bookmark_border[561] 「・」の意味

昨日、CQ誌の記事をテーマにした際「〇〇〇・アンテナ」など「アンテナ」の前に「・」が付いているのを話題にしたところ、早速コメントをいただきました。

これは「英語で単語が分かれるものをカタカナ書きにした場合に入れることがある」とのことで、確かにそうだと思いました。
そこで、「・」(中点)の意味をネットで調べてみました。

最初に出てきたのは「線分または有限曲線を二等分する点」というものですが、これは「ちゅうてん」の意味で、今回の「なかてん」とは違うものですね。改めて・・・
Wikipediaでは中黒(なかぐろ)として解説していました。使用目的は、

① 併記する単語の区切り
② 外来語の区切り
③ 肩書きや役職と名前との間
④ 縦書き時の小数点の代わり
⑤ 縦書き時のハイフンやダッシュ、コロンの代わり
⑥ ビュレットの代わり
⑦ リーダーの代わり
⑧ 装飾として

と色々あるようですが、CQ誌の「〇〇〇・アンテナ」は②の用法で、正にコメントいただいた方のご理解のとおりで納得です。

bookmark_border[560] CQ誌5月号

CQ誌5月号の特集は「HFコンパクト・アンテナ活用ガイド」、別冊付録は「2022年版春のDX入門」ということで、正に当局の運用形態に合った記事です。

まだざっと目を通しただけですが、その中で特に「スクリュードライバー・アンテナの勧め」はとても共感できる内容で頷きながら読みました。SD330やATAS-120Aも高性能で使い易いアンテナですが、RHM12/RHMC12はコンパクトで持ち運びに便利でありながら多バンド対応、しかも設置や調整が容易という優れた商品であると改めて感じています。

なお、RHM12(RHM10も?)は根元のコイル部分の長さを調整するだけでマッチングが取れますので、ここに例えば絶縁体のバーを付けて手元で長さ調整ができれば便利かと思います。昔のクルマについていたオートアンテナ用のモータを使ってそのバーを動かせば自動調整ができるのでは・・・と妄想が広がります。

ところで記事では「コンパクト・アンテナ」「スクリュードライバー・アンテナ」「モービル・ホイップ・アンテナ」など「アンテナ」の前に「・」が付いています。理由は分かりませんが、これをつなげてしまうと固有名詞になるからかも知れませんね。もしくは他者の商標権に触れることになるのでしょうか・・・?ブログ記事を書くにあたり少し気になるところです。
これから別冊付録の方も読み進めたいと思います。

bookmark_border[559] GL設定ミス?

PSK Reporterで当局の信号の飛び状況を見てみると、オーストラリアの南、南極の少し北で受信している局がいるのを発見しました。

普段このような場所で運用している局はいないのにめずらしいな・・・と思ってカーソルをあてて良く見ると、何と「JA7」局でした。JTDXでのグリッドロケータの設定が「PC98」になっているためこの地点にプロットされていたようですがMM局ではなさそうですし、「PM98」のタイプミスなのではないかと推察します。

思わず自分のGL設定も確認してしまいました。

bookmark_border[558] ドデカネス諸島との初QSO

昨日午後、12m FT8でドデカネス諸島と初めてつながりました。アンテナはATAS-120Aです。

それまでしばらくの間10mや30mのFT8でQRVしていたのですが、そろそろ西の方が開けてくるかなと12mにQSYしてみるとこの局がCQを出していて、1回めは空振りでしたが2回めに応答があり、スムーズにQSOできました。

ドデカネス諸島はエーゲ海にあるギリシャ領の島々で、その中で一番大きな島がロードス島です。この局長さんもそちらのようです。やはり新エンティティとのQSOは嬉しいですね。

bookmark_border[557] ATU-100とHFV5

ATU-100をロングワイヤにつないでTUNEしようとしても、一部バンドを除き「Hi-SWR」となってリグRF出力が抑えられ、ATU-100がTUNE動作する最低入力電力に届かないためTUNEできない・・・という趣旨で昨日投稿しました。

その後、元々同調が取れていないロングワイヤの代わりに、各バンドで調整済みのHFV5をつないだらATU-100がどの様な動作をするかを試してみました。

その結果、ロングワイヤとほぼ同じ状態となりました。ATUユニット内のRFケーブル引き回しの関係で、特にハイバンドでは影響が出ているのかなとも思いましたが、同じルートでATUのリレーだけをバイパスしてもHFV5ではきちんと各バンドでマッチングが取れていますので、引き回しはそれほど影響していないものと思われます。

そうすると、解決にはやはりリグの高SWR保護機能の調整(解除)や、ATUの最低動作入力電力の変更など根本的な処置が必要になりますね。前者はファイナルへの影響が心配ですし、後者はハード・ファーム両面で変更が必要のようでハードルが高そうです。またFT-991AMのTUNEモード設定(特にEXTERNAL)については不勉強ですので、ここにもヒントがあるかも知れません。

ところでATU-100を立ち上げたときにこの様に表示されるのですが、一度、NanoVNAを使ってバンド毎のATUの入力インピーダンスを追いかけてみようかと思います。

なお、ATU-100のマニュアルによると「BYPASS」と「AUTO」ボタンを押しながら電源ONすると「Simple Test Mode」に入り、L、Cがマニュアルで設定できるとのことです。そこでATUにロングワイヤを付け、L、Cをマニュアルで変えながらATUの入力インピーダンス(スミスチャート)の動きをNanoVNAで観測すると、各バンドで最適なL、C値が分かると思います。でもそうするとATUでなくマニュアルチューナになってしまいますね。