先日FT8をしているとき、あるモンゴルの局が複数の局と同時にQSOしている場面に遭遇しました。同じタイムスロットの中で異なるDFを使い、いくつかの相手に同時に信号を送っていました。
私もそれに参加させていただきQSOは成立しましたが、よほどその局のPC性能が優れているのでしょうか、不思議な体験でした。
調べてみるとこれは「DXペディションモード」というものの様です。ただペディションやコンテストを行っているような感じでは無かったのですが・・・
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先日FT8をしているとき、あるモンゴルの局が複数の局と同時にQSOしている場面に遭遇しました。同じタイムスロットの中で異なるDFを使い、いくつかの相手に同時に信号を送っていました。
私もそれに参加させていただきQSOは成立しましたが、よほどその局のPC性能が優れているのでしょうか、不思議な体験でした。
調べてみるとこれは「DXペディションモード」というものの様です。ただペディションやコンテストを行っているような感じでは無かったのですが・・・
昨日夕方、15mバンド(FT8)でルーマニアの局とQSOが成立しました。
当局の信号を「-12」で取っていただきました。一方、相手局からは「ー10」でCQを受信したものの、レポートを送る際は「-18」に落ちてしまい、73の時は「-5」と結構変動がありました。レポート送出時に悪い値ですと、相手局に申し訳無い気持ちになります。
でも、めったに欧州の局とはコンタクトできないので感激です。
この様な強い信号を受信しました。信号本体の周りにモヤモヤした霧状のものが出ていて、バンド全体に筋状のものが出ています。ここには写っていませんが、1000Hzよりも下の部分も同様です。こうなると当局の受信機では調整のしようが無く、しばらくQSOはお休みせざるを得ず休憩となります。
他方、下に写っている別の局からは綺麗な信号で受信しています。上段では信号本体の周りに少しモヤモヤが出ていますが、信号レベルを上げたのかも知れません。
自局の波形も気になるところですが、今のところ確認する術がありません。リグのALCメーターの働きがまだよく理解できていないため、とりあえず安定化電源のアンペアメーターを見ながら、リグへのオーディオ入力信号レベルを絞っていき、メーターの針がストンと落ちる寸前のところにレベル設定しています。逆にこれで信号が乱れていたら、改善する手段は無い気がします。
CQ誌の最新号を眺めていましたら、最近の北米におけるFT8/FT4事情という記事が目に止まりました。
米国では外にアンテナが設置できない地域も多いようで、その場合は室内アンテナを使わざるを得ないためSSBができず、また最近はモールス符号を学習しなくなってCWもやらなくなってきたそうです。6mバンドではSSBやCWよりもFT8/FT4が支配的とのこと。
私は、10mや6mは安定してFT8のQSOができると感じています。40mや20mではたとえ高信号レベルで受信できたとしても、こちらからの電波が中々向こう側に届きません。ベランダアンテナのため、電波が回り込んで受信しても、送信は逆のルートを辿って飛ぶわけではないので相手局には伝わりません。
一方10mや6mでは、受信できている局はたいていQSOが可能な印象があります。
先日は10mのコンディションが良く、オーストラリアやグアムなどの大洋州地域の局が強力に入りQSOさせていただきました。
FT8は同期型の通信方式ですので、送信側・受信側ともにPCの時計を基準時にきっちりと合わせる必要があります。当局は「iネット時計」というアプリを使って時計を合わせています。
「DT」は、受信側である自局を基準とし、それに対して送信側PCの設定時刻がどの程度離れて(ズレて)いるかを示しており、DTが0であれば時間差無し、0.5であれば送信側が0.5秒遅れているということになります。
FT8ではDTが2.0程度であればQSO可能とのことですが、感覚的に2秒遅れている相手局が当局の信号をきちんとデコードしてくれるかは甚だ疑問です。とりわけCQに対して応答する場合は、信号強度と共にデータタイミングも重要で、DTが大きいと取ってもらえずに諦めるざるを得ないのだと思います。
とすれば、相手局の時間にこちらのPC時計を合わせれば良いと思いますが、はやり「同期型通信」では時間のリファレンスを相手局とするのではなく、基準時とすべきと個人的には思います。半面、アマチュア精神に則って試してみたい気持ちはあります。