bookmark_border[509] 10m 幻のUAE

昨日夕方、10m FT8を覗いてみると一瞬ですがこれまでつながったことが無いUAE局が見えました。午前中はWARCバンドでATAS-120Aを使っていたのですがそれも降ろしてしまい、その時のアンテナはベランダ内常設のHFV5です。

さすがに届かないかと思いつつ、ダメ元で何度か呼んでみましたがやはり空振りに終わりました。

受信できたのはこの時だけです。コンディションのパラメータはSFI=126、A=12、K=3で、PSK Reporterを見ると10mは欧州方面も開けているようでした。その後、このバンドでは軽いパイル状態になっていて、当局は受信できなかったのですが相手局は「A9」でバーレーン局のようです。

今思えばATAS-120AやSD330を使えば良かったのかも知れませんが、当局の設置環境ではこれらのアンテナはハイバンドではSWRが落ち辛く扱い難いため、躊躇してしまいました。ローバンドのように長いカウンターポイズを適当にベランダに撒くのではダメで、ラジアルとして1/4λ長のラインを空中に浮かせるのが良さそうなのですが、固定方法含め実現が難しいです。

今回は残念な結果に終わりましたが、この様な季節であってもチャンスは訪れることがわかりましたので今後に期待したいと思います。

bookmark_border[508] Biglobeブログ終了

この記事はBiglobeのウェブリブログというサービスを使って投稿していますが、本サービスが来年1月末を以って終了するとの通知がありました。お知らせページはこちらです。これは1/18付けの通知ですが、つい最近まで気付いていませんでした。

終了まであと1年ありますので、ブログをやめるか他社サービスに乗り換えるかはその中で考えていきたいと思います。なお、このブログは一昨年に再開局したのを機に「アマチュア無線」をキーワードにして自分自身のこれまでの活動(?)を懐古趣味的に振り返り、最新の情報に触れて知識を深め、これからの人生をワクワク、充実したものにすることを主たる目的としており、日記と備忘録を兼ねています。ですので、今時点ではやめる理由は見当たりません。

ところで、サービス運営会社のビッグローブ株式会社はKDDI傘下の企業ですが、かつてはNECの一部門でした。80年代後半から「PC-VAN」というパソコン通信サービスを提供していて、私もその頃からの会員です。当時はPCをモデム経由で電話線に繋いでデータをやり取りしていました。私は300ボーのカップラは使ったことが無いのですが、1200や2400ボーのモデムを介して電話線につなぎ、電話料金を気にしながら様々な文字情報を見ていたものです。

ということでBiglobeには結構思い入れがあってブログサービスの終了は残念なのですが、これも個人レベルでの情報発信ツールの変化(SIG/BBS→ホームページ→ブログ→SNS)で、時代の流れによるもので仕方無いのかも知れません。ただ情報発信も一過性のものでなく、後から振り返るためのアーカイブが残せるものが良いですね。

bookmark_border[507] 年末以来の160m

昨夜は久しぶりに160mでFT8を運用しました。このバンドでの前回の運用は昨年12月末でしたので1ヶ月余りのご無沙汰です。

使用したアンテナはRHM12+RHMC12で、徐々に根元のコイル部分を伸ばしていったのですが中々1.840MHzに同調しません。そして最も伸ばした状態でもその周波数には到達しませんでした。

前回このアンテナを使ったときも初めは同じ状況だったことを思い出し、基台を引き寄せてロッド部分に手をやると・・・やはり原因は同じでした。ロッドの一番太い部分からエレメントが伸びていなかったのです。

改めてロッドを完全に伸ばし切り、コイル部分を少し縮めるとSWRを1.1程度まで落とすことができました。このアンテナは片手で調整できるので便利です。

結局30分程度の運用に留まりましたが、それでも国内6局の局長さんとQSOさせていただきました。下はその時の伝搬状況です。

送信出力は限られるもののこの様な小型のベランダアンテナで簡単に160mで運用できるとは改めて驚きです。

bookmark_border[506] 最近のアクティビティ

ふとログを見ると、1/23から一度も波を出していないことに気付きました。元々平日はあまり出ていないのですが、先週末も所用でほとんど時間が取れず、今に至っています。

この週末は久しぶりにQRVしたいと思いますが、ATU-100の制作も頭で考えるだけで全く手足が動いていない状態ですので、まずは100円ショップやホームセンターで材料を物色して来ようかと考えています。スケジュールを曖昧にしているとズルズルと遅れてしまいますが、それまでに調べた情報も記憶が曖昧になっていきますので、できるだけ早めに片付けた方が良いですね。

ATU-100で今悩み始めているのが、アルミケースの穴あけです。16φ位までの丸穴であればドリルとリーマーで何とかなりそうですが、D-SUBコネクタの様な四角い穴は手こずるのが必至です。まあそれほど大きな穴ではないのでドリルとヤスリでできるかも知れませんが、綺麗に処理するのは苦手です。それを「楽しい」と思うか「面倒」と思うかは、その時の①気分、②体調、③道具、④技量などによりますね。当局は③④が全くダメなので心配ですが、穴あけをしないとその先のプロセスに進めませんので、気合と覚悟をもって挑戦したいと思います。

・・・と、また今週末も無線のアクティビティが下がってしまいそうです。

bookmark_border[505] 米国各州とのQSO状況

久しぶりに、QRZ.comのサイトで米国各州とのQSOの状況を確認しました。

(QRZ.comサイトAwards画面より引用)

緑色がconfirmされた州です。面積的には6割~7割はいっているように見えますが、州の数では50州のうち23州でまだ46%に留まっています。中部は全滅ですし、東部もMA以外のコモンウェルス各州とはコンタクトできていません。

ちなみに西部と東部にどのようなルートで電波が飛んでいるかを「ウェブ地図で大圏航路を表示する (Leaflet版)」を利用させていただいて見てみました。

(米国西部)

(米国東部)

この様に西部へはほぼ海上を伝搬し、逆に東部へはほぼ陸上を伝搬するのがわかります。電波は電離層と地表との間で反射を繰り返すうちに減衰していきますので、やはり反射での減衰が少ない方が良く飛んでいくということでしょうね。

ついでに南米ブラジルへのルートも見たところほぼ海上です。これより南のアルゼンチンの方が伝搬ルートはもっと海上に寄るので、ブラジルよりもアルゼンチンの方がコンタクトし易いとの実感覚と一致します。

(南米)

当局は電波伝搬のホップ数などの知識はありませんが、そういうことも想定して地形などを見ながら、攻略できない理由について自分なりに納得できれば良いかなと思います。