bookmark_border[2] 2m FMでのCQの出し方(昔と今)

1970年代は、2m FMでCQを出すときはまずメインチャンネルの144.48MHzでCQを出し、応答受信後に空いていそうなサブチャンネルで「チャンネルチェック、このチャンネルお使いですか?」とQRL確認し、メインチャンネルに戻ってQSY指定するという感じでした。

CQを出すときも「どなたか入感ありますか?こちらはJAxxxx」とやっていましたが、ほとんどの皆さんがそうしていてそれが普通かと思っていましたので、たまに「CQ 2m」でコールする局があると何か新鮮さを感じました。それも、最後に英語で「calling CQ and standing by.」とか、特定局を呼ぶときに「calling you and standing by.」とか言う人もいて、当時の少年としてはレベルの違いを見せつけられた感じです。

最近、久しぶりに2m FMをワッチしましたが、もはや「チャンネル」という言葉は使わないのですね。(周波数チェック・・・)

CQを出す際は皆さん「CQ」とやっていますね。事前にQSY先をチェックしたうえで。

 

bookmark_border[1] 開局当時のリグ トリオ TR-2200

私がアマチュア無線技士の免許を取ったのは昭和47年(1972年)中学校時代。電話級という資格でした。

すぐに開局し、当時は7エリアに住みJA7の最終に近いコールサインを取得したのですが、その後1エリアに移ったため残念ながらJA7コールは手放すことになりました。

開局はトリオのTR-2200という144MHz帯1Wのハンディ機でのハムデビューでした。チャンネル数はわずか6CHで、コールチャンネルの144.48MHzとその他144.72、あと145.32(だったか記憶が曖昧)くらいしか標準実装されていなかったため、残りは各CH毎にクリスタル(水晶振動子)を買い足してソケットに差した記憶があります。クリスタルソケットの横にはCH毎にトリマコンデンサが並んでいて、これは絶対に触れてはいけないと言われていたためそっとしておきました。

その後、友人がTR-2200Gという12CH機を購入して開局、少し悔しくて私もTR-2200用の6CH増設キットを購入し12CH化を図りました。

ただ「G」との違いはCH数だけでなく、チャンネルツマミの形状やチャンネル表示、マイク形状(筒形タイプか近未来タイプか)、マイク端子が3ピンか4ピンか(さらには本体側コネクタがメスかオスか)という、当時の少年にとってはとても大きな違いに見えました。

これらの違いを自分で解消することはできませんが、唯一、3ピンのマイクで筒形でない四角型のタイプ(おそらくTR-5100とか7100用のマイクだと思います)が入手できましたので、家でQSOするときはそれを使っていました。

外ではリグを自転車のかごに載せ近所を走り回って友人とモービルQSOを楽しみました。おもちゃのトランシーバごっこの延長だったですね。小学生のころは学研のラジホーンで遊んだ世代です。(脱線しますが昔の学研のロゴは流線形でした。)

自宅のアンテナはカマボコ板にロッドアンテナを付け、針金製のラジアルを何本か付けたいわゆる「なんちゃってλ/4 GP」を、玄関のひさしの上に取り付けて電波を出していました。

この時はSWRは気にしていなかったので、リグには負担をかけていたかも知れません。ケーブルも75Ωの3C-2Vを使ったりしてインピーダンスマッチングなどの知識は無かったですね。しばらくして10Wブースターを入手し、OMさんからもSWRメータをいただいたのでSWRに気を遣うようになりました。

TR-2200
(画像はトリオカタログより引用)