bookmark_border[605] FT-991(A)用コントロールソフト

「FT-TERM」というFT-991(A)用コントロールソフトをPCにインストールしました。

このソフトはフリーウェアとしてVectorからダウンロード可能です。適当なフォルダを作ってそこにzipを展開するとこの様なファイルが展開され、「Setup.msi」をダブルクリックするとアプリがインストールされます。

PCには「仮想COMポートドライバー」のインストールが必要で、これはこちらの八重洲無線のサイトからダウンロードできます。

リグの電源を立ち上げて、PC画面のFT-TERMアンコンをクリックすると「CONTROLとSHIFTキーを押しながらFT-TERMを立ち上げるよう」メッセージが出て起動エラーとなりました。これは初めにCOMポートやCATパラメータの設定を行うためです。

これらを設定し改めてアプリを立ち上げると、この様な画面が表示されました。

何か懐かしい感じですね。FT-101を模して作られているとのことです。

ツマミをドラッグしたりスイッチをクリックすることで操作できますので、リグ本体のメニューをいじることなく最低限の操作はできるものと思われます。またAFゲイン(ボリューム)やスケルチもPC画面上のツマミで調整できるので便利です。

VHF/UHFをこの画面で操作するのは何か違和感がありますが、逆に新鮮な感じがします。Sメータもアナログ的で良いです。

※本ソフトウェアのダウンロード、インストールおよび利用は自らの責任において行っていただくようお願いいたします。

bookmark_border[594] SP-10購入

FT-991A用純正スピーカのSP-10を購入しました。運用はFT8主体のためそもそも外部スピーカは必要無いのですが、なぜかFT-710に触発されてしまいました。

リグと並べると・・・こんな感じです。

PCデスク上の、本来はプリンタを置く場所にリグと電源を設置しその上にDIYで棚を置いているのですが、今回SP-10を並べてもシンプルさは損なわれず、逆に全体に引き締まったように思います。

自分としてはFT-991A(M)とATAS-120Aアンテナの組み合わせで満足していますので、当分はこの構成でいきそうです。

bookmark_border[520] FTM-200D発表

八重洲無線から2m/430のC4FM・FMモービル新機種「FTM-200D」が発表されたこと、ネット記事で知りました。今月末に発売予定とのことです。

同社のサイトを見ても関連情報は載っていませんでしたので、メディアや販売店向けに先行発信されたのでしょうか。あくまで記事からの情報にはなりますが、項目をピックアップすると・・・

・送信:2m/430アマチュアバンド
・受信:108MHz~999.995MHzを連続カバー
・デュアルバンド同時受信不可
・3Wの高音質・大音量スピーカー
・C4FMデジタル・アナログFM自動選択機能「AMS」
・高解像度フルカラーTFTディスプレイ
・受信状態バーグラフ表示「PMG-SRモニター」(デュアルレシーブのFT5DのPMG機能をシングルレシーブ用に簡素化)
・多用機能簡単設定機能「CFL」(カスタムファンクションリスト)
・メモリーオートグルーピング「MAG」
・VFOバンドスキップ機能
・WIRES-X完全互換、WIRES-X ポータブルデジタルノード機能
・高精度GPSレシーバ
・Bluetoothヘッドセット(オプション)
・録音機能
・マイクロSDカード

となり、FTM-300DとFT5Dを合わせて機能的に少しデグレードした様です。

FTM-300Dと比べてコントローラ部がバランス良くすっきりし、ディスプレイの小ささも目立たなくなっています。個人的にはこちらのデザインの方が好みです。

価格については、実売価格は未だ情報がありませんが、メーカー希望小売価格で比較すると、

・FTM-200D:71,280円
・FTM-300D:74,800円
・FTM-6000:60,280円

また現行機種の実売価格は、

・FTM-300D:42,000円程度
・FTM-6000:32,000円程度

ですので、この間には収まりますね。少し300D寄りと考えると37,000円~38,000円といった感じでしょうか。

2バンド同時受信やC4FM/WIRES-Xの必要性、メモリアクセスの簡便さ、サイズ、その他オペレーションのし易さと価格とのバランスで決めていくのかなと思います。

仮に無線部本体が上記3機種で共通なのであれば、コントロール部とファームウェアをユーザがオプションで取り替えられると良いのにと思ってしまいました。

bookmark_border[519] ネットオークションの「FT-857DM」

先日ネットオークションで興味深い出品を見つけましたのでご紹介します。昨日午後には即決で落札されて既に終了していますが、出品されていたのは八重洲無線「FT-857DM」(新スプリアス対応)です。

