bookmark_border[556] ATU-100復活

先日ATU-100の不具合について書きましたが、本体のフタを開けて見てみると、やはりD-SUB端子の「TUNE」と「GND」間がわずかにショートしていました。そのため電源ONすると「TUNEボタンを押しながらON」した状態になり、フィーダロス入力モードに入ってしまうというオチでした。

半田付けし直して改めて電源ONすると正常に表示しました。そこで5mのロッドエレメントをつなぎリグのRF出力を10Wにセット、TX ONしてTUNEしたのですが・・・

6m/10m/12m/17m/20mはSWRが下がりません。というか「PWR=3.8W」と表示されたままTUNE動作に入らないようです。出だしのSWRが高くてリグの安全機能が働きRF出力を抑えているのかも知れません。その為、入力電力が低すぎてTUNEしないものと思われます。ちなみにリグのTUNER設定は「OFF」です。

15mと30mは大丈夫でした。下の画面は15mでチューニングしたときの様子です。

4行目の表示が切れていますが、見た目はちゃんと表示されています。写真に撮るとこのようになってしまうのですね。また「PWR=8.1W」ですがリグからは10W出ているはずですので「10log(8.1/10)=-0.92dB」がこのバンドでのフィーダロス(+α)ということになるかと思います。

でも他のバンドがTUNEできないのを何とかしなくてはなりません。手っ取り早いのはリグの安全機能を外すことですがちょっと怖い気もします。これは今後調べてみたいと思います。

bookmark_border[555] ウクライナ局のCQ?

昨日午後、10mでFT8を運用しているとウクライナコールの局がCQを出しているのに遭遇しました。何か懐かしい感じです。

確かウクライナは全国的にアマチュア無線の運用が禁止されているはずです。PSK Reporterで場所を確認するとドネツク地方から電波を出しているようでしたので確かにウクライナ国内ですね。

ちなみにこの局のメールアドレスが公開されていましたが、ドメインは「@mail.ru」となっていました。Wikipediaにはこの様に書かれています。

ところでこのバンドではタジキスタン、パキスタン、インドなどこれまで交信したことの無いエンティティの局が受信できましたが、当局の信号はいずれにも届かなかったようです。カザフスタンとはコンタクトできましたが、このエンティティは40m/17m/15m/12mで既に達成済みです。ただ10mでは初めてでしたので良かったです。アンテナは例によってATAS-120Aを使いました。

bookmark_border[554] ハム教育と試験

今日は昔話になりますが、私が最初にアマチュア無線(電話級)の試験を受けたのはたしか小学6年の頃だったと思います。一応「無線従事者教育協会」の通信教育を受けてはいたのですが、「受けていた」というのは正しくなく、極端にいうと送られてきた教材を受け取っていただけです。無線工学はオームの法則で挫折してしまい、また法規もほとんど教材に目を通すことなく、月々の課題提出は行わずという状態だったと記憶しています。当然合格するはずもありませんでした。

とても勿体無い話ですが、当時は「通信教育のテキストを貰ったので合格するはず。」と愚かな勘違いをしていたのかも知れません。

その後、中学2年の時に友達と3人で講習会を受けて従免を取得した訳ですが、この時はスムーズに受かりました。もっとも講習会の終了試験は簡単でほぼ全員が合格(終了)できるとのことでしたので、最初からこちらの方が良かったですね。でも当時の受講内容は全く覚えていません。

今の試験制度の事情はわかりませんが、免許取得のハードルを下げるためにも、四級は講習の受講のみで良いのではないかと思います。国家資格なのでそれは難しいのでしょうか・・・。
アマチュア無線以外でも、国家試験免除のための講習会では、大抵終了試験の範囲や場合によっては問題自体を講習会の中で教えてくれるのが普通と理解していますので、そうであれば別に講習会の中で試験をしなくても良いのではと安易に思ってしまいます。

bookmark_border[553] QSLカード発送

今月初旬に届いたQSLカードに対する返信カードを作成し発送しました。今月末までの発送を目標としていましたので、ギリギリ間に合ったという感じです。

今回は150枚程度で、いつもと同じように受領したカードをコールサイン順に並び替え、内容を電子ログと照合して印刷していきます。中には「カード不要」という局長さんもいらっしゃいますので、通信レポートだけでなくコメント欄にも一通り目を通します。

その中で、交信時刻がログと一致していないカードがありました。当局のログには9:00JST(0:00UTC)と記録されており、前後の更新記録からこれはログの記録ミスと判断しました。以前のJTDXのバージョンで、交信が輻輳した場合に更新開始時刻が一律0:00UTCとなってしまう不具合があり、その時のものと思われます。注意はしていたのですが修正漏れでした。改めて先方のカードの情報を元にログを修正のうえ、カードを印刷しました。

次回は4月末~5月初がカード受領のタイミングですので、連休中に落ち着いて対応できるものと思います。

bookmark_border[552] ATU-100動作不良?

中々手が付けられなかった長いロッドエレメントを、ATU-100と共にベランダに取り付けてみました。ただ何かATU-100の表示が変で、電源を入れると通常の動作ではなく「Fider Loss input 0.0dB」と表示されます。以前室内で確認したときは、正常に動いていたように見えたのですが・・・

Fiderとは「Feeder」のことかと思いますが、この表示は何を意味するのか、ネット検索するとGitHubのアップデート履歴のVersion3.1の部分に以下の趣旨の記載がありました。

「フィーダ(Fider)ロス値はデフォルトではゼロで、チューナはミスマッチロスのみを表示。フィーダロスを設定するにはTUNEボタンを押しながら電源ONし、BYPボタンとAUTOボタンを使って必要な値をセットする。」

従って本来はTUNEボタンを押した状態で電源ONするとこのモードに入るようですが、実際の動作はTUNEボタンを押さずに電源ONするとこの様になってしまいます。なお、BYPボタンやAUTOボタンを押すと確かに値が変わります。

そこで、コントローラのTUNEボタンの接点をテスタであたったところ、ボタンを押していないのに導通していることが分かりました。次にコントローラからVGAケーブルを外して確認すると、正常にオープンの状態になります。

従って、ケーブルまたはATU-100ユニット内部の問題(物理的な短絡?)のようで解決にはそれほど時間は掛からないと思いますが、ここで時間切れとなってしまいましたので今度改めて確認したいと思います。