bookmark_border[354] リレーによるSD330制御

SD330に付属しているシーソースイッチは硬くて微調整が難しいためプッシュスイッチを2ヶ使っているのですが、それをそのままリレーに置き換えることとし、回路はこれまでと同様、以下のものを想定しています。

SW1、SW2はそれぞれRelay01、Relay02に置き換えようと思いますが、手動で微調整をする場面も出てくるでしょうから、プッシュスイッチは残しておき、リレーを追加する形の方が良いかも知れません。

その場合、プッシュスイッチとリレーをどの様に切り替えるかが新たな課題となります。新たにスイッチを設けてガチャと切り替えるのが回路的には楽ですが、なるべく追加コストを掛けずに簡便な方法で済ませたいと思っています。

bookmark_border[353] PythonによるリレーON/OFF

前回はPCのコマンドプロンプトからリレー制御用の実行ファイルを起動させてON/OFFできることが確認できましたので、今回はそのファイルをPythonから実行させてみました。ネットで調べてみると、外部のexeファイルを実行させるには「subprocess」というパッケージを使うと良さそうです。

一応Pythonでコードを書いてみたのですが、うまく行きません。exeの後ろにつく引数をどうやって指定すれば良いのか・・・ブログ記事によってはそのまま列記すれば良さそうな感じなのですが、エラーは出ないもののリレーが動きません。

色々と試行錯誤を繰り返し、ようやくexeファイル名と引数をカンマでつなげることで動作することが確認できました。引数は「デバイス固有コード」「ON/OFFの指定」「リレーの指定」の3つありますので、それらをカンマでつなげています。

※白抜き部分はデバイス固有コードです。

exeファイルを置いてある場所が深いところにあるためパスが長くなり見難くなりましたが、「relay_switch」「relay_number」というパラメータを作り、前者はON/OFF(open/close)指定用、後者はリレー(01/02)指定用に充てました。また、「result」や最後のPrint文は特に必要無いのですが、正常にプログラムが動作していることを確認したくて入れています。

GUIのプログラムを組めば、ボタンクリックでリレーを制御できますね。

ここまでたどり着いたところで、今後どう検討を進めて行こうか迷っています。

PCからのリレー制御はこれで何とかなりそうですが、問題はSWR情報をどの様にPCに取り込むかです。リグから入れるかNanoVNAから入れるか・・・たとえ低出力であっても高SWR状態でリグから電波を出したくないので(そもそもその状態でTX ONできるかどうかもわかっていないのですが)、リグからは周波数情報だけを取り込み、PythonでNanoVNAを制御してそこからSWR情報を取ることができれば、それが理想です。

NanoVNA制御用ソースコードもいくつか公開されているようですが、内容を理解するには更にPythonの勉強が必要ですので、「PCによるSD330オートチューナ」の実現までまだまだ先は長そうです。

bookmark_border[352] QSLカード受領

昨日、JARL経由でQSLカードを受領しました。400枚ほどあります。早速エリア順に並び替えましたが、いつも通りほぼ半数が1エリア局からのカードでした。大半が昨年12月から今年3月分までの様です。

ところで今回も箱で送られてきたのですが、前回とは異なり細長い箱に入ってきました。カードをそのまま立てて収納できますので、ダミーカードにエリア毎のインデックスラベルを貼ってエリア間の仕切りとして差しておけば、そのままQSLカード保管用BOXになりそうです。1箱で1,000枚くらいは入ると思われます。

収納BOXは、以前A4マニアックスさんの「QSLカードボックス」の購入を検討したことがあるのですが、ネットでの注文ができなそうだったことと値段が少し高いかなということで躊躇していました。心理的なものなのですが、クリックするだけでクレジットカード決済で良いのであれば、すぐに購入していたかも知れません。

また今後もJARLから同じ形状の箱でカードが送られてくることを期待して、待つことにしたいと思います。

bookmark_border[351] PCからのリレー制御

SD330アンテナのオートチューニング化を目指して・・・・今度はPCから外部USBデバイスの制御について試してみようということで、Amazonで送料込み数百円程度のUSBリレーを見つけ購入しました。

取扱説明書は添付されておらず、基板に印字されている型名を頼りにネットで制御アプリを探してダウンロードしました。コネクタはUSB2.0 Type Bで当方に手持ちが無かったため、取り敢えずPCからリグにつないでいるケーブルを外して接続しました。

アプリを立ち上げて色々やってみると・・・カチカチと動きました。リレーは2ヶ搭載されており、ON状態でグリーンのLEDが点灯します。

ちなみにアプリはこのようなものです。黒塗りした部分には、このデバイスの固有コードが表示されています。

しばらくこれで遊んでいたのですが、これでは自動化にはなりませんので、次にコマンドラインから各リレーのON/OFFが制御できるソフトを起動させてみました。コマンドプロンプトから実行させてみると正常にリレーが作動します。

なお、白抜きになっている部分には上述の「デバイス固有コード」が入ります。引数としては「デバイス固有コード」「ON/OFFの指定」「リレーの指定」の3つになります。

次の課題として、この引数付きのexeファイルをPythonからどのようにして実行するかということですが、もしかするとexeを介さずにダイレクトにPythonから制御するソフトがあるかも知れませんので、これについてはまた調べていきたいと思います。

bookmark_border[350] FT5DとFT3Dの比較

従来のFT3Dと比べて新機種のFT5Dは何が違うのか・・・気になったので調べてみました。下記のスペックは八重洲無線のサイトから得た情報です。

【FT5Dで追加・改善したと思われる部分】
・アクティビティモニタ(PMG/CAM)
・AF出力(1000mW)・・・FT3Dは700mW
・防水性能(IPX7相当)・・・FT3DはIPX5相当
・VFOバンドスキップ機能
・メモリオートグルーピング(MAG)機能
・ホルスタ・・・FT3Dはベルトクリップのみ

【FT5Dでデグレードしたと思われる部分】
下表に示すとおり、待ち受け時や受信時の消費電流が大きく増えているようです。巷で噂されているように、半導体逼迫対策として部品や回路の変更に迫られたということでしょうか・・・?

消費電流はともかくとして、筐体やチャンネル(メモリ)設定・選択機能などが改善したようです。特にFT3Dではメモリが使い難いと思っていましたので、その点が改善されたのは良かったですね。

今度はFT-818ND後継機の登場に期待したいと思いますが、まだまだ先でしょうか・・・