トリオの9R59Dが気になってネットで調べてみました。すると修理やレストアの記事が多く見つかり、結構皆さん苦労されノウハウも溜まっているのだなと感じました。
ただオークションで取引されているモノの中には「なぜ?」という様な改造(改悪)をしているものも多々存在し、色々と試した結果、ついにお手上げになったモノも含まれているようです。これらはやはり玄人の方から見ればけしからんということなのかと思います。
理論に基づかない改造は、機能しないばかりか感電や火災の危険もありますので、特に真空管式の装置は怖いですね。また修理やレストアで収入を得ている場合はそれなりの責任が生じます。
一方、個人として趣味の世界に閉じている場合は、安全性を確認したうえでのお試しは大いにありかなと思います。
一瞬、私も実機を手に入れて修理してみたいとの衝動に駆られましたが、IFメカフィルの劣化(代替品無し)、VRやバリコンの劣化など、メカ関連のデバイスの手当が結構大変そうで、また、きちんと調整して性能測定するには、SG、オシロ、バルボル、カウンタ、デジボルなどの測定器が必要となり、調整だけであれば簡易型のオシレータやテスターで良いのかも知れませんが、そこまで揃える気力がありません。
実機には触れず、机上のお遊びとして回路定数でも追っかけていこうかなとは思っています。真空管のパラメータを扱えるPC用の回路シミューレータがあれば良いのですが・・・