bookmark_border[470] ベランダアンテナの実力?

昨日は3日ぶりに波を出しました。普段HFを運用するときは、ATAS-120AやSD330、最近ではRHM12などのスクリュードライバホイップアンテナを使っていますが、昨日はアンテナを取り付けるのが少し面倒だったため、ベランダ内常設のHFV5短縮ダイポールアンテナを使いました。

エレメントが片側しか写っていませんが、ちゃんと両方腕が伸びています。しかしながらエレメントの先は外側に出ていない状態です。ホイップアンテナの様に、使うときだけ設置するのであればエレメントを外に張り出してもそれほど気にならないのですが、やはり集合住宅ということもあり、常設アンテナの場合はできるだけ目立たないように設置した方が自分自身も気が楽です。

ただ当然のことながら電波は飛ばないですし受信も良くないですね。一応、各バンドの伝搬状況を記録しました。コンディションのパラメータは「SFI:121、A:8、K:1」で決して悪いものではないと思います。

6m:国内、しかも関東平野しか飛んでいませんが、意外と安定していて送受信とも良好です。

10m:相変わらず大洋州方面には良く飛んでくれています。

15m:当局のロケーションですと割とインドネシアの局に取っていただけます。アルゼンチンの局が受信できましたが、こちらの電波は全く届きませんでした。

20m:さすがにローバンドになると厳しいですね。でもこの後、台湾の局に取っていだだきました。

40m:TX ONした途端にJTDXのリグ接続エラーが出たため記録はありません。エラーはコモンモードノイズが原因と思われます。そういえば昨年の再開局当初、このアンテナでエラーが頻発してクランプコアを買い足した記憶があり、その後、ホイップを使用するようになってからはエラーも収まって長いこと40mバンドでこのアンテナは使っていませんでしたので、懐かしのエラーです。

この様に飛びはかなり悪いですが、ホイップアンテナでは中々SWRが下がらない6m/10mではこのアンテナをメインで使っていることもあり結構重宝しています。

bookmark_border[469] CQ誌の整理

CQ誌が溜まってきて当局の小さな書棚に収まらなくなってきたため、少し整理しました。一応、溜めるのは6冊までという目標を立てていて8冊になったので、2021年6月号・7月号の2冊分を解体し必要な記事をファイリングです。

ちなみに2021年6月号は「通算900号」の記念版でそのまま保存しておこうか少し迷いましたが、やはり断捨離を優先し他の号と同じく整理しました。

今のところB5ファイルで5冊になっています。ほぼ1年分の内容で構成は以下のとおりです。

・電波伝搬
・アンテナ
・アンテナチューナ
・CW/C4FM/WIRES-X
・アプリ

なぜCW/F4FM/WIRES-Xを一つのファイルに収めているかというと、CQ誌のページ割りの関係でそれぞれの記事が繋がっているからです。もう少し増えてきたら、必要に応じて記事の最初のページだけコピー印刷してカテゴリ毎に完全に分けようと思っています。本当は今やっても良いのですが、新たにB5サイズの用紙を購入する必要があり手が付けられていません。

なお、これまでDX関係の記事は敷居が高くスルーすることが多かったのですが、FT8でコンタクトできたエンティティも増えてきてDX事情を少しは学習した方が良いかなと思い始めています。

FT8のおかげもあり、無線に対する興味は尽きることがありません。

bookmark_border[468] QSLカード発行準備

昨日JARL経由でQSLカードが届きました。内容はまだ良く見ていないですが、主に4月から5月にかけてのQSO分のようです。およそ200枚ほどで、箱ではなく前回と同様に厚めの書類封筒に入ってきました。

いつもカードを受領してから返信カードを印刷して発送するまでに丸1か月を要していますので、今回はできるだけ年末年始の休みのうちに終わらせようと思っています。

ということで、印刷の準備をしようとしていたらプリンタのインク残量アラートが「x」になりました。色は黒と黄の2色です。

黄色はカード印刷には使わないので良いのですが、肝心の黒が無いと印刷できません。「x」になっても「OK」ボタンを押せばある程度は印刷ができるものの、途中でアウトになってしまいます。そこで純正インクをセットで注文しました。

