一応アンテナベースが調ったので、CDP-106のエレメント長を調整して10mと6mでSWRを測定しました。
その結果、10mではまだSWRは落ちずリグのアンテナチューナを使っても調整できません。できれば延長コイルを使わずにフルサイズのエレメントを使って試したいところですが、それは今後の課題です。
一方、エレメントを建物から少し離した効果が出たのか6mでは明らかにSWRが改善しました。少しでも遠くの局とQSOができれば良いと思います。
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一応アンテナベースが調ったので、CDP-106のエレメント長を調整して10mと6mでSWRを測定しました。
その結果、10mではまだSWRは落ちずリグのアンテナチューナを使っても調整できません。できれば延長コイルを使わずにフルサイズのエレメントを使って試したいところですが、それは今後の課題です。
一方、エレメントを建物から少し離した効果が出たのか6mでは明らかにSWRが改善しました。少しでも遠くの局とQSOができれば良いと思います。
エレメントをなるべくベランダから外側に離すためにベースを改良しました。
土台はこれまで使っていたものと同じで木製の平台車の上に丸いコンクリート製のポールベースを乗せたものですが、更にその上にウォーターバッグを乗せました。
ウォーターバッグは最大20Kgになるようですが、中々満水にできずこの状態で16Kg程度です。その下のコンクリートベースと合わせて30kg以上になります。ポールの途中からステーを3本張り、アンテナベースとしてはしっかりしたものになりました。
ステーは1.4㎜のステンレス線で、ポールのジョイント金具の上にアルミ製のソケット金具を入れ、ネジ用に開けられた3つの穴に直接バックルを付ける形としました。ステー線先端のループはステンレス製のスリーブで処理しましたが、専用のカシメ工具が無かったため電工ペンチを使いました。見栄えは悪いながらも抜けることなく処理できたものと思います。
一応エレメントを付けてみましたが、手が届く範囲にありますので調整は楽そうです。これから長さ調整とSWR測定を行います。
アンテナに関する当面の課題は、CDP-106で10mのSWRをいかに落とすかです。そこで、エレメントをなるべく建物から遠ざけるために水平パイプを目一杯外側に張り出すことにしました。
今は水平パイプをメインの垂直パイプにT字型に取り付け、CDP-106をSD330とは反対側に付けていますが、水平パイプをギリギリまで端に寄せてΓ型にし、先端にSD330用ホイップ基台をつけ、そのすぐ手前にCDP-106を取り付けようかと計画しています。それらのアンテナは同時に使うことはなく、その都度どちらかのアンテナ(エレメント)を取り付ける想定です。
CDP-106への給電はホイップ基台からケーブルをつなげばすっきりして良いと思いますが、そうするとホイップ基台を水平ポールから絶縁する必要があり、またCDP-106使用時にはカウンターポイズを外しておく必要があります。水平ポールの先にはプラスチックのキャップを被せていますので、その上にホイップ基台を付ければ良いのかも知れません。一方、カウンターポイズは一応ネジで取り外しができるようにはしてあり、アンテナ切替時には少し面倒かも知れませんが試行はできそうです。
またポールやアンテナを含む全体の重心が外側に大きくズレてしまうため、ポール土台の強化とポール支持方法の改善が必須となります。
何か適当な重しになるものはないかとネットで探してみると、ビニール製のウォータバックで中央にポール受け用の筒が通る穴が開いているものがありました。重さは20Kgとのことで十分なようです。ポールの傾き防止対策も必要ですので、ステーの利用も考えたいと思います。
週末は主にCDP-106で6m FT8を運用し、国内外合わせて50余りの局とQSOができました。これが伝搬状況です。
たまたまコンディションが良かったのかも知れませんが、国内は7エリア・9エリア以外の全エリア、また海外は香港、台湾、中国、韓国の局とつながりました。
HFV-5よりも飛んでいるのが実感できましたが、これはエレメントがベランダの外に出ていることと、フルサイズであることが効いているものと思われます。
もう一つの10mについては、どのようにSWRを下げていくかが課題です。
CDP-106の固定方法が決まったところで、いよいよ設置作業です。SD330用基台の反対側に取り付けました。
一応ベランダ面からは外に出ており、ベランダ内に設置したHFV-5よりも電波状況が良くなるものと期待できます。
下は6mバンドのSWRです。
建物の構造物に近いせいもあってかSWRは落ち切っていませんが、この程度だとアンテナチューナでの調整は不要と思われます。それにしても、さすが6mはフルサイズだけあって帯域が広いですね。
一方、10mはSWRが落ちません。29MHzあたりにSWRの緩い谷がありますが、エレメントの長さを変えてもあまり動きません。FT8の周波数ではSWRは3を超えており内蔵アンテナチューナも動作しませんので、このバンドはまた改めて検討してみます。