bookmark_border[718] FTX-1感想

実際に手にした訳ではありませんが、米国の動画などを見ていると「大きい」「重い」などのバルキー感が伝わってきます。商品コンセプトにもよると思うのですが、FT-991Aの後継機と捉え、+αの要素としてUIや無線性能の向上、コントロールヘッド部分は分離しポータブル可という位置付けであれば納得できる商品かと思われます。

ただ最初にコントロールヘッド部分と(アンプ以外の)オプション類が発表され、理想のポータブル機と期待していただけに、少し違和感を感じています。

当初想定していたように、通常はポータブル機として運用し、必要に応じてアンプを接続するという使い方をするのか、または通常はアンプとヘッドを接続した状態にしてシャックで運用し、外で運用する際にはヘッドを外して持ち出すのかということで考えると、どちらかというと後者になるのかなと想像します。

いずれにせよこの様な商品を開発した八重洲無線には敬意を表したいですし、商品の選択肢が広がることはとても良いことだと思います。

最後に、私の理想のポータブル機像は次のようなものです。

  • FTM-510D程度の大きさにHF/6m/2m/430オールモード搭載
  • 弁当箱形状のForm Factor
  • バッテリーは薄型・大容量(筐体は510から多少厚くなっても可)
  • コントロールヘッドは510同様取り外して延長可
  • RF端子は背面(M型2ヶ)と側面(BNC1ヶ)に配置
  • 背面端子はHF6mと2m430で独立。側面端子はHF6mか2m430かを切替可
  • 側面端子にL型コネクタを接続することで垂直にアンテナ取付可
  • ソフトケースとショルダーベルト装着可
  • アンプはドッキングステーション式で配線接続不要。アンプユニットの上にポータブル機を載せるイメージ

など・・・

bookmark_border[717] 八重洲無線サイトリニューアル

日本の八重洲無線のサイトがリニューアルされ、ようやくFTX-1が追加されましたね。

残念ながらマニュアルは「準備中」とのことで、先行公開された英文版の和訳作業中ということでしょうか。ただ現行の英文版にはコントロールヘッドとoptima本体との接続方法に関して記載が無いため、その部分は補強されると思います。

なお、オプションに「サイドキャリーハンドル(MHG-1)」がありますが、これまでのFT-847、FT-900、FT-450、FTDX10、FT-710用などと共通ですね。

購入予約するかどうかですが、50W機で20万円越えということもあり、また初期ロットは品質が安定しないこともあるでしょうから、正直躊躇しています。もっとも今から予約しても初期ロットは割り当てられないとは思いますが・・・

ちなみに米国のサイトもリニューアルされたようです。マニュアル類が追加されていました。

Yaesu USサイトより画像引用)

bookmark_border[716] FTX-1 バッテリー充電方法と充電中の送受信

FTX-1 Fieldには「SBR-52LI」というリチウムイオンバッテリーパックを装着でき、充電は装着状態でもバッテリーパック単体でも可能なようですが、フル充電まで7時間ほどかかるとのことです。急速充電はできないのでしょうか・・・

・FTX-1本体に装着した状態での充電
本体のDC端子(13.8V、5A)またはUSB Type-C端子(USB PD 45W、15V)を使って充電します。

・バッテリーパック単体での充電
USB Type-C端子(USB PD 45W、15V 2A)を使って充電します。
(LED 赤色点灯:充電中、赤色点滅:充電エラー、消灯:充電完了)

【USB PD電源供給時】
SBR-52LI装着:受信可、送信可(送信時には充電停止)
SBR-52LI非装着:受信可、送信不可

【USB PD/DC13.8V双方またはDC13.8Vのみ電源供給時】
SBR-52LI装着:受信可、送信可(送信時には充電停止)
SBR-52LI非装着:受信可、送信可

ところでこれが記載されているのはP.7〜P.8の「Installation and Interconnections」のところなのですが、ここには上記のバッテリーの件とマイク、ヘッドホン、電信キーの接続の仕方しか記載されていません。Interconnectionsと謳うからにはFTX-1とアンプとの接続方法も載せて欲しかったのですが、これは今後の改版に期待ということでしょうか・・・

なおこれも本題から外れますが、マウント器具取付用ネジ穴はFTX-1背面と底面にそれぞれ1/4インチのものが設けられているようです。少なくとも私が所有している八重洲リグのコントロールヘッドのネジ穴はM5で、カメラ用器具を使う際にアダプタが必要だったのが本モデルでは不要となることで、ここでも改良のほどが伺えます。

bookmark_border[715] FTX-1におけるFC-40/ATAS-120Aの使用可否

八重洲無線の米国サイトにFTX-1シリーズのカタログと取扱説明書のPDFファイルが掲載されていましたので、気になっていたFC-40とATAS-120Aの使用可能性について確認しました。FTX-1紹介ページの「Files」タブをクリックするとファイルにリンクが張られたページに移行します。

取扱説明書のP.74~P.75に「FC-40」、P.76~P.77に「ATAS-120A」について記載されていました。

これによると、FC-40はFTX-1 Field単体には使用することができず、optima(日本向けバージョンではoptima-50とDXに対応すると思います。)に接続して使用することになるようです。またATAS-120Aは、FTX-1 Field単体で使用することができるものの、バッテリパックではなく外部電源での運用が必要とのことです。optimaでも使用可能です。

取り急ぎ、気になっていた点を確認したのですが一安心です。今後、他の部分を読み進め、本機に関して理解を深めていきたいと思います。

bookmark_border[714] FCC

八重洲無線から「FTX-1F」が発売される日はいつなのか待ち遠しい日々が続いており、たまにFCCのサイトで米国での認証状況を確認しています。以下、FCCサイト(Federal Communications Commission | The United States of America)からの画像引用です。

ここで「Database」をクリックすると検索リストが表示されます。

「Equipment Authorization Search」をクリックすると、

このように検索キーやワードを入力する画面になりますので、「Applicant Name」にYaesu、また「Final Action Date Range (mm/dd/yyyy)」に開始日(例えば01/01/2025)と終了日(例えば04/16/2025)を入力し、下の方にある「Start Search」ボタンをクリックすると、次のような検索結果が表示されます。

「Detail」をクリックすると、ドキュメントの一覧が表示されます。

内容を見ますと、これはFTM-510Dの米国版のようですね。

残念ながらFTX-1Fはまだ登録されていません。日本の技適の方が早いかも知れませんし、そもそも発売情報はネットを見るのが効率的とも思うのですが、どうしてもFCCが気になってしまいます。