当局のアンテナ環境ですが、ローバンド~ミドルバンドはSD330、ATAS-120A、HFJ-350Mなどのホイップアンテナを駆使すれば何とか運用できるものの、10mと6mは中々SWRが下がらず、ベランダ内に設置したHFV5でしのいでいる状態です。
それらのバンドを何とか改善できないか、これまでカウンターポイズ(ラジアル)などをいじってみたりCDP-106を使ってみたりしましたが、どうもうまくいきません。アンテナを建物から大きく離すことができず所定の性能が出ないようです。
まだ試していないのがATUとMLAですが、ATUは高価なため購入して効果無しということになるとダメージが大きいことと、そもそも長いエレメントを設置できるのかという物理的課題もあります。
他方MLAですが、これまでループアンテナは受信専用というイメージがありました。しかしネット記事を見ると、コンパクトで耐電力さえ注意すればSWRも下がり、建物の影響も受け難くベランダ内でも使えそうです。また磁界型アンテナなのでノイズに強いというメリットもあるようです。
昔のページャー(ポケベル)には小型のループアンテナが使われていましたが、これは人体の周囲では電界成分が弱まり磁界成分が強まるという特徴を利用したものですね。
逆に、人間の近くでループアンテナから電波を放射したときの人体への影響はどうなのか、少し気になります。ハイバンドはまた来シーズンまでお預けですので、もう少し考えてみたいと思います。