bookmark_border[620] 昨日の状況

昨日は天気が悪かったため、可動部分を持つホイップアンテナは出さずに、ベランダ内に常設しているHFV5と2m/430用A1430S7八木を使用してFT8を運用しました。

HFV5は主に10m/6mで使っています。それよりも低いバンドになると、受信は意外と良いのですが、よほどコンディションが開けた時でないとほとんど電波が飛んでいきません。建物の影響が顕著に出ているようです。ただSWRはリグ内蔵のチューナを使えば40m以外は低めに収まっています。

10m/2m/430で数局ずつQSOして早々に店仕舞いしました。6m(50.313MHz)では皆さんDXをターゲットにしていて、あまり邪魔をしてもと思い50.303MHzにQSYしてCQを出しましたが応答はありませんでした。

10mは西アジアや南米の局が受信できトライしてみたのですが、ことごとく空振りに終わってしまいました。このバンドはこの季節になってもまだコンディションが良いようで、これもサイクル25の効果なのでしょうか。でも、残念ながら当局の信号は東南アジアからAU/NZ止まりです。これがその時の様子ですが、なぜか建物の陰になっているロシア方面にも飛んでいます。

以前からの課題ですが、ベランダ内の常設アンテナだけで中南米、欧州、西アジア地域ともQSOをしてみたいですね。一時「ATU-100」+「5m ロッドアンテナ」で試してみましたが、ベランダの屋根の下からでは全く飛んでいきませんでした。

せっかくコンディションが上がってきていますので、また別の方法でアンテナ系を改善していければと思います。

bookmark_border[619] 2エンティティとの初QSO

昨日、15m FT8でトルコ/セルビア両国と初めてつながりました。アンテナは、いつも頼りになるATAS-120Aです。

トルコは表示上はAS(アジア)側とEU(欧州)側に分かれていますが、DXCCエンティティは共通のようです。昔、通信システム納入の仕事で、短期間ですがアンカラを訪れたことがあり、当時のことを懐かしく思い出しました。

次にセルビアです。

こちらの信号は「-24」でギリギリ届いたという感じです。東欧の他の国とはこれまで割とコンタクトできていたのに、セルビアは当局にとって空白地帯でした。今回つながって、本当に良かったです。

bookmark_border[618] 過酷なバナバ島の様子

バナバ島でのDX Pedition運用の様子をDX News.comで知りました。

T33T – Banaba Island (dxnews.com)

このサイトでは、島にはインターネットが通じておらずClugLogへのログアップロードは伝送速度が遅い衛星回線を使っており遅々として進まないので、ログについてあまり煽らないで欲しいこと、島の資源はかつてイギリスやオーストラリアに略奪されて何も無く飲料水もホテルも無いため運用は強風に晒されながら行っている等、過酷な状況が読み取れます。

サイトの下の方にはコメント欄があり、肯定的なメッセージも多数ありますが、中には「強いレポートを送ってきたのに、その後RR73を送って来ずに他局とのQSOに移った。」とか「まだログに載っていないので早くアップするように。」など、結構Hound側からの厳しいメッセージも散見されます。

今現在はオペレータ2名で運用されているようで、文面からはかなりストレスが溜まっているように見受けますので、残り1週間ほど何とか乗り切って貰いたいと思います。

ところで、このサイトでログが確認できるので試してみました。

またClugLogのLog Seachでは以下のように表示されています。QSLカードの要求は「Request QSL Card」をクリックすると要求画面に飛びそこから要求できます。手数料は1QSLあたり$5とのことで、支払手続きをするとQSLカード発送とLoTWでのコンファームを行っていただけるようです。要求するかどうか、少し考えたいと思います。

(ClugLogサイトより画像引用)

bookmark_border[617] DXCC状況

この何ヶ月の間DXCCの状況を確認しておらず、その間にいくつか新規エンティティとつながりましたので、LoTWサイトで確認しました。ちなみに前回、今年6月時点では64でした。

(LoTWサイトより画像引用)

今回は、70になっていました。この1年間の推移は次のとおりです。

プロット数は少ないですが、なぜかリニアに上がっていますね。ただこの調子だとDXCC100達成までにあと何年かかるのか・・・他の方から見ると笑われてしまいそうですが、当局にとっては今でも難しいのに、今後ますます難しくなってグラフの傾きも寝てくることは必至ですので、あまり数字を意識せずに気長に構えていきたいと思います。

 

 

 

bookmark_border[616] 「現代版 真空管入門」購入

先日、書店でぶらぶらしていたところ、電気関係のコーナーで「現代版 真空管入門」という本が目に止まりました。

真空管アンプ関係の本かなと思って中を見てみると・・・低周波増幅の部分には一部ステレオアンプの記載がありましたが、全体的に無線関係の内容でした。なつかしい再生受信機やスーパー受信機、更には送信機やリニアアンプについても詳しく解説されています。

その昔、私が少年時代に、科学教材社製の0-V-2やメーカは忘れましたが5球スーパーのキットを購入し、長いこと組み立てることもなく毎日箱から部品や説明書を取り出しては眺めたりしていた記憶が蘇ってきました。最終的には組み立てたのですが、そこまでのプロセスがまた楽しい時間でした。プラモデルと同じような感覚ですね。

この本は、CQ出版社が2022年5月に初版として発行した新しいもので、本のサブタイトルは「球で試す小宇宙」です。懐古的なことだけでなく、また何か新たな世界が開けるような感じがして、衝動買いしてしまいました。

ちなみに目次は以下のとおりです。

1.真空管の歴史とその動作

    • 真空管の歴史
    • 真空管の動作原理

2.真空管の電源と低周波増幅回路

    • 電源
    • 6AV6 + 6AR5アンプ
    • 42 Hi-Fiアンプ

3.製作に必要な道具

    • 自作に必要な測定器
    • キットを流用したテストオシレータ

4.単同調受信機

    • 2極管検波受信機
    • オーソドックス再生式受信機
    • DC24Vで動く再生式受信機

5.スーパーヘテロダイン受信機

    • 周波数変換について
    • IF増幅回路
    • ジャンクラジオを4球スーパーに作り替える
    • 7MHz SSB受信機の概要

6.送信機

    • 7MHz CW QRP送信機とIC変調器
    • 単球50MHz送信機と6AQ5ハイシング変調器
    • 807で作る7MHz(10W)CW/AM送信機
    • 6146Bを使った単球リニア・アンプと2球送信機
    • 50MHz AMトランシーバの製作

この様な内容で、自分にとっては夢が詰まった本だと思いましたので、これからじっくり読み進めていきたいと思います。