bookmark_border[471] 一年を振り返って

2021年も今日が最終日ということで、この一年の当局のアマチュア無線に対するアクティビティを振り返ってみました。

まずリグについては、昨年7月に再開局した当初はFT-450DMを使いHF/6mでFT8を運用していましたが、年明けにFT-991AMに買い替え2m/430でも運用できるようになりました。またワッチ専用機になってしまっていますが、Phone用としてFT3Dを入手しています。その直後にFT5Dが発売されたので少しタイミングが悪かったのですが・・・

アンテナはそれまでHFV5とHFJ-350Mだけだったのが、SD330やATAS-120Aなどのスクリュードライバアンテナに最近RHM12を加え、2m/430では2エレ/3エレ八木アンテナを揃えて、一応満足できる環境になったかなと思っています。またSD330用のコントローラ(リレースイッチBOX)を作成しマニュアルチューニングに活用していますが、それをPCから自動制御するためのPythonプログラムが完成していません。Tkinterの画面表示とリレー制御を並列で行うところで苦戦し現在休止中です。

DXは、以前は南米局とつながっただけで感動していましたが、今では南米は特に珍しくなくなってしまいました。欧州は徐々に西側も取れるようになってきており、今後の目標は北欧、中近東、アフリカでの新エンティティ獲得です。ただ当局のアンテナ環境の改善は見込めないため、空のコンディション頼みというところです。

この様にリグ、アンテナ共に自分の今の状況で準備できるベストなものになったと自己満足しています。

時代は「モノ」から「コト」に価値の重みが移りつつある中で、アマチュア無線の世界は昔から「モノ」と「コト」の両方に価値を見い出していたように思います。今ではデジタル化によって限られた設備で手軽にDX通信が楽しめるFT8は、私にとってはとても大きな存在で、新たな感動を呼ぶ「コト」づくりの通信手段として重要な意味があると改めて思う次第です。

また、無線運用に欠かせないログソフトや通信アプリなど無償でご提供いただいているOM諸氏には本当に感謝です。有難うございます。

bookmark_border[470] ベランダアンテナの実力?

昨日は3日ぶりに波を出しました。普段HFを運用するときは、ATAS-120AやSD330、最近ではRHM12などのスクリュードライバホイップアンテナを使っていますが、昨日はアンテナを取り付けるのが少し面倒だったため、ベランダ内常設のHFV5短縮ダイポールアンテナを使いました。

エレメントが片側しか写っていませんが、ちゃんと両方腕が伸びています。しかしながらエレメントの先は外側に出ていない状態です。ホイップアンテナの様に、使うときだけ設置するのであればエレメントを外に張り出してもそれほど気にならないのですが、やはり集合住宅ということもあり、常設アンテナの場合はできるだけ目立たないように設置した方が自分自身も気が楽です。

ただ当然のことながら電波は飛ばないですし受信も良くないですね。一応、各バンドの伝搬状況を記録しました。コンディションのパラメータは「SFI:121、A:8、K:1」で決して悪いものではないと思います。

6m:国内、しかも関東平野しか飛んでいませんが、意外と安定していて送受信とも良好です。

10m:相変わらず大洋州方面には良く飛んでくれています。

15m:当局のロケーションですと割とインドネシアの局に取っていただけます。アルゼンチンの局が受信できましたが、こちらの電波は全く届きませんでした。

20m:さすがにローバンドになると厳しいですね。でもこの後、台湾の局に取っていだだきました。

40m:TX ONした途端にJTDXのリグ接続エラーが出たため記録はありません。エラーはコモンモードノイズが原因と思われます。そういえば昨年の再開局当初、このアンテナでエラーが頻発してクランプコアを買い足した記憶があり、その後、ホイップを使用するようになってからはエラーも収まって長いこと40mバンドでこのアンテナは使っていませんでしたので、懐かしのエラーです。

この様に飛びはかなり悪いですが、ホイップアンテナでは中々SWRが下がらない6m/10mではこのアンテナをメインで使っていることもあり結構重宝しています。

bookmark_border[469] CQ誌の整理

CQ誌が溜まってきて当局の小さな書棚に収まらなくなってきたため、少し整理しました。一応、溜めるのは6冊までという目標を立てていて8冊になったので、2021年6月号・7月号の2冊分を解体し必要な記事をファイリングです。

