bookmark_border[417] MLA

当局のアンテナ環境ですが、ローバンド~ミドルバンドはSD330、ATAS-120A、HFJ-350Mなどのホイップアンテナを駆使すれば何とか運用できるものの、10mと6mは中々SWRが下がらず、ベランダ内に設置したHFV5でしのいでいる状態です。

それらのバンドを何とか改善できないか、これまでカウンターポイズ(ラジアル)などをいじってみたりCDP-106を使ってみたりしましたが、どうもうまくいきません。アンテナを建物から大きく離すことができず所定の性能が出ないようです。

まだ試していないのがATUとMLAですが、ATUは高価なため購入して効果無しということになるとダメージが大きいことと、そもそも長いエレメントを設置できるのかという物理的課題もあります。

他方MLAですが、これまでループアンテナは受信専用というイメージがありました。しかしネット記事を見ると、コンパクトで耐電力さえ注意すればSWRも下がり、建物の影響も受け難くベランダ内でも使えそうです。また磁界型アンテナなのでノイズに強いというメリットもあるようです。

昔のページャー(ポケベル)には小型のループアンテナが使われていましたが、これは人体の周囲では電界成分が弱まり磁界成分が強まるという特徴を利用したものですね。

逆に、人間の近くでループアンテナから電波を放射したときの人体への影響はどうなのか、少し気になります。ハイバンドはまた来シーズンまでお預けですので、もう少し考えてみたいと思います。

bookmark_border[413] RHM12アンテナ発売

第一電波工業さんからRHM12アンテナが発売されましたね。これは広帯域のロッドアンテナでRHM10の後継となります。周波数はRHM10では7~430MHz帯でしたが、RHM12はオプションコイルを追加することで1.8MHz帯、3.5MHz帯にも対応可能です。

正にコメットさんのHFJ-350Mの競合となる商品ですので、関連記事の情報を参考に比較表を作ってみました。

まずエレメントの長さが全然違いますね。RHM10との比較でも1mほど伸びましたので、これを見てもRHM12の方が性能が良いと感じます。

それから気になるのが耐入力です。第一電波工業さんは「FT8はSSB(PEP)耐入力電力の1/5での運用を推奨」することを公表していますので、SSBで120Wとすると単純計算では24Wになります。ただし連続送出を想定したFM/CWでの表記もありそれは40Wとなっていますので、ギリギリ50W運用でも大丈夫なのかなと思います。

他方、HFJ-350Mでは3.5MHz帯は75W(PEP)ということでその1/5は15Wです。そのためFT8での50W運用は難しいと推察します。

また調整方法は一長一短あるかと思いますが、HFJ-350Mはバンド切替用のショートプラグを差し替えたうえでロッド長の調整が必要なのに対し、RHM12の方は根元で連続的に調整することで、基本的にはロッド長での調整は不要(?)な分、RHM12の方が運用し易いと思います。それからHFJ-350Mの方は、ベランダから外側に出して使う場合、ショートプラグが外れて落下してしまわないかという心配もありますね。

これらを総合的に考えると、性能面・運用面ではRHM12の方が良さそうですが、肝心の価格はHFJ-350Mの倍です。互いに商品コンセプトが異なり、用途と懐事情を考えて選択できますので、この様に選択肢が増えるのは有難いことです。各メーカーさんのご努力には頭が下がります。

bookmark_border[411] コンディション良好

週末も引き続きコンディションが良く、FT8で多くの国と交信することができました。ちなみにSFI値は100を超えていました。下表が土曜日から日曜日午前までのDX状況です。日曜日は午後から空模様が怪しくなってきたため、ATAS-120Aアンテナは早々に撤収しています。

これまで中々つながらなかったドイツやフランスもつながり、その他メキシコ、ベラルーシ、ポーランド、スロバキアも初めてで、合計6エンティティがDXCCに追加されました。LoTWで状況を見てみると・・・

この様にConfirm済みが51で、ようやく半分まで来ました。

ところで今回は12mバンドが良く飛んでいたように思います。

これは日曜日午前の12mの伝搬状況ですが、これまでこのバンドはあまりDXを期待していなかっただけに嬉しい限りです。

bookmark_border[410] アンテナ製品値上げ

先日、第一電波工業さんよりアンテナ製品値上げの発表がありました。「物価・仕入れ価格等の高騰により、現行の価格体系を維持するのが困難な状況となった」のが理由とのことで、11月1日から値上げする様です。

価格改定表を見ると、当局が使っているHFV5は約14%、SD330は約10%の値上げです。改定表に載っている価格は「税抜き価格」ですね。今のうちに何か買っておきたいとは思うのですが、ジタバタしているうちに月が明けてしまいます。

この様な状況の中、現行のアンテナは大切に使おうと改めて思いました。特にSD330やATAS-120Aはスクリュードライバーアンテナで可動部分があるため、水が浸入しないように雨の日は使わずに部屋に入れています。

HFV5や2m/430用の八木は外に出しっぱなしですが、ベランダの中で直接雨に晒されないのでそのままで、逆に雨で埃が流れ落とされることもなく結構汚れています。性能維持のためにも、たまには綺麗にメンテしなければいけないですね。

bookmark_border[406] 久々の80m DX

昨夜は、平日にしては珍しくSD330アンテナを設置してFT8を運用しました。せっかくの夜間運用ですので、昼間はつながらない80mのDXを試してみました。

結果は、台湾とフィリピンの近場2局のみでしたが、改めてログを確認すると最後にこのバンドでDXをしたのが今年4月ですので、実に半年ぶりです。

その他、国内局も初めての方が多かったため多数QSOさせていただきました。

それから30mに上がり、USとグアムの局とコンタクトできました。スウェーデンやコロンビアの局も受信できていて呼んでみたのですが応答はありませんでした。

ちなみにこれが2バンドでの伝搬状況です。

ピンクが80m、緑が30mですが、思ったより飛んでいますね。ただあまり受信できていませんのでその点は課題が残ります。