bookmark_border[170] ハム音

開局したてのころ、TR-2200の1Wでは飽き足らず、純正オプションのVB-2200というパワーブースターを付けて10Wで運用していたことを思い出しました。

電源は、TR-2200単体で使う場合は本体に直接AC100Vを入れて内蔵の充電回路によりニッカド電池をフローティング充電しながら使用していたのですが、ブースターには外部電源を使っていたと記憶しています。ただ音声にハム音が乗るとのこと。

今の時代は電源が進化していてハム音などは発生しないと思いますが、当時使っていた電源はトランスで降圧後、全波整流して平滑回路を通しただけの簡単なものだったと思います。

その後どうしたのか・・・記憶が途切れているのでそのまま使い続けたのかも知れません。そのころは真空管ラジオや無線機などではハム音自体が珍しいものでは無かったため、あまり気にしなかったのでしょう。

bookmark_border[160] TR-1000の思い出

CQ誌の最新号に6m AM用リニアアンプの記事が掲載されていて、そこにトリオTR-1000の写真が載っていました。

TR-1000というと、かつて叔父が使っていたものを譲り受けて保管していたことがあります。送信は水晶、受信はVFOで単一電池8本で動く可搬型で、私が若い頃ではありますがそれでも時代を感じさせるリグでした。

キャリングケースはグレー色の少し厚めのビニールレザーで、外側にはマイクが収納できるファスナー付きの大きいポケットが付いています。ショルダーベルトもついていました。

結局は一度も電波を出さずそのままにしていましたので、有効に活用していただけそうな方にお譲りしました。

bookmark_border[155] スプリット運用時のアンテナチューナー動作

FT8で2つのVFOを使ってスプリット運用すると内蔵アンテナチューナ―がうまく動作しない症状について、八重洲無線のカスタマサポートに問い合わせをしていましたが、以下の趣旨の回答をいただきました。

・仕様であり無線機の不具合ではない
・SPLITでチューナーを使用する場合、送信側のVFOでチューナーをオンにする必要がある
・FT-991/Aのチューナーは送信でのみ有効

すなわちJTDXでリグスプリット設定すると、受信はVFO-A、送信はVFO-Bとなりますが、受信状態でTUNEボタンを押してチューナーをONしてもそれはVFO-A用にチューナーがONするということであって、送信時にVFO-Bに切り替わると、そもそもVFO-BではTUNEされていないのでチューナーは働かないということと理解しました。

VFO-AとVFO-Bを両方TUNEしておけば良さそうですが、もっと簡単な方法でできないか試行錯誤するしかなさそうですね。でもTUNEが必要なHFハイバンドは最近あまり使わなくなったので、例によって気が向いたら・・・ということになりそうです。

bookmark_border[141] 内蔵アンテナチューナ―動作の謎

先日HFV5アンテナを使って6m FT8で電波を出す際、SWRが2を超えていたため内蔵のアンテナチューナーを使いました。

TUNEボタンを長押ししてチューニングし送信すると、何とTUNER表示が消えSWR表示が2を超えています。慌てて送信を止め、再びTUNEボタンを押し送信してもやはりTUNER表示が消えてしまいます。

これは故障か・・・と少し動揺した後、気を取り直してTUNEボタンを押しTUNER表示が付いた状態でJTDXの信号周波数をずらすとTUNER表示が消えることに気が付きました。

そこでJTDXの無線機設定のスプリット操作を「リグ」から「指定無し」に変更し、改めてTUNEボタンを押して送信すると今度はTUNER表示は消えることなくSWR表示も低い値になりました。

このことから、VFO-A、VFO-Bでスプリット操作をするとアンテナチューナ―はうまく使えないように見えます。これが本来の仕様なのか、設定で変更できるのか、不具合なのか、そもそも操作方法が間違っているのかネットでも情報が見当たらなかったので、八重洲無線にメールで問い合わせをしました。現在、回答待ちです。

bookmark_border[134] FT-991AMの使用感

このリグで初めて電波を出したときに思ったのは「きちんと送信されているのか・・・」ということでした。

というのは、前リグのFT-450DMでは送信するとすぐにファンが起動して音で送信状態であることが分かったのですが、FT-991AMは送信ONしてもリレーの軽いクリック音がするだけで静かなままです。これまでに「送信ONのときは音がする」との刷り込みがなされ、このリグではその様な動作ではなかったので違和感を覚えたのだと思います。

少しすると慣れてきました。送信を繰り返しているとそのうちファンが動作し始め、その回転数も次第に大きくなっていきます。温度に応じてダイナミックにコントロールしているものと思われます。

前のFT-450DMでは、送信を繰り返すと受信時にはファンの音が更に大きくなり、リグが壊れて暴走してしまったのではないかというほどでしたが、それはそれで個性として味のあるものでした。
FT-991AMのメインディスプレイのカラー表示やサブディスプレイのLEDアイコン表示は綺麗で、全体のデザイン含め上品に纏められている印象です。

タッチパネルは保護フィルムを貼っているのですが、それでもあまり指で汚したくないので、ボールペンをスタイラス代わりに使うことにしました。ノック式のボールペンの芯を出さない状態ですと良い感じにタッチできます。ただ強く押し過ぎないように気を付ける必要がありますね。

PCとのインターフェースは、これまではSCU-17を介してCATコマンドやオーディオ信号をリグに送っていたのですが、それが無くなりPC直結になったため、あくまでも感覚的なものではありますが、モッサリ感が無くなりFT8のシーケンスが淀みなく進んでいるように感じます。

2m/430でFT8ができるようになったのでしばらくはそちらでQRVし、HFは疎かになりそうです。