FT3Dで2m/430のメインチャンネルをワッチしていると、はるか遠い昔のことを思い出します。昨年9月にこのブログを開設した当初にも書きましたが、中学時代にアマチュア無線を開局したとき最初に使ったのがトリオのTR-2200でした。
このリグは2m FM 出力1Wのポータブル機でフロントパネルには「FM」と表示されていて、日本でFM放送の本放送が始まって間もない頃でしたので「FM」という言葉には最先端技術のイメージがあり、シルバーとブラックのコントラストが映える上品なデザインはシンプルで好きでした。TR-7200が青年だとするとTR-2200はその少年時代という感じで、中学生にはピッタリなリグでした。
メインチャンは144.48MHzで、その頃は帯域がワイドで標準的なサブチャンはサブロク(144.36MHz)、ロクマル(144.60MHz)、ナナニ(144.72MHz)、クンロク(144.96MHz)、ゴーテンサンニ(145.32MHz)などが記憶に残っています。ローカル発振はもちろん水晶で、チャンネル毎に送受1ヶずつの水晶発振子が必要でした。
TR-2200は最大でも6チャンネルしか実装できませんでしたが、最初から標準で付いていたのは確か144.48、144.72、145.32の3チャンネルのみでした。他局がサブロクダウンとか、ロクマルアップとか言っても対応できないため、取り敢えずはそれらの水晶を買い増しました。
またチャンネル増設キットも発売され、それを付けると12チャンネルまで実装可能となり、直後に発売された後継機のTR-2200Gに少し近づけることができました。もちろん憧れの4ピンマイクコネクタには変更できませんでしたが・・・そのキットを使って自分でCH増の改造をしたのですが、今にして思うと測定器も使わずによくそんなことができたと思います。トリマは触らないようにとのことでしたのでそのままにしておきました。
一方、430はこれまで当局には全く馴染みがありませんでしたが、今ワッチしていると2mよりも430の方を使っている局が多いように感じます。
今は皆さんきちんと「CQ」と言っていますし、RSレポートも丁寧に伝えていますね。当時は「どなたか感(入感)無いですか?」「メリット5」「フルスケールで入っています」など、モービル運用が主体だったからでしょうかざっくりした内容でした。。でもさすがにコールサインは交換していましたが・・・
今日は懐古趣味的な内容になってしまいました。しばらくはワッチを続け、今時のFM QSOのお作法を勉強してみたいと思います。