bookmark_border[344] QSLカード発行準備

来週早々にはJARL経由でQSLカードが届くと思われますので、新たに用紙とインクを購入しました。

用紙は従来から使っている厚手のものが良かったので1,000枚追加注文しました。インクはメーカ純正のものです。以前、互換品を使ったこともあるのですが、色が混じってしまい使い物になりませんでした。おそらくモノクロ印刷であれば問題無いのでしょう。

それにしても純正インクは高いですね。2セット分でプリンタ本体が買えてしまうほどの金額です。もっともメーカからすると本体で儲けるのでなく、インクなどの消耗品や保守でビジネスが成り立っているのでしょうから仕方無いのかも知れません。

ただ独禁法の観点では、市場で大きなシェアを持つメーカが互換インクを使用できない機能をプリンタに備えるのはグレーですね。一方、特許権を以って他社を排除すること自体は問題ありませんので、プリンタメーカと互換インクメーカが争いになった場合は、特許権と独禁法のせめぎあいになるのでしょうか。特許無効や非抵触の判断が下ると、とたんに独禁法で不利になる・・・オセロゲームのようです。

インクの価格に話を戻すと、インクジェットプリンタはしばらく使わないとインクが詰まって色がかすんだり所定の色が出なくなりヘッドクリーニングが必要になりますが、強力モードでクリーニングすると結構インクを消費しますので、その点は何とか改善して欲しいものです。

bookmark_border[343] Phython

SD330の自動チューニングの実現に向けて頭の中では妄想が続いていますが、まずはリグやリレーをPCから制御するためのソフトウェアプログラミングの知識が必要になるため、試しにPhython(パイソン)を学習することにしました。

なぜこの言語を選んだかというと、たまたまCQ誌9月号に他機種向けではありますがコントロールソフトの記事が載っていてそこで使われている言語がPhythonであったこと、ネット検索をするとBASICの様にコマンドが分かりやすくインタープリタで動くため検証が楽そうなこと、YouTubeに無料の学習教材が揃っていること等の理由によります。

手始めにYouTubeのコンテンツを参考に、プログラミングの開発環境をインストールしてみました。

①コマンドプロンプトで「Python」と入力すると自動でPythonのダウンロードページに飛ぶので、そこからver.3.9をダウンロードしインストール。インストールした後、再度コマンドプロンプトに「Python」と入力するとコマンド待ちのプロンプトが表示されるので、試しに1+1と入力すると2が表示され、インタープリタが動作していること確認

②プログラムを書くためのエディタ「Visual Studio Code(VS Code)」をインストール。日本語設定し、Python用拡張機能もインストール

③Pythonの各種プログラムライブラリの「anaconda」をインストール

一応環境が整ったところでVS Codeを立ち上げ「print」コマンドを使って文字を表示させる初歩的なプログラムを動かし、正常に表示することを確認しました。

40年前に遊んだBASICの感じで懐かしいです。I/O誌に載っていたプログラムを1行ずつキーボードで打ち込んで動かしていたことを思い出しました。今後しばらくはPCの中に閉じて色々なコマンドや関数を試してみようと思います。

リグやリレーの制御にたどり着くまでには相当時間がかかりそうですが、FT8の設定と同様、色々と調べながら試行錯誤が楽しめそうです。

bookmark_border[342] FT5D登場

FT3Dマイナーチェンジ版のFT5Dが登場しましたね。CQ誌9月号に広告が載っていました。初めは気が付かずにスルーしていたのですが、よくよく見るとFT3Dとは別物です。

デジタルハンディの新基準として「先進の高音質C4FMデジタル+1000mWの大出力」「堅牢タフボディ」「タッチ&ゴー オペレーション」が特長のようです。

FT3Dとのスペックの違いは後日調べるとして、「タッチ&ゴー オペレーション」というのが気になったため、八重洲無線のサイトに掲載されたカタログを見てみました。これは「PMG(Primary Memory Group Activity Monitor)」と「CAM(CH Activity Monitor)」がキーワードのようです。

・PMG:PMGキーを長押しすることで、現在のディスプレイの周波数をVFO、メモリーチャンネルに関係なくPMGに登録。あとは「PMG」キーを押すだけで即時にその周波数を呼び出すことが可能。複数の周波数を登録すれば、「PMG」キーを押すと登録周波数の状態がバーグラフで表示(アクティビティモニター:最大5チャンネルまで)。表示されたバーにタッチするだけでそのチャンネルに瞬時に移動。

