bookmark_border[510] FT8 奇妙なシーケンス

先週末、12m FT8でメキシコ局が見えたのでGLを付けて呼んでみました。しかしながら、その局はブラジル局に応答したようで様子を見ていると・・・

突然「-19」のレポートが返ってきました。こちらから「R-11」を送ったまでは特に普通のやり取りでしたが、次の瞬間、なぜか相手局から「R-19」が届きました。これはどういう意味か・・・と考える暇もなく当局のJTDXは「RR73」を返していました。

その後「73」は受信できないまま「RR73」を再送しているうちに相手局は別のJA局とQSOを始めたため、ここで一区切りということで終了です。曲がりなりにも相手から「R」付きのレポートが送られてきたということはこちらから送ったレポートも届いたと理解して、一応QSO成立としておきたいと思います。

この様なシーケンスは初めての経験かも知れません。「GLなどは送らずにいきなりレポートを送ってくれ」というメッセージなのでしょうか。まあ、コールサインとレポートの交換はしているのでルール上はQSO成立ですね・・・

それから程無くして、LoTWとQRZ.comでconfirmされたことを確認しました。

bookmark_border[509] 10m 幻のUAE

昨日夕方、10m FT8を覗いてみると一瞬ですがこれまでつながったことが無いUAE局が見えました。午前中はWARCバンドでATAS-120Aを使っていたのですがそれも降ろしてしまい、その時のアンテナはベランダ内常設のHFV5です。

さすがに届かないかと思いつつ、ダメ元で何度か呼んでみましたがやはり空振りに終わりました。

受信できたのはこの時だけです。コンディションのパラメータはSFI=126、A=12、K=3で、PSK Reporterを見ると10mは欧州方面も開けているようでした。その後、このバンドでは軽いパイル状態になっていて、当局は受信できなかったのですが相手局は「A9」でバーレーン局のようです。

今思えばATAS-120AやSD330を使えば良かったのかも知れませんが、当局の設置環境ではこれらのアンテナはハイバンドではSWRが落ち辛く扱い難いため、躊躇してしまいました。ローバンドのように長いカウンターポイズを適当にベランダに撒くのではダメで、ラジアルとして1/4λ長のラインを空中に浮かせるのが良さそうなのですが、固定方法含め実現が難しいです。

今回は残念な結果に終わりましたが、この様な季節であってもチャンスは訪れることがわかりましたので今後に期待したいと思います。

bookmark_border[505] 米国各州とのQSO状況

久しぶりに、QRZ.comのサイトで米国各州とのQSOの状況を確認しました。

(QRZ.comサイトAwards画面より引用)

緑色がconfirmされた州です。面積的には6割~7割はいっているように見えますが、州の数では50州のうち23州でまだ46%に留まっています。中部は全滅ですし、東部もMA以外のコモンウェルス各州とはコンタクトできていません。

ちなみに西部と東部にどのようなルートで電波が飛んでいるかを「ウェブ地図で大圏航路を表示する (Leaflet版)」を利用させていただいて見てみました。

(米国西部)

(米国東部)

この様に西部へはほぼ海上を伝搬し、逆に東部へはほぼ陸上を伝搬するのがわかります。電波は電離層と地表との間で反射を繰り返すうちに減衰していきますので、やはり反射での減衰が少ない方が良く飛んでいくということでしょうね。

ついでに南米ブラジルへのルートも見たところほぼ海上です。これより南のアルゼンチンの方が伝搬ルートはもっと海上に寄るので、ブラジルよりもアルゼンチンの方がコンタクトし易いとの実感覚と一致します。

(南米)

当局は電波伝搬のホップ数などの知識はありませんが、そういうことも想定して地形などを見ながら、攻略できない理由について自分なりに納得できれば良いかなと思います。

bookmark_border[494] イングランドとの初QSO

昨日、30m FT8でイングランド局とのQSOが成立しました。「CQ JA」が出ていたのでダメ元で2回ほど呼んでみましたが応答はありません。3回めであきらめてTXを止めたところ・・・

何と応答がありました。慌てて相手局をダブルクリックして1秒ほど反応が遅れましたが、事なきを得てシーケンスが進んでいきました。これで1エンティティ追加です。

欧州はいつもは北側と西側が厳しいので貴重なQSOでした。これがその時の伝搬状況です。

その後、このバンドではウェールズとベルギーの局がCQを出すのが見えており、これまでいずれもコンタクトしたことの無いエンティティでしたので何度か呼びましたが、見事玉砕しました。やはり苦しいですね。

気を取り直して、最後にチリの局とQSOできたところで運用を終えました。

bookmark_border[488] 12m FT8のパイル

昨日はあまり時間が取れなかったため、主に12mと17mに絞ってFT8を運用しました。12mではエクアドルの局が2局見えていて、プチパイル状態になっていました。

ここにはEven側のタイムスロット分しか表示されていませんが、この時、裏では当局も必死になってエクアドル局を呼んでいたのです。しかしながらことごとく空振りに終わりました。そして、2局のうち1局はいつの間にかOdd側の守備に回ったようです。

ちなみにログを確認すると、エクアドルとは昨年10月に30mでコンタクトできていました。残念ながら今回12mでは失敗に終わりましたが、初エンティティではないので諦めがつきます。

その後、12mと17mの間をうろうろして、あまり調子も乗らないので早々に店仕舞いしました。
とりあえず、これが昨日の伝搬状況です。当局の12mの信号はエクアドルに届いていたことがわかり少し残念な気分になりましたが、これも運次第ですので気持ちを切り替えていきたいと思います。