bookmark_border[686] FT-891M コントロールケーブルの改良

今回は「FT-891Mヘッドホンノイズ問題」の対策について紹介します。

無線機本体とコントロールヘッドは、当方手持ちの6極6芯のモジュラーケーブルでつないでいるのですが、このケーブルは8芯LANケーブルとは異なりツイストペアケーブルではなく、ノイズに弱い可能性があることが分かりました。

ツイストペアケーブルは、2本ずつペアで撚り合わせたものでノイズに強いとのことです。

ネット動画では、LAN用8芯のツイストペアケーブルを6極モジュラーに付け、無線機本体とコントロールヘッドを接続してうまくノイズを低減することができたという例が紹介されており、それに倣って新たにコントロールケーブルを自作することにしました。

材料は8芯のツイストペアケーブルと6極モジュラーのみですが、ケーブルをモジュラーに取り付けるための工具も必要でそれらを準備しました。作業自体はそれほど大変なものではないですが、一応GND/AUDIOライン、データIN/OUTラインがそれぞれペアになるように配線を考えました。

(Yaesu Technical Supplementより引用)

#1と#3、#5と#6をペアにすれば良さそうです。ケーブルを組み立ててつなげてみたところ・・・

確かにノイズは低くなりましたが、まだ残っています。そこで思い切って#1と#3だけを外側に出してシールド線を使ってみました。

だいぶ良くなったように感じますが、まだ改善の余地がありそうです。こういうことを考えながら少しずつ使い易くしていくのは楽しいものです。

bookmark_border[644] FC-40用コントロールケーブル

真剣にFC-40を検討している中で、標準添付品のコントロールケーブルの長さが5mしかないことが気になっています。当局の場合は、シャックの隣がすぐベランダとは言え、引き回しを考えると5mでは足りないことは明らかです。

もっとも専門店には10mを初めとして5m刻みで30mまでのケーブルも用意されているのですが、10m長のものでも1万円を超え、目玉が飛び出しかねない価格です。

そこで、FC-40を使用されている方のブログや他に代替品が無いかネットで調べてみました。

まずはコネクタの仕様ですが、ミニDIN 8ピンのオスがケーブルの両端についていることが分かりました。コネクタ単体はあまり流通していないようですが、マル信無線電機さんの「ミニDINプラグ 8P(MP-371/8)」というのがありました。価格は税込みで1ヶ400円ちょっとです。延長ケーブルを作る場合はメス側も必要で、これは「ミニDIN中継ジャック8P(MJ-372/8)」だと思います。税込み250円弱ですね。

ネットの写真で見ると、DINとミニDINでは大きさは違うものの全体の形状がよく似ているため間違えそうですが、見た目、明らかに接続ピンの太さが違います。

一方、8芯ケーブルは色々ありそうですが、私は半田付けが下手なこととシールドをどこにつなげれば良いかも分からないので、コネクタ付きの既製ケーブルを探すことにしました。

Amazonで調べたところ、「サンワサプライ キーボード延長ケーブル 3m KB-K98-3K」という3m長のストレートケーブルを見つけました。コネクタは、ミニDIN8pinオス-ミニDIN8pinメスとなっています。これはPC-9821のキーボードケーブルを延長するためのケーブルとのことです。PC-9821(PC-9800シリーズ)本体は、とうの昔にディスコンになっていますが、保守部品は未だに需要があるのですね。価格は1本あたり税込み1,500円弱でした。

もし10mの長さが必要な場合は、この延長ケーブルを2本(6m分)使えばかなりお得ですね。ちなみにこのケーブルをFC-40の延長ケーブル用として購入された方のレビューが載っており、特に問題なく使用されているとのことです。

なお、このケーブルはそもそも屋内用ですのでリグ側にこれを使い、屋外のATU側には付属の5mケーブルを使うのが良いのでは・・・と思っています。屋外側に長さが必要な場合は延長ケーブルを何本も使うのではなく、所定の長さのケーブルに交換した方が良いかも知れません。

ということで、コントロールケーブル長の問題は何とか解決できそうです。ところで肝心のFC-40ですが、各ネットショップでは「予約」や「納期未定」などと表示されていて、品薄状態のようです。

bookmark_border[431] モービル用ケーブルの改造

この週末にベランダのアンテナ系を調えておきたいと思い、手持ちのモービル用ケーブルを活用することにして、それに合うようなクランプフィルタを入手しました。TDKの「ZCAT1518-0730」という3Dケーブル用のものです。

ちなみにCQオームさんの販売サイトを見ると、5D用クランプフィルタの「予約」表示は消えていましたので、既に状況は改善しているのかも知れません。ただ10D用は在庫切れの様です。

今回使用するモービル用ケーブルは、基台から出ている部分のケーブルが細いため、それを利用してこのように付けてみました。

フィルタ部分は二重に巻いています。また5Dケーブル部分はベランダ運用で邪魔にならないようにと、短くカットしMPコネクタを付けました。ここにNavoVNAをつないでアンテナ直下でSWRを測定することを想定しています。

この様に完成してみると、フィールドでの運用にも適していそうです。ひとまずベランダで試してみようかと思います。