bookmark_border[650] コモンモードフィルタの製作

「ロングワイヤ+ATU(FC-40)」のアンテナ系を使い始めてから、これまで使っていたスクリュードライバアンテナと比べてPCのフリーズやUSBへの影響など回り込みが多くなったのでTDK製クランプコアを追加して対応していましたが、まだ不安定な部分があり、他局さんのブログを参考にしてコモンモードフィルタを製作しました。

コアはFT240-43、ケーブルは3D-2Vです。

シャックでの引き回しの関係でケーブルは3m長の少し長めのものを使ったため、写真撮影用にこの様に巻いていますが、このケーブルを巻いた部分はフィルタとは関係ありません。上側のコネクタはリグに接続、下側は同軸スイッチに接続しました。

ところで、3D-2Vを使うのは本当に久しぶりでしたが、このケーブルの色に懐かしさを感じました。[178]同軸ケーブルの色で触れたように、開局当時は75Ω系が黒、50Ω系がグレーという記憶があり、今使っている5D-2V/FBが黒でしばらく違和感を持っていましたので、今回、グレーの3D-2Vを見て昔を思い出しました。

MPコネクタの半田付けも本当に久しぶりでしたのでうまくできるかどうか心配でしたが、購入したコネクタは網線を折り返して固定し半田付けできるタイプでしたので、大きな問題もなく接続できたと思います。基本を思い出し、片側のコネクタを付けた段階と両側のコネクタを付けた段階の2回、テスタを使って芯線/網線間の絶縁を確認しました。

このフィルタを使い始めてまだあまり時間は経っていませんが、今のところはPCへの回り込みは確認できていません。今後様子を見て、問題があるようでしたら改善していきたいと思います。

bookmark_border[649] ATU-100動作確認

ATU-100を組み立てたものの動作を確認するための適当なアンテナが無かったため、再びHFV5をベランダに取り付けました。ベランダ内の狭い場所ですので、ロングワイヤや2m/430用の八木に干渉しないようにするのが難しかったですが、何とか設置できました。

FT-991AMに1mの同軸でATU-100を接続し、そこにアンテナからの同軸をつなぎました。リグ内蔵チューナはOFFにしてまずは15mで確認です。初めに「TUNE」ボタンを押しながら電源スイッチを入れ、設定画面でフィーダロスを0.5dBに設定しています。

送信出力を下げるのを忘れたためパワーが出てしまいましたが、チューニング動作は確認できました。

HFV5アンテナは40mバンドでは調整が結構シビアで、エレメントの長さをFT8国内用の7.041MHzに合わせるとリグ内蔵チューナを使ってもDX用の7.074MHzにチューンできず逆も同じ状態なのですが、ATU-100を使うと両方のQRGともにうまくSWRが落ちました。

ということで、今後このATUは屋内用として活躍してくれそうです。

bookmark_border[647] FC-40入手

FC-40のことを色々考えているうちに早く欲しくなり、購入しました。販売店には在庫がなく、八重洲無線の須賀川工場からの直送です。コントロールケーブルは添付の5m長では足りず、先日紹介したサンワサプライの3m長の延長ケーブルをつなぎました。

肝心のロングワイヤですが、まずは8m 位のIV線を使うことにしました。アース線は5mx5本、10m・7m・3mがそれぞれ1本ずつです。ベランダ内にワイヤを張ってチューニングしてみると、6m~40mまではOKですが80mと160mはNGでした。これは仕方が無いとして、FT8運用のためPCをリグにつないだのですが、6m以外はフリーズ状態になりました。

そこでリグ/PC間のUSBケーブル、ATUコントロールケーブル、同軸ケーブルにそれぞれクランプフィルタ(コア)を追加してようやく30mまではフリーズが収まりました。40mがまだ残っていますが、もう時間切れということとコアの手持ちが無くなったため、後日対策したいと思います。

まだ本格運用とはなりませんが、FT8での受信は良好で、少なくともこれまでのHFV5よりは良さそうです。またHFV5もそうですが、エレメントをベランダから外側に出さずに運用できるので気持ち的にも楽です。

ところでCQオームさんのサイトに「釣り竿直接給電アンテナエレメントとクイックマウントx2個セット」という製品が掲載されSNSで紹介されていますね。6/末発売予定とのことです。価格は安いのか高いのかわからないですが、このようにセットで纏まっていると便利だと思います。カーボンロッドアンテナということで、耐電力や寿命については興味があります。

 

bookmark_border[645] ATU-100用ケース入手

これまでATU-100はベランダ設置用として、本体基板とSW/表示部を分けてコントロールケーブルで接続していましたが、今般、屋内仕様に変更する(というか本来の姿に戻す)ことにし、ケースを入手しました。

ケース単体は日本では入手が難しいようで、AliExpressで注文しました。注文してから1週間もかからずに届き、早速、部品の欠品や破損等が無いか確認する目的で仮組みしてみました。

一応、大丈夫そうです。表示モジュールも添付されていましたが、これは予備として保管しておきたいと思います。

左奥の方にちょっと写っているのが、これまで使っていた本体基板です。SMAコネクタはケースに干渉するため外す必要がありそうです。また、基板の裏から引き出している「AUTO」「BYPASS」のリード線は基板上のランドが小さく半田付けが心もとないので強化しようと思います。

この週末は、またひとつ楽しみが増えました。