bookmark_border[625] ATAS-120Aアンテナ改善(10m)

当局の設置環境ではATAS-120Aアンテナは10mと6mでSWRが2.5以下に下がらず使えなかったのですが、ようやく10mでまともに使えるようになりました。

どのようにしたかというと、これまでは5mx5本と10mx2本のアース線をベランダの床に這わせ、3mの線をベランダの手すりの上に適当に置いていたのを、それに加えて2.5m長のアース線を空中にまっすぐに張っただけです。いわゆる「ラジアル」を張ったということですが、それだけでSWRが1.2程度まで下がりました。やはり基本に立ち返るのは大切であること実感しました。

ラジアル線の先には6Φの圧着端子を付けて、100円ショップで買ったロープを使い洗濯ひものように張りました。

HFV5ではこのバンドは十分使えるのですが、ATAS-120Aに替えたら世界が変わったようです。

アフリカ マラウイの局も一瞬受信できたので何度か呼んでみたのですが、残念ながら応答はありませんでした。

このバンドもまだまだコンディションが良いようですので、また楽しみが増えました。

bookmark_border[620] 昨日の状況

昨日は天気が悪かったため、可動部分を持つホイップアンテナは出さずに、ベランダ内に常設しているHFV5と2m/430用A1430S7八木を使用してFT8を運用しました。

HFV5は主に10m/6mで使っています。それよりも低いバンドになると、受信は意外と良いのですが、よほどコンディションが開けた時でないとほとんど電波が飛んでいきません。建物の影響が顕著に出ているようです。ただSWRはリグ内蔵のチューナを使えば40m以外は低めに収まっています。

10m/2m/430で数局ずつQSOして早々に店仕舞いしました。6m(50.313MHz)では皆さんDXをターゲットにしていて、あまり邪魔をしてもと思い50.303MHzにQSYしてCQを出しましたが応答はありませんでした。

10mは西アジアや南米の局が受信できトライしてみたのですが、ことごとく空振りに終わってしまいました。このバンドはこの季節になってもまだコンディションが良いようで、これもサイクル25の効果なのでしょうか。でも、残念ながら当局の信号は東南アジアからAU/NZ止まりです。これがその時の様子ですが、なぜか建物の陰になっているロシア方面にも飛んでいます。

以前からの課題ですが、ベランダ内の常設アンテナだけで中南米、欧州、西アジア地域ともQSOをしてみたいですね。一時「ATU-100」+「5m ロッドアンテナ」で試してみましたが、ベランダの屋根の下からでは全く飛んでいきませんでした。

せっかくコンディションが上がってきていますので、また別の方法でアンテナ系を改善していければと思います。

bookmark_border[600] A1430S7アンテナ

2mではこれまでSB7ホイップ(6/8λ Cフェイズ ノンラジアル)や2エレ八木などのアンテナをベランダで使っていたのですが、第一電波のA1430S7を入手して使い始めました。

このアンテナは2mでは3エレ、430では5エレとして機能するマルチバンドの八木アンテナで、2エレよりも指向性が強いためどうかなとも思いましたが、そもそも周りがビルに囲まれているため放射パターンなどあまり関係なく、建物の影に隠れる部分を除き良く飛んでくれているようです。

常置場所のベランダの大きさからしてこのサイズが限界ですが、これまでのアンテナではコンタクトできなかったエリアともつながっています。昨日はFT8で岐阜県の局ともコンタクトさせていただきました。

PSK Reporterで見るとこのような伝搬状況です。

430でも初めての局とコンタクトできていますので、このアンテナにして良かったと思っています。ちなみに既に生産終了品とのことですが一部の販売店にはまだ在庫があるようで、それを入手することができました。2m/430でまた楽しみが増えた次第です。

bookmark_border[596] 久々の80m FT8

最近のローバンドの様子を見てみたいと思い、昨夜80mでFT8を運用しました。このバンドに出るのは今年1月以来ですので、実に9か月ぶりです。

普段使っているATAS-120Aアンテナは40mまでしか対応していないため、今回はSD330を使いました。チューニングは自作のスイッチボックスで行います。

このボックスにはリレーが入っていてPCからUSBを介して制御できるのですが、肝心のプログラムが完成していません。NanoVNAからのSWRデータをPCに取り込むことはできていますが、リアルタイムでSWRデータをモニタしリレーを制御する部分の仕掛けが難しく中断しています。Pythonでのリアルタイム制御は難しいのでしょうか・・・従って、未だNanoVNAの表示を見ながらスイッチを押すという手動制御です。

SWRの調整はこのようにうまく行きました。

実際のQSOの成果ですが、台湾、中国、ASロシア、国内の計4局にとどまりました。US局が受信でき何度か呼んでみましたが応答はありませんでした。

もう少し季節が進むとこのバンドも賑やかになってくるのでは、と楽しみにしています。

bookmark_border[590] トンガ・エストニアとの初QSO

昨日は天気が良かったので、3週間ぶりにATAS-120Aアンテナを出してFT8でDXを楽しみました。成果は次のとおりです。

17m: ベトナム、モンゴル、ウクライナ、トンガ、フィンランド、ウルグアイ、
ニューカレドニア、オーストラリア、ニュージーランド、エストニア、
カザフスタン、ASロシア
15m:台湾、インドネシア、ASロシア
12m:オーストラリア、カザフスタン、EUロシア、ASロシア

ウクライナ局とは久々のQSOでしたが、アマチュア無線の運用は既に解禁されたのでしょうか・・・? 一日も早く状況が改善することを祈るばかりです。
またロシア局とのQSOも久しぶりでした。今年2月以後、同国とのQSOは意識的に避けていたように思います。ただ、先週来の報道を見て同国の市民を応援したい気持ちになり、昨日は各バンドで積極的に呼び出してみました。
ところで「トンガ」と「エストニア」ともQSOできたのですが、これらは当局にとって初エンティティとなります。

(トンガ)

(エストニア)

ATAS-120Aは、当局の環境では良く電波が飛んでくれて頼もしい存在です。これから秋冬にかけてローバンドのシーズンになりますので、SD330やRHM12の出番も多くなると思います。