bookmark_border[700] 夢の八重洲ポータブル機?

初夢にはまだ早いのですが、当局の願望も込めて将来の八重洲無線製ポータブル機を画像生成AIにイメージさせてみました。使ったのは「Microsoft Bing Image Creator」でプロンプトとして以下の言葉を入力しています。

  • 将来の八重洲無線製ポータブル型アマチュア無線機はどの様なものでしょうか?なお1.9MHz帯から430MHz帯までのオールモード機で送信出力は10Wとします。

その結果、次の4つのイメージが出てきました。

何か今ひとつですが、「アマチュア」というキーワードがいけなかったのでしょうか。最後のは何でもありという感じです。少しAIと会話してアマチュア無線について学習させると良い結果が出るかも知れませんね。

bookmark_border[520] FTM-200D発表

八重洲無線から2m/430のC4FM・FMモービル新機種「FTM-200D」が発表されたこと、ネット記事で知りました。今月末に発売予定とのことです。

同社のサイトを見ても関連情報は載っていませんでしたので、メディアや販売店向けに先行発信されたのでしょうか。あくまで記事からの情報にはなりますが、項目をピックアップすると・・・

・送信:2m/430アマチュアバンド
・受信:108MHz~999.995MHzを連続カバー
・デュアルバンド同時受信不可
・3Wの高音質・大音量スピーカー
・C4FMデジタル・アナログFM自動選択機能「AMS」
・高解像度フルカラーTFTディスプレイ
・受信状態バーグラフ表示「PMG-SRモニター」(デュアルレシーブのFT5DのPMG機能をシングルレシーブ用に簡素化)
・多用機能簡単設定機能「CFL」(カスタムファンクションリスト)
・メモリーオートグルーピング「MAG」
・VFOバンドスキップ機能
・WIRES-X完全互換、WIRES-X ポータブルデジタルノード機能
・高精度GPSレシーバ
・Bluetoothヘッドセット(オプション)
・録音機能
・マイクロSDカード

となり、FTM-300DとFT5Dを合わせて機能的に少しデグレードした様です。

FTM-300Dと比べてコントローラ部がバランス良くすっきりし、ディスプレイの小ささも目立たなくなっています。個人的にはこちらのデザインの方が好みです。

価格については、実売価格は未だ情報がありませんが、メーカー希望小売価格で比較すると、

・FTM-200D:71,280円
・FTM-300D:74,800円
・FTM-6000:60,280円

また現行機種の実売価格は、

・FTM-300D:42,000円程度
・FTM-6000:32,000円程度

ですので、この間には収まりますね。少し300D寄りと考えると37,000円~38,000円といった感じでしょうか。

2バンド同時受信やC4FM/WIRES-Xの必要性、メモリアクセスの簡便さ、サイズ、その他オペレーションのし易さと価格とのバランスで決めていくのかなと思います。

仮に無線部本体が上記3機種で共通なのであれば、コントロール部とファームウェアをユーザがオプションで取り替えられると良いのにと思ってしまいました。

bookmark_border[56] ヤエス

当局は今、FT-450DMを使っています。八重洲無線製のビギナー向けリグで、IF DSPやオートアンテナチューナー内蔵のリグにしてはリーズナブルな価格でコストパフォーマンスが良く、デザインも気に入っています。

ただ残念ながら本機はすでに製造中止となり、流通在庫も少ないようで店によっては既に完売になっています。ビギナー向けにはFT-991AMが選択肢としてあるものの、FT-450DMと比べると実勢価格が8割ほど高いのが難点です。

ちなみに、HF/6mの新製品として12月に発売予定のFTDX10(M)があります。これはSDR機で、機種名に「DX」が付くことからもわかるようにビギナー向けでは無いと思われますが、標準価格は198,000円 (税抜)でFT-991AMとは2万円ほどしか差がありません。スペックなど確認する必要はあるものの、2m/430が不要であればこちらの方が買いかなと思ってしまいます。

ところで、これまで八重洲無線はスタンダードの商標権を購入したり、商号をバーテックスタンダードに変えたり、モトローラにTOBを受けたり自社で持分を買い戻したりと、紆余曲折を経て今に至っています。モトローラのTOBの目的はおそらくヤエスの無線技術(ノウハウや特許)の獲得にあったものと邪推しますが、結局持分を自社に戻しているので技術流出は最小限に抑えられたのではないかと推察します。

モトローラというと、かつてはモバイル通信機メーカーの雄でした。業務用無線機器は世界規模で大きなシェアを獲得していましたし、高周波パワーICやロジックICなども製造していました。昔は、ユダヤ系の企業としてアラブ諸国ではイスラエルボイコットの対象企業となっていたにもかかわらず、機器の性能、堅牢性が買われ、アラブ諸国で輸入されていたこともあります。

今の状況は良くわかりませんが、モトローラから分社したモトローラモビリティ社はレノボの完全子会社になっているようです。

一方、ヤエスは非上場会社になり業績の状況は見えません。ただ海外ではYAESUの無線機の人気は根強いものがありますし、技術者の採用も積極的に行っているようですので心配いらないものと思っています。

bookmark_border[4] トリオと八重洲

全くの個人的な印象ですが、私の世代のトリオと八重洲のリグは、クルマの世界でいうとトヨタと日産の関係に近いものを感じます。大衆受けするデザインのトリオに対して、玄人受けする質実剛健な八重洲・・・。トリオが終段にS2001を使うのに対して八重洲は6JS6を使う様な・・・(あまり関係ありません。)

自分がTR-2200を使っていたためか当時はトリオに特別な思い入れがあり、TR-7200の実機を見たときはCH表示を初めとするデザインの美しさが印象的でした。その後TR-7300を見たときはそのデザインに驚きましたがCHの多さにもびっくりです。電卓(というか初期の卓上式電子計算機)のような筐体に40CH分のボタンがついていました。さすがにクリスタルではなくシンセですよね。

一方で、八重洲はVHF/UHF分野ではあまり印象がありません。モービルという視点ではHFモービル機があったように思います。八重洲のリグは、FL-50B / FR-50B以外は感電してしまいそうで少し近寄りがたいものがありました。実際、八重洲HFトランシーバーのケースを開けた状態を見たことがありますが、シールドケースには「DANGER」と書かれていました。トリオも同じかも知れませんが幸い中は見ていません。

 

bookmark_border[3] 八重洲 FL-50B / FR-50B

中学校のハムクラブでは、八重洲のHF SSB 10W機 FL-50B / FR-50Bを使っていました。

送受信セパレートタイプで、一緒に使うとトランシーバとして使える初心者向けのリグでした。

八重洲のリグというとFTDX400などの四角くてごつい通信機のイメージがありますが、これはそれとは一線を画した、少し面取りされたような優しさを感じる通信機です。

アンテナは校舎の屋上に設置されたダイポールですが、面倒だからかあまりアンテナに興味が無かったのか、結局実物を見ずに卒業してしまいました。

マイクはなぜかトリオのスタンドマイク(MC-50)でした。

バンドは40mだったと思いますが記憶が薄れています。学校ではHF、家ではVHF(2m)と、中学校時代はアマチュア無線に明け暮れていました。

FL-50B/FR-50B
(八重洲カタログ写真より)