bookmark_border[667] “hQSL”セットアップ

CQ誌9月号の記事に触発されて、週末にhQSLを設定してみました。

専用のメールアドレスが必要とのことでしたが、今私が使っているサーバでは無料でメールアドレスの追加が可能でしたので、hQSL上でのYahoo!メールやGmail、その他プロバイダ関連の設定についてはスキップしました。

その代わりと言っては何ですが、定義ファイルの設定には少し時間をかけました。私は普段ほとんど写真を撮ることがなく気の利いた画像データを持ち合わせていないことと、できるだけ紙カードのシンプルなイメージを踏襲したいという気持ちもあり、Turbo HAMLOGで作成したデータをhQSLに移植することにしました。

まずは単にTurbo HAMLOGの定義ファイルの拡張子をhQSLのものに変更して、hQSLアプリでイメージ表示させようとしました。

しかし最初の「#Yoko」でエラーが出ました。これは紙印刷用のコマンドでしょうか。改めて考えてみると、hQSLはPC画面上に表示させるため、印刷方向は関係なく縦横の大きさを指定すれば良いということですね。

「#Yoko」を削除した状態でイメージ表示させると、今度は「#Size」でエラーになりました。Turbo HAMLOGではサイズは0.1mm単位で設定するものと思いますが、hQSLではピクセル単位とのことです。設定値をオーバーしたことによるエラーのようです。

色々と試行錯誤してみると、Turbo HAMLOGの定義ファイルで設定したサイズの数値を半分にすると良さそうということが分かりました。それと共に、文字や罫線の位置を示す座標データの数値も一律半分にしてみました。

あとはイメージ表示させ、位置や文字の大きさなど微調整し、また「PLS QSL TNX」の文字は不要と思われるので削除した結果、この様になりました。

味も素っ気もない通信記録が書かれただけの内容ですが、かなり紙カードに近いものになり満足です。

今のところカードの送受信はうまくいっているようです。今後hQSLのユーザが増えていけば、紙カードは減っていくのかなと感じています。Turbo HAMLOG同様、このhQSLも有難く使わせていただこうと思います。

 

 

bookmark_border[666] JARL会員在籍表彰

久しぶりにJARLの会員サイトを覗いてみたところ、全く認識が無かったのですが「会員在籍表彰」がされていました。これがダウンロードした表彰状です。

JARLサイトの説明によると「当連盟が平成23年(2011年)11月に「一般社団法人」に移行後、連続して10年以上、当連盟に在籍されている正員・社団会員を対象として10年ごとに表彰いたします。」ということです。

かつて長らく会員登録を中断していたのですが、局免を維持していたこともありいつの頃からか会員復活していました。JARL会員であることの意義について深く考えることなく、ただ惰性で入っていたというのが正直なところです。お叱りを受けるかも知れませんが、アマチュア無線をやっているからには会員でいた方が良いかな・・・という安易な考えです。

このように表彰されるような特別なことはしていないのですが、新会長名による表彰状ですので有難く頂戴したいと思います。

bookmark_border[665] 軒下ワイヤアンテナでの長距離DX

前回のブログに、金曜日の夜はSD330アンテナを使ったら欧州方面に信号が飛んで行ったというお話を載せましたが、昨日午後には再び無精な性格に戻ってしまい、SD330を使う気力もなく、ATU頼みの軒下ワイヤアンテナで運用しました。やはり楽ですね・・・

初めに10mでQRVしましたが、何とモーリシャス局とつながりました。

この局とは昨年11月に12mでもつながったのですが、その時はATAS-120Aアンテナを使いました。今回はしょぼいアンテナだったのですが、信号レベルは前回とほぼ同じです。よほど相手局の設備が良いのだと思います。

その後、しばらく他のバンドで遊んでQRTしました。

 

 

bookmark_border[664] ベルギーとの初QSO

夜は、SD330アンテナを使ってFT8を運用しました。

ログをみると、最後にこのアンテナを使ったのが昨年の10月ですので、実に10ヶ月ぶりです。このところ、常設の軒下ワイヤアンテナで満足してしまっており、たまにスクリュードライバアンテナを使う時は、便利で高性能なATAS-120Aにしていましたので、SD330には申し訳無いですがすっかり忘れていました。先日開催されたハムフェアの様子をSNSで観て第一電波工業さんがSD330用の160mオプションコイルを出展されていたことを知り、改めてこのアンテナのことを思い出した次第です。

さて、アンテナを基台に付け、電源ケーブルをつなぎ、エレメントをベランダから外側に出しました。このアンテナはマニュアルで調整が必要ですので、久々にNanoVNAの出番です。18m15m12mと調整しましたがいずれも良好です。ただ、これらのプロセスが必要ですのでやはり面倒ですね。

だいぶ前に、PCから自動調整するためのリレー入りスイッチBOXを作り、ネット情報を参考にしてNanoVNAからPCSWRデータを入れるPythonプログラムを組んだのですが、リアルタイムでSWRをモニターしながらリレーを制御するプログラムの作成が難して完成に至らず、そういうこともあってSD330から気持ちが離れていったのかも知れません。

前置きが長くなりましたが、12mでベルギーと初めて繋がりました。

他の局と被り気味でしたが、何とかQSOが成立しました。1時間半余りの間に欧州方面の14局とDX QSOができ、改めてSD330の性能を実感した次第です。

ちなみにこれがその時の伝搬状況です。地球儀風の表示にしてみました。

PSK Reporterサイトより画像引用)

このアンテナはそれ自体で同調を取るためか、送受のバランスがとても良いと感じます。今後160m用コイルの発売が楽しみです。

bookmark_border[663] 新デジタルモード(FT8等)運用時のアンテナ耐入力

これまで何度か話題にしてきましたが、FT8等の新デジタルモードで運用する際のアンテナ耐入力について、第一電波工業さんでは従来より「SSB(PEP)の1/5以内」とカタログに表示されていました。最新のカタログにも記載されています。

アマチュア無線アンテナ・デジタル登録局・船舶・各種受信アンテナ/周辺機器総合カタログ【最新版/2023.8月版】

該当部分の抜粋です。

他方、コメットさんのカタログにはそのような表記は無いと認識していましたが、先ほど改めて最新(5月版)の同社カタログを見たところ、少し表現は異なりますが同様の表示がされていました。

総合カタログVol.30(2023年5月版)

該当部分の抜粋です。なお「SSB(PEP)において」の部分は「SSB(PEP)における値の」という趣旨かと思います。

従って、移動時に仮設置して使用することを想定したアンテナではFT8等は20W程度がMaxかなという感覚です。ただ、RF出力が50Wとしても安全係数やフィーダロスを考慮すると、すぐに危険な状態に陥るということでも無いでしょうし、各自の自己責任で使用すれば良いのではと思う次第です。