ちなみに2021年6月号は「通算900号」の記念版でそのまま保存しておこうか少し迷いましたが、やはり断捨離を優先し他の号と同じく整理しました。

今のところB5ファイルで5冊になっています。ほぼ1年分の内容で構成は以下のとおりです。

・電波伝搬
・アンテナ
・アンテナチューナ
・CW/C4FM/WIRES-X
・アプリ

なぜCW/F4FM/WIRES-Xを一つのファイルに収めているかというと、CQ誌のページ割りの関係でそれぞれの記事が繋がっているからです。もう少し増えてきたら、必要に応じて記事の最初のページだけコピー印刷してカテゴリ毎に完全に分けようと思っています。本当は今やっても良いのですが、新たにB5サイズの用紙を購入する必要があり手が付けられていません。

なお、これまでDX関係の記事は敷居が高くスルーすることが多かったのですが、FT8でコンタクトできたエンティティも増えてきてDX事情を少しは学習した方が良いかなと思い始めています。

FT8のおかげもあり、無線に対する興味は尽きることがありません。

bookmark_border[468] QSLカード発行準備

昨日JARL経由でQSLカードが届きました。内容はまだ良く見ていないですが、主に4月から5月にかけてのQSO分のようです。およそ200枚ほどで、箱ではなく前回と同様に厚めの書類封筒に入ってきました。

いつもカードを受領してから返信カードを印刷して発送するまでに丸1か月を要していますので、今回はできるだけ年末年始の休みのうちに終わらせようと思っています。

ということで、印刷の準備をしようとしていたらプリンタのインク残量アラートが「x」になりました。色は黒と黄の2色です。

黄色はカード印刷には使わないので良いのですが、肝心の黒が無いと印刷できません。「x」になっても「OK」ボタンを押せばある程度は印刷ができるものの、途中でアウトになってしまいます。そこで純正インクをセットで注文しました。

以前、サードパーティ製互換インクを使ってみたことがあり、その時はなぜか黄色が「緑色」に変わってしまったことから、それ以後は純正インクを使うようにしています。互換インクを使うと色が混ざってしまうような設計になっているのでしょうか・・・

ちなみにサードパーティによる互換インク自体の販売は合法であり、互換品が使えないようなプリンタを設計し製造販売をすると、サードパーティを市場から締め出す行為とみなされ独占禁止法に抵触するおそれがあります。裁判でもその類の判決が出ていますので、最近のプリンタは普通に互換品を使用できるのかも知れません。ちなみに私が使っているプリンタは10年ほど前に発売された古いタイプのものです。

プリンタメーカとしては、本体は安価に提供し消耗品のインクはそれなりの価格にしてそこから収益をあげ利益を得るビジネスモデルで、そのスキームを乱されたくないという思いは強いでしょうから、いかにコンプライアンスを守りながらビジネスを維持していくかに知恵を絞っているものと思われます。ただ独禁法の条文自体は抽象的で解釈には大きな幅があり、公益を重んじる行政や司法の判断次第という面もあるようですので、本体メーカには結構厳しい環境かと思います。

bookmark_border[467] ギリシャとの初QSO

この週末は、土曜日が一日中所用のためQRVできなかったのですが、昨日は特に予定も無かったので朝から良好なコンディションの恩恵にあずかることができました。30m FT8でギリシャの局が出ていたため試しに呼んでみると、2回目で応答があったのです。当局にとって初めてのエンティティです。

これまで中々つながらなかったエンティティですが、今回はあっさりQSO成功です。バンド内がそれほど混んでいなかったのが良かったのかも知れません。ちなみにコンディションのパラメータは、SFI:131、A:10、K:2でした。アンテナはATAS-120Aです。

その後、国内が開けてきました。これがその時の伝搬状況で緑色が30mバンドです。一時は40mかと思わせるほどの状態でした。9エリアの局は受信できなかったのですが、それ以外の全エリアで合計20局ほどとQSOさせていただきました。

このバンドはDX/国内の区別無くゆったりと落ち着いて運用できる印象があり、とても好きなバンドです。