bookmark_border[436] RHM12入手

第一電波工業のRHM12アンテナを入手しました。40mから430まで対応可能で、更にオプションコイルのRHMC12を使うと160m、80mもカバーできる手動スクリュードライバーアンテナです。

本体とオプションコイルを合わせるとFTM-6000が一台買えてしまう価格で、本当に今投資すべきものなのか少し悩んだのですが、次の点を考慮して購入することにしました。

①エレメントの長さ
3mほどあるため、これまで使っていたどのアンテナよりもDXが稼げるかも。

②調整方法
根元で調整できるので楽そう。

③耐入力
スペックにFM/CW 40Wと明記されていて安心。FT8で50W運用でもOKなのではないかとの期待が持てる。

④質感
高級で頑丈そうに見える。

この様にほとんどが希望的観測で半ば衝動買いですが、モノを購入するときはなるべくポジティブに考えるのが精神衛生上も良いと思っています。

また、当局が持っているHFJ-350Mとも比較して考えました。特にHFJ-350Mの耐入力は100W(PEP)で、3.5MHzは更に低い75W(PEP)とのことですので、FT8で50W運用は難しいかも知れません。(過去のブログ記事はこちら

この点はコメットさんにも質問してみたのですが、結局回答をいただくことはできませんでした。もっともこの様な質問に対する回答は難しいでしょうね。その時のSWRや周囲環境によってアンテナへの負担も変わってくると思いますし・・・アマチュア業務での使用ですので自己責任であり、その様なことは自分で考えなさいということかと理解しました。

ということで、RHM12であれば何とかFT8 50W、固定運用も可能と思った次第です。

でもやはり一番の目的と期待は①で、早速この週末はDXCC目指して頑張りたいと思います。

bookmark_border[413] RHM12アンテナ発売

第一電波工業さんからRHM12アンテナが発売されましたね。これは広帯域のロッドアンテナでRHM10の後継となります。周波数はRHM10では7~430MHz帯でしたが、RHM12はオプションコイルを追加することで1.8MHz帯、3.5MHz帯にも対応可能です。

正にコメットさんのHFJ-350Mの競合となる商品ですので、関連記事の情報を参考に比較表を作ってみました。

まずエレメントの長さが全然違いますね。RHM10との比較でも1mほど伸びましたので、これを見てもRHM12の方が性能が良いと感じます。

それから気になるのが耐入力です。第一電波工業さんは「FT8はSSB(PEP)耐入力電力の1/5での運用を推奨」することを公表していますので、SSBで120Wとすると単純計算では24Wになります。ただし連続送出を想定したFM/CWでの表記もありそれは40Wとなっていますので、ギリギリ50W運用でも大丈夫なのかなと思います。

他方、HFJ-350Mでは3.5MHz帯は75W(PEP)ということでその1/5は15Wです。そのためFT8での50W運用は難しいと推察します。

また調整方法は一長一短あるかと思いますが、HFJ-350Mはバンド切替用のショートプラグを差し替えたうえでロッド長の調整が必要なのに対し、RHM12の方は根元で連続的に調整することで、基本的にはロッド長での調整は不要(?)な分、RHM12の方が運用し易いと思います。それからHFJ-350Mの方は、ベランダから外側に出して使う場合、ショートプラグが外れて落下してしまわないかという心配もありますね。

これらを総合的に考えると、性能面・運用面ではRHM12の方が良さそうですが、肝心の価格はHFJ-350Mの倍です。互いに商品コンセプトが異なり、用途と懐事情を考えて選択できますので、この様に選択肢が増えるのは有難いことです。各メーカーさんのご努力には頭が下がります。