が開局した頃は、一旦メインで待って貰ってサブを探しにいき、再びメインでQSY先を伝えるということをやっていました。ただ今のやり方の方が効率的で合理的だと思います。

それから仲間同士のローカルラグチューの場合は、最初からサブでQSOを始めるというのもありますね。たまにアルコール変調気味の局長さんもいて、そういうところは昔も今も変わらず楽しいです。

bookmark_border[464] FT8 最小DF?

6m FT8をワッチしていたらCQを出している局がいることに気付きました。応答しようとすぐにクリックしたのですが、既に3/5ほど経過しており、当然の事ながらそれに対しては反応がなくそのままEnable Tx状態に。しかしながら次のタイミングでも相手局からの反応はありませんでした。SNRは0近辺で強力です。

改めてDFを確認すると、何と相手局は200Hzほどで当局のワイドグラフでは一番左端に表示されていました。それでも当局のDFは2KHz付近でそれほど上に外れた値でもなく取っていただけても良さそうですが・・・

次にオンフレで応答すると・・・取っていただけました。QSOも無事成立です。DF=200HzでのQSOはこれまで記憶がなく、当局にとって最小DFかも知れません。

bookmark_border[463] 40m 国内FT8用QRG

この秋頃から40m 国内FT8用QRGの変更が話題になっていますね。

このバンドのデジタルモード用周波数は、JARLのバンドプランで7.030~7.045MHzと定められており国内FT8は7.041MHzですが、その中で7.040MHzから上は海外では対話型デジタルモード(PSK、Olivia、RTTY等)用に使用されていることから、QRMを避けるために国内FT8は7.030~7.040MHzで運用するようJARLから協力依頼が出ています。

ただ、仮に国内FT8を7.030~7.040MHzの間に移した場合にCWと干渉するとの危惧もあるようで、今後どの様に決定していくのかは注視していく必要があると思います。またFT4は慣習としてこれまで7.038MHzで運用することになっており、それとの関係も整理が必要かも知れません。

ところで40mはDX(7.074MHz)ではSSBと被ることが多く、このバンドは新参者のFT8としては肩身が狭い感じがします。

bookmark_border[462] SSN急上昇

週末はSFI値が高かったため、先ほど久しぶりに直近のSSN(SN:太陽黒点)の推移を見てみました。その結果・・・

※NICT 宇宙天気予報センター「太陽黒点相対数の推定値」より引用

今月中旬から急上昇していますね。

平日はHFで運用することが難しいため指をくわえて見ているしかないですが、今後本格的にサイクル25の恩恵を受けることができると思うとワクワクします。年末年始にかけて、また遠距離DXができるのを楽しみにしています。

bookmark_border[461] 12m SAとの初QSO

週末はカナリア諸島とのQSOを逃すという残念な結果になったのですが、一方で嬉しいこともありました。同じく12m FT8でアルゼンチン局とのQSOが成立したのです。

相手局のCQに対して最初は空振りに終わったもののHalt Txにならなかったため、そのまま呼び出しを続けると応答がありました。こちらの信号も極端に弱くなかったようで良かったです。やはりATAS-120Aは最強です・・・遠方局とコンタクトできると特にそう思います。

ちなみに、12mでSA局とコンタクトした記憶が無かったためログを確認すると、北中米やタヒチまではQSOできていましたが、やはりSAは初めてでした。相手局の無線設備に助けられた部分は大きいとは思いますが、ハイバンドで遠距離DX、しかも地球の反対側とのQSOが成功すると嬉しいですね。