以前、サードパーティ製互換インクを使ってみたことがあり、その時はなぜか黄色が「緑色」に変わってしまったことから、それ以後は純正インクを使うようにしています。互換インクを使うと色が混ざってしまうような設計になっているのでしょうか・・・

ちなみにサードパーティによる互換インク自体の販売は合法であり、互換品が使えないようなプリンタを設計し製造販売をすると、サードパーティを市場から締め出す行為とみなされ独占禁止法に抵触するおそれがあります。裁判でもその類の判決が出ていますので、最近のプリンタは普通に互換品を使用できるのかも知れません。ちなみに私が使っているプリンタは10年ほど前に発売された古いタイプのものです。

プリンタメーカとしては、本体は安価に提供し消耗品のインクはそれなりの価格にしてそこから収益をあげ利益を得るビジネスモデルで、そのスキームを乱されたくないという思いは強いでしょうから、いかにコンプライアンスを守りながらビジネスを維持していくかに知恵を絞っているものと思われます。ただ独禁法の条文自体は抽象的で解釈には大きな幅があり、公益を重んじる行政や司法の判断次第という面もあるようですので、本体メーカには結構厳しい環境かと思います。

bookmark_border[467] ギリシャとの初QSO

この週末は、土曜日が一日中所用のためQRVできなかったのですが、昨日は特に予定も無かったので朝から良好なコンディションの恩恵にあずかることができました。30m FT8でギリシャの局が出ていたため試しに呼んでみると、2回目で応答があったのです。当局にとって初めてのエンティティです。

これまで中々つながらなかったエンティティですが、今回はあっさりQSO成功です。バンド内がそれほど混んでいなかったのが良かったのかも知れません。ちなみにコンディションのパラメータは、SFI:131、A:10、K:2でした。アンテナはATAS-120Aです。

その後、国内が開けてきました。これがその時の伝搬状況で緑色が30mバンドです。一時は40mかと思わせるほどの状態でした。9エリアの局は受信できなかったのですが、それ以外の全エリアで合計20局ほどとQSOさせていただきました。

このバンドはDX/国内の区別無くゆったりと落ち着いて運用できる印象があり、とても好きなバンドです。

bookmark_border[466] 「CQ」とは・・・?

先日アマチュア無線関係のYouTubeを見ていたとき、家の者から「CQ」の意味とその語源を聞かれました。意味については普通に説明しましたが、語源は・・・これまで全く疑問に思ったこともなく答えられませんでした。

そこでネットで調べてみると、

・Wikipediaより引用

CQは、19世紀の英国で定められた有線電信用の通信略符号である。英国の”Handbook of the Telegraph”(電信ハンドブック)の1870年(明治3年)版に初登場し、『All Stations. A notification to all postal telegraph offices to receive the message.』と定義された。2文字目が”Q”の通信略符号が目立って多く定義されていることから、CQという文字自体に意味はないと考えられる。

19世紀の英国の鉄道電信では毎晩22時の時刻通報ならびに重大ニュースを送信する際にCQ(全局への注意喚起)を前置した。英国に本社を置くマルコーニ社では創業以来、鉄道会社の通信士を中心に採用してきたため、無線電報サービスを行う商用船舶局が増加しはじめた1902-03年頃には、ごく自然に無線電信でも「全局呼び出し」符号としてCQが使用されていた。

・ニコニコ大百科より引用

語源はフランス語のsécurité(注意せよ)と言われている。発音は「セキュリテ」だが、頭の2音節「セキュ」がフランス語の「CQ」の発音と似ているためである。(ただし、英語のSeek youが転じたものだとか諸説あり)

元々は無線の音声通信が始まる前のモールス信号から派生したもので、CQよりCQD(call for Quartersの略)の方が一般的であった。現在でも通信冒頭にはCQを3回(以下)唱えることと法律に定められている。

・Weblioより引用

研究社 新英和中辞典での「cq」の意味
音節CQ 発音記号・読み方/síːkjúː/
名詞 シーキュー 《アマチュア無線で通信交換呼び掛けの信号》.
[call to quarters の省略形]

とのことで、諸説あるようです。「CQという文字自体に意味はないと考えられる。」と解説されていることもあり、これ以上は深く突っ込まないようにしたいと思います。