bookmark_border[459] ハム手帳2022

CQ誌2022年1月号が発売されたため、早速近くの書店で購入しました。いつもは1段重ねで置いてあるのですが、今回は2段でした。例年、ハム手帳目当てに購入する方が多いということでしょうか。

先日入手したカバーを付けるとこんな感じです。

表紙は12月付録のカレンダーと同じ送信管807ですね。カバーを付けると一層写真が映えますが、私は真空管というと5球スーパーのミニアチュア管しか馴染みがなく、残念ながら送信管は厳重なシールドに覆われているイメージしかありません。ところで「Ham Note Book」の書体は毎年変わるのでしょうか・・・個人的には2021年版の方が好きですね。

内容ですが、構成自体は変わっていないようです。

・カレンダー
・メモ帳
・ログブック
・バンドプラン
・電波形式
・資格
・各種周波数一覧
・DXCCリスト
・各国プリフィックス
・ゾーンマップ
・コンテスト
・JCC/JGC一覧
・レピータ局一覧
・D-STAR/ARPS/WIRES-Xマニュアル
・カラーコード/回路図記号
・度量衡
・Q符号/CW略符号
・QSLカード送付方法
・郵便料金表
・メーカ/公官署一覧
・ロープワーク

この様に実に多くの情報が含まれていて、アマチュア無線運用のためのバイブルのような手帳です。ただちょっと残念なのは、差し替えができないことですね。特にJCC/JGCリストはチェックリストとして使っているので2021年版のものを続けて使いたいのですが、リストの内容は毎年変わっているのでしょうか・・・?

ちょうどバイブルサイズのシステム手帳に収まりそうですので、解体し穴あけして自分オリジナルのハム手帳にしても良いかも知れません。ただその時はせっかく買った「カバー」は無駄になってしまいますね。

bookmark_border[458] 10m伝搬状況

前日に続き、ベランダ内のHFV5アンテナでFT8信号の伝搬状況を確認しました。今度は10mです。
やはりオフシーズンの平日ということもあってか、このバンドに出ている局は少ないようですが、オーストラリアまで飛んでいることが確認できました。これは「赤道横断伝搬」と呼ばれるものでしょうか・・・?

なお、CQを出しているオーストラリアの局も受信でき応答してみたものの、残念ながらこちらの信号はその局には届いていないようでした。

ちなみに、空のコンディションを示すパラメータはSFI=118、A=8、K=1ということで良好です。昨夜は時間が取れなかったためこの程度の確認しかできませんでしたが、この週末はコンディションの良いうちにもう少し低いバンドでDXを狙いたいと思います。

bookmark_border[457] 10m/6m用アンテナ

このところアンテナ関連の話が続いていますが、今日もその流れで10m/6mバンド用アンテナの現状についてご紹介したいと思います。

これまでHFV5、CDP-106、SD330 w/ショートエレメント、ATAS-120A、HFJ-350M、RHM12などを試してみましたが、いずれもベランダ運用では建物の影響を大きく受けるようで、SWRが思うように下がらなかったり、下がっても期待通りに飛ばなかったりと、未だに最適な解を見つけられずにいます。そのため今年の夏は少し残念な結果になりました。

そういう意味では、HFのミドル~ローバンドはカウンターポイズさえしっかりしていればSWRも下がって良く飛びますし、一方2m/430は全く手間を掛けることなくそのまま使うことができて、なぜその間の10m/6mだけがうまく行かないのだろうと不思議な気持ちです。

そんな中、再度HFV5を設置しました。以前と変わらずベランダ内部への設置ですが、今度は左右のエレメントの先がベランダの手すり面からギリギリ外側に出ない位置までずらしてみました。

エレメント長の調整をし、リグ内蔵チューナを使えば一応各バンド送信可能な状態になったため、10mと6mのFT8で波を出してみました。

PSK Reporterで伝搬状況を見ると、そもそも10mでは運用局があまりいなかったようで近傍の2局ほどしか受信確認ができませんでしたが、6mでは以前と違って意外に良く飛んでいるようでした。
これが昨夜の6mの様子です。

たとえベランダ内であったとしても、アンテナは少しでも建物から離した方が電波は飛んで行くことを実感した次第です。週末にかけて10mでも様子を見たいと思います。

bookmark_border[456] アンテナ保管方法

当局が保有するホイップアンテナはシャックに保管していますが、そのまま壁に立てかけた状態です。段ボール箱に足を突っ込んだ形になっていて、無線を知らない人から見るとゴミ箱に長い棒が捨てられていると思われてもおかしくない姿です。でも、運用するときはこの形が便利ですね。

RMH12には、RMHC12の160m用・80m用オプションコイルを全て連結しています。あまり意味は無いのですが、取り出し易いということとコイルが「ゴミ箱」の中に埋もれてしまわないというのがメリットでしょうか。

あとはSD330、ATAS-120A、SB7、HA750Bです。ちなみにHA750Bはほとんど使っていません。ノンラジアルで無調整というのは良いのですが、スクリュードライバアンテナと比べてしまうと性能の差は歴然です。ただこのアンテナには何となく愛着がありますので、他のアンテナと一緒に立てかけている次第です。

bookmark_border[455] 「初代しらせ」のアンテナ

南極観測船は現在4代目の「2代目しらせ」が活躍していますが、先代の「しらせ」は船橋市の岸壁に係留保存されています。先日、久しぶりにその姿を見る機会がありました。

コロナ前は船内を見学できたのですが、今はそれも中止となっています。でも向かいの建物の窓越しではありますが、良く手入れされた船体を見ることができました。

船上には様々なアンテナが設置されていますが、中でも目立つのはファンネル上方のログペリアンテナです。これは日本との間の通信用に使われたとのことです。

アンテナ製造元の日本電業工作さんのサイトにはこのアンテナについて解説が載っています。

ところで電業さんというと、昔、私が海外向け自動車電話基地局のシステム設計をしていたときにアンテナの関係で大変お世話になった会社です。当時の基地局アンテナは、なるべく高い場所から無指向で遠くまで電波を飛ばすのが役割で、細かいスペックにも丁寧にご対応いただいた記憶があります。

移動局用のアンテナを供給いただいた安展工業さんと共に、移動通信インフラを支えたメーカーさんですね。