bookmark_border[44] 5Gの周波数

今年国内でサービスが始まったばかりの「5G」ですが、周波数は大きく分けて3.7GHz、4.5GHz、28GHzの3バンドが割り当てられているとのことです。

これはアマチュア無線用周波数の1,000倍ですね。周波数が高いだけにアンテナの放射効率や指向性の面で様々な解決すべき課題があるものと推察します。

以前、ガラス窓を基地局アンテナにするという記事を見たことがあります。いかに透明なガラス窓の機能を損なうことなくアンテナを構成できるかですが、カーナビ用のTVアンテナもクルマのフロントガラスの上の方に張り付けていますよね。あれの大掛かりなものかも知れません。

少し話が逸れますが、透明なソーラーパネル付きの窓ガラスが実現できないものかと思います。そうすればビルなどは外観を変えることなくソーラー発電ができます。ガラスに貼る透明な配線は実用化できていますので、ソーラーパネル自体の透明化が鍵となりますが、光エネルギーを電気エネルギーに変換するということはそこで光エネルギーが減衰するということですので、ガラスは光を通さなくなってしまいますね。

可視光以外の紫外線や赤外線のエネルギーを電気エネルギーに効率良く変換できれば良いのですが・・・

bookmark_border[43] 15mバンドの凄さ

15mバンドは凄いと思います。何が凄いかというと遠くまで電波が飛んでいくのです。スペイン、ルーマニア、ブラジルとのFT8 QSOは全て15mバンドで成立しています。

昨日はイタリアの局と初QSOができました。

何度か繰り返しレポートを送ったのち、ようやく73にたどり着きました。最後は少し不安になって相手のDFに合わせてしまいました。周りの方にはご迷惑をお掛けしたかも知れません。すみませんでした。

bookmark_border[42] 無線との関わり

懐古的な内容になってしまいますが、私の無線との関わりは小学校時代に遡ります。

電波を発信する機器(=送信機)との付き合いとしては、おもちゃのトランシーバー(学研ラジホーン)で遊んだのを皮切りに、ラジコン戦車を作って走らせたりしたことがありました。当時、ラジコンには簡易型の「シングル方式」というのがあり、これは送信機のボタンを押していくとサーボモータが動いて、前進、右、左、停止、後進など、順序は忘れましたが順番に切り替わっていくものでした。

ヒノデ製のラジコン装置で、水色の送信機の筐体には電源用のスライドスイッチとコントロール用の赤い押しボタンスイッチがついていました。送信機と受信機、サーボモータがセットになって価格は1万円ほどだったと記憶しています。

また、ヒノデのシングル方式の送信機は2種類あって私が使っていたのは安い方ですが、高い方はシングル方式ながらも高級感があり金属筐体にメーターがついていたように思います。本当はこちらの方が欲しかったのですが言い出せませんでした。変なところで親に遠慮したのかも知れません。

ラジコン装置を搭載する戦車はタミヤ製 1/25スケールの「パンサー」でドイツの代表的な戦車です。キャタピラはプラスチックながら1つずつ連結していくもので、プラモデルの組み立て、塗装、ラジコン操作など様々なポイントから楽しむことができ、50年経った今でも鮮明に記憶に残っています。

この様なことを書いていると、ますます当時の記憶が蘇ってきます。無線とは全く関係ありませんが、Uコン飛行機に興味を向けたこともありました。

エンジンはビギナー向けのFUJI 099です。騒音対策としてサイレンサーを付けましたが、エンジン本体の両側に開いている四角い排気口に外側からバネの力で挟み込むもので、ENYAの丸っこいマフラー然としたものとは違い、子供心にデザイン性に難を感じたものです。とりあえず手作りの木製マウントにエンジンを固定してプロペラを付け、燃料タンクにグロー燃料を入れ、スロットルを少し開けて空回ししたのちグロープラグに2Vの小型鉛蓄電池をつなげて力を込めてプロペラを指で回してエンジンを始動する・・・などをやっていました。
飛行機本体も作ったのですが、実際にエンジンを搭載してワイヤを付けて飛ばした記憶がありません。模型屋でENYAのエンジンを眺めているうちにFUJIが見劣りし、徐々に興味が薄れていったのかも知れません。今でもFUJIやENYAのエンジンは売られているのでしょうか?

bookmark_border[41] ALC

PCからリグへ入力するオーディオ信号の強さについて「過変調にならないようALCメーターを振らせないこと」とよく言われており、そもそも当局のリグ(FT-450DM)のALCメーターの働きがわからなかったので調べてみました。

リグのオペレーションマニュアルにはALCメーターの説明として「送信回路のALC電圧を表示します。SSBモードの時には、音声入力に従ってメーターが振れます。」とあります。またメーターは相対値を表しているとのことです。
ネット検索してみると関連の話題が「HamRadioForum.net」に載っていました。以下のことが書いてあります。

・the ALC is a little different to other radios. ALC(の動作)は他の無線機とは少し異なる

・As it gets to the limit of the scale it automatically starts to lower the gain to keep the power out within limits. フルスケールまでいくと自動的にゲインを下げてRF出力を規定値内に保つようにする

従って、FT-450D(M)のALCメーターは「フルスケールより超えて振らさない」というのが正しいオペレーションと理解しました。

なお、これまでは安定化電源のアンペアメーターを見て、オーディオ信号レベルを下げていき電流値がストンと落ちる手前のレベルに設定していました。その状態でALCメーターの振れはフルスケールから80~90%程度のところにあり、これが適正値なのかなと勝手に思っています。

bookmark_border[40] 10mバンドのパイルアップ

昨日は10mバンドでパイルアップを目撃しました。相手はブラジル、アルゼンチン、ウルグアイなどの南米の局です。

それらの局に対してJAから一斉に呼び出しをしている状況はこちらです。特にCX7局(ウルグアイ)には8局が呼んでいます。もっともこれは私が受信できた局だけですので、日本全国を合わせるとどれだけの局がこの局を呼んでいたのか想像がつきません。

相手局は1局ずつ丁寧に対応しています。
実は、私はその20分ほど前にQSOが成立していました。それでも20回はコールしたと思います。相手局の信号はプラスで入ってきていてとても強力でした。わずか20分ほどで10dB以上も落ちてしまったようです。FBなQSO有難うございます。