bookmark_border[331] アンテナ調整の続き

その後試行錯誤を続けた結果、15mと12mの両方でOKになりました。さらに10m、6mでもSWRが改善しました。

どの様にしたかというと・・・

先日はベランダのコンクリート製手すりの上に置いた3m長のカウンターポイズが17mと15mの各バンドで有効であることが分かったためそのままにしておき、アンテナを中心とした逆側に2.5m長のラジアル線を少し宙に浮かすように付けました。ラジアルといっても普通の1.25Φのビニール線です。

なるべくアンテナ給電点に近い場所に付けるため、本来であれば16㎜の圧着端子を使ってM型コネクタに直接かませば良いのでしょうが、その様な端子は近くのホームセンターには置いていませんので、アンテナ基台のUボルト部分に6㎜の圧着端子と蝶ナットで接続しました。

しかしながら、今度は20mでSWRが落ち切らずチューニングが取れなくなりました。このバンドでなぜ2.5m程度のラジアル線が影響するのか、5m長のカウンターポイズと干渉しているのか・・・であれば、2.5m長ではなく3mとか3.5mにすれば良いのかなど、天候不順の中、なかなか捗りませんが試行錯誤は続きます。

bookmark_border[330] ハイバンドでのアンテナ調整状況

当局の設置環境では、これまで述べてきたように12m/10m/6mなどのハイバンドにおいてATAS-120A、SD330、HFJ-350MのSWRが思うように落ちません。10m/6mではHFV-5はOKなので、単純にいうとホイップ系はNG、DP系はOKという感じです。

そこで短めのカウンターポイズを追加してみました。元々10m 1本、7m 1本、5m 5本、3m 1本を使っているのですが、それに3.5m、2.5m、1.5mを各1本追加しました。
それでも効果は見られません。

一旦、元の状態に戻し、15m以下のバンドでSWRが落ちることを再確認したのち、試しに3m長のカウンターポイズをベランダのコンクリート製手すりから少し浮き上がったような形で設置してみました。そうすると12mではATASチューニングがOKとなりました。しかしながら15mではNGです。17mでも状態は悪化しました。

一方、3m長のカウンターポイズをベランダの手すりの上に直接置くと15mや17mはOK、12mはNGとなり全く逆の結果です。

そのことから、ハイバンドではカウンターポイズではなく、ラジアルの様に空中に浮かせる形の方が良いのかも知れません。試行錯誤が続きます。

bookmark_border[329] ATAS-120A再び活躍

昨日は天候も回復したため、再びATAS-120Aを設置しました。ベランダに敷いてあった5本のカウンターポイズは、一昨日の風にさらされ綺麗にねじれて1本に纏まっていました。

時間の関係で夜間1時間ほどのFT8運用でしたが、前日の反動で全てDX QSOとなりました。

17mではシンガポール、台湾、ベトナム、また30mでは米国3局、インドネシア2局、ASロシア、中国、タイ、フィリピンの計12局とのQSO成立です。

カナダ局が見えていて呼んでみたのですがダメでした。

ちなみに30mでの伝搬状況は以下のとおりです。北米が良好ですね。

このアンテナではバンド間のQSYもストレス無く行うことができ飛びも良いので、本当に買って良かったと思っています。

bookmark_border[324] 12m SWR改善?

今週は12mバンドに翻弄されており、何とかこのバンドでATAS-120AのSWRを改善したいのですが遅々として進みません。

その中で3mのカウンターポイズの先にワニ口クリップを付けて色々と試してみました。

まずはその先に数10センチのリード線をつなげるとSWRは悪化、またアンテナポールにつなげても大幅にSWRは悪化します。その次に自身のカウンターポイズの途中をクリップでくわえるとSWRは2以下まで改善しました。

この状態だとATASチューニングは問題ありません。

しかしながら・・・今度は15mでチューニングが取れなくなりました。

こちらを立てればあちらが立たずで、アンテナやRF回路のインピーダンス調整では良くあることだと思いますが、アンテナの場合は構造物の影響を含めたシミュレーションができれば良いのにと思います。

それにしても3mのカウンターポイズが15mバンドには効果的だったのですね。

bookmark_border[323] 12mでのQSO記録

下表はATAS-120Aを使って12m FT8でQSOした際のログの抜粋です。なお昨日触れたように、これは内蔵チューナONの状態でATASチューニングしてアンテナ調整したときのものです。

相手局と当局の信号の差分を取ってみました。黄色は当局の信号のS/Nが5dB以上低いもの、そのうちオレンジは10dB以上低いものを表しています。

やはりアンテナ自体のチューニングがされていないため上り下りのバランスは総じて悪いですね。
ちなみにSWRはこのような感じです。

センター周波数のSWRが逆に高くなっています。この様な状態では普通は内蔵チューナ自体も働かないはずですが、別のバンドで内蔵チューナを使い、そのままTUNEをOFFしない状態で12mにQSYしてATASチューニングするとこうなってしまうのですね。

幸いリグもアンテナも異常は無くて良かったです。ATASを使う際は必ず内蔵チューナがOFFになっているのを確認すべきであること学びました。