FT-857D(M)というとFT-817/818NDの兄貴分としてHFから430までカバーするオールバンド・オールモード機で、「DM」は最大出力が50Wですので移動運用が可能なリグです。既に生産・販売は終了しており、デッドストックもほぼ無いのではないでしょうか。

その様な状況の中、出品されていたリグは表題に「新品未開封」と謳っていました。

ただ説明文には「DC電源コードは汎用品になりますが、 特に問題無くお使い頂けます。」「外観も、目立つキズ等なく良好」と記載されています。また写真には開封済みのリグ本体が写っており、出品情報からは技適番号は確認できませんでした。ディスプレイには「14.7V」の表示が見られることから、安定化電源ではなく自動車バッテリー用のチャージャで電源供給していたのでしょうか・・・

そして技適番号を問う質問に対して、出品者は以下の趣旨で回答されていました。

・未開封で出品しており開封することになるので価値が下がる
・ネット通販(具体名が記載されていました)で購入したので粗悪品ではないと思う
・他の方を検討して欲しい

と、出品内容にはいくつか気になるところはあるのですが、それはさておき・・・

FT-857D(M)自体はFT-818ND同様、無骨でごつごつしてレトロ感があって個人的には好きなリグです。オプションのメカニカルフィルタを実装できるというのも何か懐かしさを感じます。

周波数安定度やPCとのインターフェースの関係で、FT8などのデジタル通信を運用するには少し手間がかかるかも知れませんが、クルマに常設しATAS-120Aアンテナとデュープレクサを使ってSSBやFMを半固定運用するには最適なリグかと思います。「若者のクルマ離れ」が言われて久しいですが、昔の若者であればニーズにマッチした商品ですね。

このオークションは既に終了しましたが、即決価格が当局の小遣い数か月分もの金額でしたので(「安い!」という反応も聞こえてきそうですが)、残念ながら横目で眺めるだけで終わってしまいました・・・

bookmark_border[450] 2m/430 FM

FT3Dで2m/430のメインチャンネルをワッチしていると、はるか遠い昔のことを思い出します。昨年9月にこのブログを開設した当初にも書きましたが、中学時代にアマチュア無線を開局したとき最初に使ったのがトリオのTR-2200でした。

このリグは2m FM 出力1Wのポータブル機でフロントパネルには「FM」と表示されていて、日本でFM放送の本放送が始まって間もない頃でしたので「FM」という言葉には最先端技術のイメージがあり、シルバーとブラックのコントラストが映える上品なデザインはシンプルで好きでした。TR-7200が青年だとするとTR-2200はその少年時代という感じで、中学生にはピッタリなリグでした。

メインチャンは144.48MHzで、その頃は帯域がワイドで標準的なサブチャンはサブロク(144.36MHz)、ロクマル(144.60MHz)、ナナニ(144.72MHz)、クンロク(144.96MHz)、ゴーテンサンニ(145.32MHz)などが記憶に残っています。ローカル発振はもちろん水晶で、チャンネル毎に送受1ヶずつの水晶発振子が必要でした。

TR-2200は最大でも6チャンネルしか実装できませんでしたが、最初から標準で付いていたのは確か144.48、144.72、145.32の3チャンネルのみでした。他局がサブロクダウンとか、ロクマルアップとか言っても対応できないため、取り敢えずはそれらの水晶を買い増しました。

またチャンネル増設キットも発売され、それを付けると12チャンネルまで実装可能となり、直後に発売された後継機のTR-2200Gに少し近づけることができました。もちろん憧れの4ピンマイクコネクタには変更できませんでしたが・・・そのキットを使って自分でCH増の改造をしたのですが、今にして思うと測定器も使わずによくそんなことができたと思います。トリマは触らないようにとのことでしたのでそのままにしておきました。

一方、430はこれまで当局には全く馴染みがありませんでしたが、今ワッチしていると2mよりも430の方を使っている局が多いように感じます。

今は皆さんきちんと「CQ」と言っていますし、RSレポートも丁寧に伝えていますね。当時は「どなたか感(入感)無いですか?」「メリット5」「フルスケールで入っています」など、モービル運用が主体だったからでしょうかざっくりした内容でした。。でもさすがにコールサインは交換していましたが・・・

今日は懐古趣味的な内容になってしまいました。しばらくはワッチを続け、今時のFM QSOのお作法を勉強してみたいと思います。