bookmark_border[155] スプリット運用時のアンテナチューナー動作

FT8で2つのVFOを使ってスプリット運用すると内蔵アンテナチューナ―がうまく動作しない症状について、八重洲無線のカスタマサポートに問い合わせをしていましたが、以下の趣旨の回答をいただきました。

・仕様であり無線機の不具合ではない
・SPLITでチューナーを使用する場合、送信側のVFOでチューナーをオンにする必要がある
・FT-991/Aのチューナーは送信でのみ有効

すなわちJTDXでリグスプリット設定すると、受信はVFO-A、送信はVFO-Bとなりますが、受信状態でTUNEボタンを押してチューナーをONしてもそれはVFO-A用にチューナーがONするということであって、送信時にVFO-Bに切り替わると、そもそもVFO-BではTUNEされていないのでチューナーは働かないということと理解しました。

VFO-AとVFO-Bを両方TUNEしておけば良さそうですが、もっと簡単な方法でできないか試行錯誤するしかなさそうですね。でもTUNEが必要なHFハイバンドは最近あまり使わなくなったので、例によって気が向いたら・・・ということになりそうです。

bookmark_border[141] 内蔵アンテナチューナ―動作の謎

先日HFV5アンテナを使って6m FT8で電波を出す際、SWRが2を超えていたため内蔵のアンテナチューナーを使いました。

TUNEボタンを長押ししてチューニングし送信すると、何とTUNER表示が消えSWR表示が2を超えています。慌てて送信を止め、再びTUNEボタンを押し送信してもやはりTUNER表示が消えてしまいます。

これは故障か・・・と少し動揺した後、気を取り直してTUNEボタンを押しTUNER表示が付いた状態でJTDXの信号周波数をずらすとTUNER表示が消えることに気が付きました。

そこでJTDXの無線機設定のスプリット操作を「リグ」から「指定無し」に変更し、改めてTUNEボタンを押して送信すると今度はTUNER表示は消えることなくSWR表示も低い値になりました。

このことから、VFO-A、VFO-Bでスプリット操作をするとアンテナチューナ―はうまく使えないように見えます。これが本来の仕様なのか、設定で変更できるのか、不具合なのか、そもそも操作方法が間違っているのかネットでも情報が見当たらなかったので、八重洲無線にメールで問い合わせをしました。現在、回答待ちです。

bookmark_border[134] FT-991AMの使用感

このリグで初めて電波を出したときに思ったのは「きちんと送信されているのか・・・」ということでした。

というのは、前リグのFT-450DMでは送信するとすぐにファンが起動して音で送信状態であることが分かったのですが、FT-991AMは送信ONしてもリレーの軽いクリック音がするだけで静かなままです。これまでに「送信ONのときは音がする」との刷り込みがなされ、このリグではその様な動作ではなかったので違和感を覚えたのだと思います。

少しすると慣れてきました。送信を繰り返しているとそのうちファンが動作し始め、その回転数も次第に大きくなっていきます。温度に応じてダイナミックにコントロールしているものと思われます。

前のFT-450DMでは、送信を繰り返すと受信時にはファンの音が更に大きくなり、リグが壊れて暴走してしまったのではないかというほどでしたが、それはそれで個性として味のあるものでした。
FT-991AMのメインディスプレイのカラー表示やサブディスプレイのLEDアイコン表示は綺麗で、全体のデザイン含め上品に纏められている印象です。

タッチパネルは保護フィルムを貼っているのですが、それでもあまり指で汚したくないので、ボールペンをスタイラス代わりに使うことにしました。ノック式のボールペンの芯を出さない状態ですと良い感じにタッチできます。ただ強く押し過ぎないように気を付ける必要がありますね。

PCとのインターフェースは、これまではSCU-17を介してCATコマンドやオーディオ信号をリグに送っていたのですが、それが無くなりPC直結になったため、あくまでも感覚的なものではありますが、モッサリ感が無くなりFT8のシーケンスが淀みなく進んでいるように感じます。

2m/430でFT8ができるようになったのでしばらくはそちらでQRVし、HFは疎かになりそうです。

bookmark_border[132] 新リグでの初QSO

FT-991AMとPCの設定が完了しましたので、FT8での未知のバンド2mバンドをワッチしてみました。

すると他のバンドでQSO済みの局やこれまでQSOしたことのない局が多数出ています。早速呼び出しをかけ応答していただき、また多くの局に呼んでいただきました。その後、430に移ってここでもいくつかの局とQSOをすることができました。

アンテナもSWRは1.5程度に落ち着いています。ただノンラジアルであり、ベランダ内に設置しているため放射効率は低いと思われます。それでも手軽にQRVできるため、今後しばらくはこれで様子を見ようかと思います。

bookmark_border[131] 新リグでのFT8運用準備

FT-991AMでFT8を運用するための準備に取り掛かりました。

まずはPCとの接続ですが、その前に「仮想COMポートドライバー」のPCへのインストールが必要です。これまでSCU-17用に同じドライバーを使っていましたので新たなドライバーのインストールは不要でした。

次にFT-991AMの電源を立ち上げ、PCとの間で通信ができるようにCATレートやデータポート選択、プロトコル等のパラメータを設定します。またオーディオフィルタのカットオフ周波数や帯域を広げます。これらはメニューモードで行います。

メニューモードから抜け、MODEを「DATA-USB」にし「WIDTH」を最大の3000Hzとします。これはQRVするバンド全てで設定が必要と思われます。

その後、リグをPCに接続しJTDXの無線機設定画面を開いてリグとCOMポートを選択、オーディオ設定画面で入出力のサウンドカードを選択します。

以上でリグ/PC間の接続は完了し、PCへの信号入力レベル(PCマイクゲインまたはリグのDATA出力ゲイン)を調整するとFT8の信号が受信可能となります。最後に送信信号レベルの設定ですが、まずはPCからの出力、JTDXのPwrバー、リグのDTゲインをいずれも50%に設定しました。その上で試験信号を送出し、ALCメータが振れ過ぎないように調整して設定は完了です。

なお、FT-450DMの場合もそうだったのですが、ALCメータが全く振れない程度まで信号レベルを下げると急激に送信出力が下がりますので、当局の場合は送信出力が下がらないギリギリのところに設定しました。ただ本当にこれで綺麗な信号が出ているのか心配ですので、前リグ同様に本機のALC動作を確認する必要があると感じました。