bookmark_border[413] RHM12アンテナ発売

第一電波工業さんからRHM12アンテナが発売されましたね。これは広帯域のロッドアンテナでRHM10の後継となります。周波数はRHM10では7~430MHz帯でしたが、RHM12はオプションコイルを追加することで1.8MHz帯、3.5MHz帯にも対応可能です。

正にコメットさんのHFJ-350Mの競合となる商品ですので、関連記事の情報を参考に比較表を作ってみました。

まずエレメントの長さが全然違いますね。RHM10との比較でも1mほど伸びましたので、これを見てもRHM12の方が性能が良いと感じます。

それから気になるのが耐入力です。第一電波工業さんは「FT8はSSB(PEP)耐入力電力の1/5での運用を推奨」することを公表していますので、SSBで120Wとすると単純計算では24Wになります。ただし連続送出を想定したFM/CWでの表記もありそれは40Wとなっていますので、ギリギリ50W運用でも大丈夫なのかなと思います。

他方、HFJ-350Mでは3.5MHz帯は75W(PEP)ということでその1/5は15Wです。そのためFT8での50W運用は難しいと推察します。

また調整方法は一長一短あるかと思いますが、HFJ-350Mはバンド切替用のショートプラグを差し替えたうえでロッド長の調整が必要なのに対し、RHM12の方は根元で連続的に調整することで、基本的にはロッド長での調整は不要(?)な分、RHM12の方が運用し易いと思います。それからHFJ-350Mの方は、ベランダから外側に出して使う場合、ショートプラグが外れて落下してしまわないかという心配もありますね。

これらを総合的に考えると、性能面・運用面ではRHM12の方が良さそうですが、肝心の価格はHFJ-350Mの倍です。互いに商品コンセプトが異なり、用途と懐事情を考えて選択できますので、この様に選択肢が増えるのは有難いことです。各メーカーさんのご努力には頭が下がります。

bookmark_border[412] QSO実績

10/31(日)までのバンド毎の国内・DX QSO実績(交信数)を纏めてみました。ちなみにモードはFT8またはFT4です。昨年7月下旬に再開局してからのものですので約15ヶ月分のデータとなります。

国内40mが圧倒的に多いですね。160m、2m、430はDXゼロです。国内では80mと6mが並んでおり、結構80mでも交信していること再認識しました。

30mから15mまでのバンドでは国内よりもDXの方が多いのはわかるとして、特徴的なのは20mでは国内が極端に少ないということです。わずか5回のみです。

20mは遠距離DXや珍しいエンティティ狙いのバンドで、国内QSOなら他のバンドで・・・ということでしょうね。20mほどではないですが15mでも何となくその傾向があるように思います。

そういう意味では、30mは比較的空いているということもあり、よほどのパイルになっていない限りは国内・DXを意識することなく楽に運用できます。

また、40m DXはもう少し伸びてもよさそうですが、SSBと被ることが多いので少し使い難いかなという感じです。

おそらく今後もこの様な傾向は変わらないと思いますが、160m、2m、430でのDXはできれば実現したいと改めて思いました。

bookmark_border[411] コンディション良好

週末も引き続きコンディションが良く、FT8で多くの国と交信することができました。ちなみにSFI値は100を超えていました。下表が土曜日から日曜日午前までのDX状況です。日曜日は午後から空模様が怪しくなってきたため、ATAS-120Aアンテナは早々に撤収しています。

これまで中々つながらなかったドイツやフランスもつながり、その他メキシコ、ベラルーシ、ポーランド、スロバキアも初めてで、合計6エンティティがDXCCに追加されました。LoTWで状況を見てみると・・・

この様にConfirm済みが51で、ようやく半分まで来ました。

ところで今回は12mバンドが良く飛んでいたように思います。

これは日曜日午前の12mの伝搬状況ですが、これまでこのバンドはあまりDXを期待していなかっただけに嬉しい限りです。

bookmark_border[410] アンテナ製品値上げ

先日、第一電波工業さんよりアンテナ製品値上げの発表がありました。「物価・仕入れ価格等の高騰により、現行の価格体系を維持するのが困難な状況となった」のが理由とのことで、11月1日から値上げする様です。

価格改定表を見ると、当局が使っているHFV5は約14%、SD330は約10%の値上げです。改定表に載っている価格は「税抜き価格」ですね。今のうちに何か買っておきたいとは思うのですが、ジタバタしているうちに月が明けてしまいます。

この様な状況の中、現行のアンテナは大切に使おうと改めて思いました。特にSD330やATAS-120Aはスクリュードライバーアンテナで可動部分があるため、水が浸入しないように雨の日は使わずに部屋に入れています。

HFV5や2m/430用の八木は外に出しっぱなしですが、ベランダの中で直接雨に晒されないのでそのままで、逆に雨で埃が流れ落とされることもなく結構汚れています。性能維持のためにも、たまには綺麗にメンテしなければいけないですね。

bookmark_border[409] 5ヶ国との初QSO

最近は太陽の活動が活発なせいか空のコンディションが良いため、平日にもなるべくFT8をワッチするようにしています。昨日夕方も欧州方面が良く見えており、東欧、中米含めて5エンティティと初QSOが成立しました。アンテナはATAS-120Aを使っています。

15mバンドでは、前日のオーストリアに続いて今度はスイスです。

ドイツ、フランス、イギリスも見えていましたがやはりダメでした。その後、チェコ、ラトビアとコンタクトできました。

15mの最後はスロベニアです。

バンドを変えて、30mでは中米赤道直下のエクアドルとQSOが成立しました。

このようにコンディションが良いと遠距離DXが稼げますね。夏は当局にとって10m/6mが期待外れだった分、余計に頑張ろうという気になります。

ところで大規模な太陽フレアが発生したとのことですが、今日は状況が一変してしまうのでしょうか・・・