bookmark_border[524] ATU-100コントローラ完成

ようやくATU-100のコントローラが完成しました。

まだロングワイヤエレメントが無いのでとりあえずベランダのHFV5アンテナに接続し、このアンテナでは対応していない17mでリグを10Wに設定して電波を出してみました。

「TUNE」ボタンを押すと・・・

リレーがカチカチ言ってSWRも下がりました。表示上のパワーは入力8.7W、出力8.6Wですのでロスはほぼゼロですね。おそらく全く同調の取れていないロングワイヤでは、ATU側でのマッチングロスは大きくなると思います。

コントローラの筐体は100円ショップで購入したゼムクリップ入りの透明プラスチック容器です。それにスイッチ4ケと端子用の穴を開け、裏面は表示部をマスキングして黒のプラスチック用塗料を塗りました。マスキングし過ぎたせいか表示窓が少し大きくなってしまいましたが、機能的には問題無いためこのままでOKと判断しました。

全体はこの様な感じです。右奥に見えているのが以前作ったSD330用スイッチボックスで、同じケースとスイッチを使っています。

ATU-100本体とコントローラを接続するケーブルは7mのVGAケーブルです。

残る作業は、

①ATU-100本体の屋外用ケースへの収容(密閉容器)
➁ベランダ取り付け(タイラップを想定)
③ケーブル引き込み(エアコン用ダクト)
④ロングワイヤの設置

ですが、①~③はほぼ目途が立っているものの、④をどうするかまだ考えが固まっていません。IV線をどの様に空中に浮かすかが大きな課題です。

bookmark_border[517] 2m/430用 250W対応アンテナチューナ

先ほど、毎月「5」と「0 」の付く日にクーポンが使える通販サイトからの案内メールを見ていましたら、コメットの「CAT-273」というアンテナチューナが目に留まりました。

このチューナは2m/430端子独立タイプで許容電力250Wとのことです。

そもそもこれらのバンドの送信出力は最大で50Wと認識しており、またアンテナも市販のものであればチューナは必要無いのではないかと思っていて、この様な製品は需要があるのかなと疑問に感じたので少しネットで調べてみました。

その結果・・・送信出力については「月面反射通信(EME)をおこなう場合は500W」ということでした。EMEの場合は、市販のアンテナでは対応できずチューナは必須ということなのでしょうか。

そこら辺は、当局には経験も知見も無く未知の世界ですので興味深い発見でした。

ちなみに他の通販サイトを見ましたら、CAT-273の姉妹機の「CAT-283」というのもあり、これは各バンドの端子が独立しておらずデュープレクサ内蔵で一つの端子に纏まっているようです。こちらの方が使い勝手が良いかも知れませんね。

bookmark_border[516] 三連休の様子

この三連休は10m FT8を少しだけ運用し、かなりの時間ATU-100本体の製作に費やしました。

昨日は残念ながら終日所用で無線関係には時間を取ることができませんでしたので、残るATU-100コントローラ部の筐体作成は次の週末まで持ち越しです。

筐体と言っても、100円ショップで売っているゼムクリップの容器を使ったものです。プラスチックですので穴あけは楽ですが、表示部の固定方法が中々定まりません。初めは表示器周りの基板部分に厚手の両面テープを貼って固定しようと思ったのですが、表示器のガラスが結構厚く、また裏側の4つの端子が基板を貫通し表側に出ていて邪魔をしています。その為、両面テープでは無理がありそうです。

スペーサを使ってネジ止めが良いかな・・・と思いつつ、少々思考停止状態に陥っています。ただ電気的な動作は確認できていてあとは構造面のみですので、その意味では気が楽です。

ところで10m FT8ですが、この時期にしては遠距離DX通信が盛んに行われていて少々意外でした。朝は北中南米が、また午後から夕方には中近東や欧州方面が開けており(と言っても当局の波は飛んで行かないのですが)、これもサイクル25の恩恵かなと思ったりしています。

早くATU-100の製作を終えて、新エンティティを狙いに行きたいと思います。

bookmark_border[515] ATU-100結線ミス

昨日もほぼ一日ATU-100に掛かりっきりになっていました。一応本体は完成し、現在コントローラ筐体の製作中です。コントローラは未だ裸の状態ではありますが、試しに電源を入れ各スイッチと表示部が機能していそうなことは確認できました。

結局プッシュスイッチは手持ちが3ヶあったので、TUNE/AUTO/BYPASS全てプッシュにしました。

ところで結線チェックをした際、一本だけ本体とコントローラがつながっていない信号線があることに気付きました。改めてVGAケーブルの説明書を見ると#11は不使用でした。

そのため、ピンアサインは以下の様に変更しています。(#11→#4)なお#5と#9も接続されていませんが、これは元々GNDとして纏めていましたので影響ありません。

コントローラの筐体ができ上がったら、ダミーロードをつないでリグからパワーを入れてみたいと思います。

bookmark_border[512] ATU-100製作状況

ATU-100の製作ですが、徐々にではありますが進みつつあります。

アルミケースはタカチの「MB12-8-18」を使うことにしました。寸法的に少し大きめですが、工作に自信が無いので内部のスペースに余裕を持たせています。かつてはアルミケースというと「リード」一択のような印象がありましたが、今は「タカチ」がポピュラーなのでしょうか・・・

最初の作業は穴あけで、進捗状況は次の通りです。

①ATU-100基板取付用ネジ穴(4箇所):済
②MJ(UHF-J)レセプタクル取付穴(2箇所):済
③DCレセプタクル取付穴(1箇所):済
④D-SUB 15ピンコネクタ取付用ネジ穴(2箇所):済
⑤D-SUB 15ピンコネクタ取付用四角穴(1箇所):80%済

作業を始めるにあたり手持ち工具を確認したところ、金属用ドリルビットはあるもののドリル本体が無いことに気付きました。

昔買った手回しのものがあったはずなのですが、いつの間にか廃棄処分してしまったようです。そもそも金属工作をするのは本当に久しぶりで、プラスチックの穴あけにはタミヤの電動(電池)ドリルを使っており、今までそれで間に合っていました。

今回このためだけにドリルを購入するのも何なので、キリとリーマーとヤスリで対応しています。アルミなのでこれで何とかなりますね。ちなみにリーマーは手持ちのものが14mmでMJ用に太さが少し足りなかったので、ヤスリと共にホームセンターで16mmのものを購入しました。リーマーで穴を開けていくうちにカクカクになっていきますが、穴が大きくなっていってもリーマーの歯のピッチを一定以下に抑えるようなもの(歯と歯の間に途中から新しい歯が生えてくるイメージ)があれば良いのにと思いました。

⑤は結構手こずっています。四角(台形)の穴を開けるのに、丸穴を開けてヤスリで削る作業をしていますが、ヤスリが目詰まりを起こすのか進捗がおもわしくありません。ここは根気良く対応したいと思います。

それから、DC電源は信号線に通すのではなく別にDCケーブルを設けることにしました。リモートのスイッチはなるべくドライ接点にしたかったので、以前クルマのカーナビ制御用に使っていた電装用リレーを流用する予定で、下の様な回路を想定しています。リレーはATU-100基板と一緒にアルミケースに入れようと思いますが、仮に高周波でリレーが誤作動するようであれば、リレーをシャック側に持ってくるか、コンセプトは崩れますがリレー無しでトグルスイッチから電源供給ですね。

また信号線はD-SUB 15ピンに通すことにしました。これは比較的安価で入手性の良いVGAケーブルが使えるからという理由です。ピンアサインは次の様に決めました。

何か設計と製作を同時並行で行っていますが、これもアジャイルと言えるのでしょうか・・・?