bookmark_border[543] 「73」とは・・・

QSO終了時には73(セブンティスリー)と言ったり打ったりしますが、先日無線関係の動画を見ていたらQSOのシーンが映っていて、最後に「セブンスリー」と言っていた米国の局長さんがいました。

少し違和感を覚えましたので、「セブンスリー」という言い方があるのどうか調べてみました。ネット検索するとこのサイトが出てきました。

この方も「動画でセブンスリーと言っているのを聞いた」とのことで質問しているのですが、これに対する回答の中に「軍用通信では数字をそのまま読む」というのがあり、なるほどと思いました。もしかすると動画の人はその影響を受けていたのかも知れません。「どちらでも良いではないか」などの回答もありましたが、アマチュア無線通信での「セブンスリー」は、米国でもあまり一般的ではないようです。

ついでに「73」の語源を調べたところ、1857年以後、電信オペレータの業務効率化のため、頻繁に使う表現は数字2文字(一部3文字)のコードで表すよう標準化されたとのことです。その中で「73」は「Best Regards.」、「88」は「Love and kisses.」の意味として定義されています。

当局が最初に開局した頃は、QSOの最後に交信相手が男性であれば「73」、女性であれば「88」と言うよう機械的に覚えていましたが、今はジェンダー平等社会であまり区別しないようにしているのでしょうか・・・。無用な混乱や誤解を避けるためにも「73」で統一して良いと思いますね。

bookmark_border[511] RRRと73

昨日に続いてシーケンス繋がりの話題になりますが、以前も触れたように、かつてはJTDXでFT8を運用していると相手局からRRRが送られて当局から73を返信した後に何も返ってこない場合、こちらから自動で73を再送していました。

他方WSJT-Xでは、RRR後に73を受信するとそこでQSO完了というのが正常なシーケンスであることをブログ記事から学びましたので、その後はRRRを受信して73を送出した後は、Halt Txボタンを押して送信しないようにしています。

なおCQを出している局に応答する場合は、こちらからGLを送らずにいきなりSNRレポートを送ればRRR問題は避けられます。ただ国内もDXもそうですが、CQ局に対してGLを送るか送らないかは結構悩ましいです。自分なりの明確な基準は特に無いですが、バンドが混んでいるときはGL無し、比較的空いているときはGL付きでコンタクトしているような気がします。

また、相手によってはGL無しではダメとか、GLは煩わしいので不要とか色々と考えがあると思いますので、そこは周りの状況を見ながら臨機応変に対応ということでしょうね。

ところで、つい最近のことですがRRRを受信しこちらから73を送出した後、試しにHalt Txを押さずに様子を見ていましたら、相手局から73が返ってこないにもかかわらず、こちらからは73を再送しませんでした。JTDXのバージョンはv2.2.157です。これまでのアップデートで上記問題は解消されていたのかも知れません。全く気が付きませんでした。

ちなみに今公開されている最新バージョンは「158」ですね。先日JTDXサイトを見たときはセキュリティアラートが出ていたのでアップデートはしなかったのですが、先ほど見たらアラートも出ずにアクセスできましたので、折を見てアップデートしようかと思います。