bookmark_border[463] 40m 国内FT8用QRG

この秋頃から40m 国内FT8用QRGの変更が話題になっていますね。

このバンドのデジタルモード用周波数は、JARLのバンドプランで7.030~7.045MHzと定められており国内FT8は7.041MHzですが、その中で7.040MHzから上は海外では対話型デジタルモード(PSK、Olivia、RTTY等)用に使用されていることから、QRMを避けるために国内FT8は7.030~7.040MHzで運用するようJARLから協力依頼が出ています。

ただ、仮に国内FT8を7.030~7.040MHzの間に移した場合にCWと干渉するとの危惧もあるようで、今後どの様に決定していくのかは注視していく必要があると思います。またFT4は慣習としてこれまで7.038MHzで運用することになっており、それとの関係も整理が必要かも知れません。

ところで40mはDX(7.074MHz)ではSSBと被ることが多く、このバンドは新参者のFT8としては肩身が狭い感じがします。

bookmark_border[150] FT4のQRG

FT8でワイドグラフを見ていると、たまに幅広で半周期の信号が現れることがあります。
これはFT4の信号なのですが、20mバンドなどではFT8とFT4のQRGを区別しているのに対し、80mや40mの国内バンドでは混在して運用されているようです。

これらのバンドも、国内FT4用としてQRGが割り当てられているのではないかと思いネット検索をしても有力な情報は見当たりません。

そこで改めてCQ誌2020年10月号別冊付録の「FT8運用マニュアル 2020年最新版」を見たところ載っていました。これを元に、FT8とFT4を併記し私なりに整理したのが下の表です。

これによると80mや40mも、慣習ではありますが国内用としてFT4専用がありますね。実際にこれで運用している局がいるかどうかはわかりませんが、今度試しにCQを出してみようかなと思っています。

bookmark_border[90] FT4用周波数(80m・40mバンド国内用)

80mバンドの国内周波数(3.531MHz)でFT8 QSOをしていたとき、ワイドスコープに送信周期が短く帯域が広い信号が現れました。FT4の信号です。

JTDXにはFT4用としてデフォルトで3.531MHzは設定されていないため、急遽JTDXの周波数設定画面でこの周波数を設定し、2局とFT4でQSOしました。しかしながらFT8の間を縫ってFT4を運用するのは違和感があります。

その後、CQ誌(2020年10月号)別冊付録の「FT8運用マニュアル」を見たところ、FT4の標準周波数として80mバンドでは「3.528MHz」がJA-JA用に慣習として使用されるということを認識し、早速JTDXにこの周波数を設定しました。

ちなみに40mバンドのJA-JA FT4用周波数は「7.038MHz」とのことで、これもJTDXに設定しました。国内ではFT4はアクティブではないと思われますが、たまに出てみたいと思います。