・CAM:常時決められたチャンネルでアクティビティモニターを使う場合には、PMGとは別にCAM機能が使用できる。CAMを使うにはメモリーチャンネルごとに登録するCAMを選択しておく。後はメニュー画面でCAMモードを呼び出せばPMCと同様、バーグラフで各周波数のアクティビティを表示。表示されているバーにタッチすればそのチャンネルに移動。CAMグループは最大10グループ、1グループあたり5CHまで登録可能。

当局はFT3Dを持っていますが、機能が盛り沢山で機能の半分も理解していないので、この様なショートカット機能があれば確かに便利に使いこなせると思います。

ただFT3Dにしても発売から2年くらいしか経っておらず、このタイミングで後継機を出す理由は何でしょうか・・・?

(八重洲無線カタログより転写)

bookmark_border[341] 一週間ぶりのQRV

先週は、平日に運用できなかったため、週末は一週間ぶりにリグに火を入れました。空模様が少し気になりましたが、ATAS-120Aを出してみたりHFV5を使ってみたり、久しぶりにFT8を楽しみました。

30mと17mでは、コンディションがそれほど良く無かったのか、台湾、中国、韓国、オーストラリア、ASロシアなど割と近くの局としかQSOができませんでした。

また6mでは西方面が開けていて、国内だけではありましたが3、4、5、6エリアの局と安定したQSOができました。これは6mの伝搬状況です。

ところで6mで運用しているときにこの様なデータを受信しました。「まぼろし」として記録しておきます。

 

bookmark_border[340] FT8設定状況の確認

CQ誌9月号には、8月号に続き別冊付録として「FT8マニュアル」がついており、8月号が「入門」編であったのに対し今回は「活用」編です。

早速、当局のFT8設定状況を確認しました。まず基本的な見直しポイントとして挙げられている次の7点です。

①PCの時計合わせ

「iネット時計」をインストールしており、運用の都度、そのアプリを立ち上げて時計を合わせています。精度は±0.2秒ですが、記事によると「JTDXの場合、0.18秒以上遅れるとデコーダーの感度が約6~8dB低下するといわれている」とのことですので、何か別の方法を考えた方が良いかも知れません。

②PC処理能力の向上

先日書いたように、当局では何世代も前のプロセッサを使っており、これも「処理能力によってデコードに大きな差が出る」とのことです。特にJTDXはデコード時の負荷が重いそうですので、記事にはプロセッサの状態やCPUクロック周波数を常に100%にすることが推奨されています。当局ではこの設定にしていますが、常にファンが動いた状態で、少しでも排熱がうまくいかなくなるとスロットリングによりクロック周波数が急激に落ちるおそれがありますので、バランスが重要かと思います。

③綺麗な電波の発射

第1はALCレベルメータでの確認が重要ですね。またFT-991AMでは送出信号のオーディオモニタができるためそれで確認したり、相手局から送られるSNRレポートを参考にしたりしています。ちなみに、以前使っていたFT-450DMでは送出信号のモニタができなかったため(自分がモニタ方法を気付かなかっただけかも知れませんが)、不安はありました。

④スプリット設定

「Rig 」設定をしています。スプリット設定をしないと2,800Hz以上のDFでは送信できないこと、初めて知りました。

⑤受信帯域フィルタの拡張

リグ上ではフィルタの幅を最大に設定しています。JTDXやWSJT-Xではワイドグラフの表示範囲しかデコードしないとのことで、設定を確認したところ「Bins/Pixel 2」になっていたため「Bins/Pixel 3」に変更しました。

⑥受信能力改善

受信を妨げるほどのノイズは受けていないように思いますので、特に何もしていません。アンテナやカウンターポイズの調整により、結果的に受信ノイズを低減しているのかも知れません。

⑦ソフトウェア最新化

使っているJTDXは「v.2.2.156」ですが、JTDXのサイトを見たらこれが最新の様ですのでOKです。

別冊記事の内容は盛りだくさんで情報も多く載っていますので、JTDX中心に書かれていることもあり、これから落ち着いて一つ一つ学んでいきたいと思います。

ちなみに、以前「同一局が同じタイミングで複数の信号を出している」のを怪現象として不思議に思っていましたが、これは記事にある「DX petition mode」か「MSHV」と思われます。 勉強になります。