bookmark_border[555] ウクライナ局のCQ?

昨日午後、10mでFT8を運用しているとウクライナコールの局がCQを出しているのに遭遇しました。何か懐かしい感じです。

確かウクライナは全国的にアマチュア無線の運用が禁止されているはずです。PSK Reporterで場所を確認するとドネツク地方から電波を出しているようでしたので確かにウクライナ国内ですね。

ちなみにこの局のメールアドレスが公開されていましたが、ドメインは「@mail.ru」となっていました。Wikipediaにはこの様に書かれています。

ところでこのバンドではタジキスタン、パキスタン、インドなどこれまで交信したことの無いエンティティの局が受信できましたが、当局の信号はいずれにも届かなかったようです。カザフスタンとはコンタクトできましたが、このエンティティは40m/17m/15m/12mで既に達成済みです。ただ10mでは初めてでしたので良かったです。アンテナは例によってATAS-120Aを使いました。

bookmark_border[523] 昨日の運用状況

昨日も雲行きが怪しく雨が気になったためホイップアンテナの出番は無く、ベランダ内設置のアンテナを使って10mと2mでFT8を運用しました。

10mは主にDXで、オーストラリア、インドネシア、タイ、西マレーシア、中国など大体いつもの国々とコンタクトできました。これがPSK Reporterで見た伝搬状況です。

右下の「-15dB」はフランス領ポリネシア(タヒチ)で、こちらでも受信できていたので呼んでみたのですが、パイルになっているようで結局つながりませんでした。それにしてもこの局はJAやその他地域の局を次から次へとさばいていて、見ていて気持ちが良かったです。早く自分の番が回って来ないかな・・・と待っていたのですがダメでした。

また、インド方面にも電波が飛んでいたようです。インドはこれまで全くつながっていないエンティティなので期待したのですが、この局の信号は当局では受信できませんでした。また別のインド局が見えていて何度も呼んでみましたが、残念ながらことごとく空振りに終わりました。

ところで、インドは人口が多く頭脳明晰な人も多いという印象があるのですが、PSK Reporterで見る限りではFT8を運用している人は少ないように思います。そもそもアマチュア無線人口自体が少ないのかも知れません。

その後短い時間ではありましたが、半月ぶりに2mにQSYし国内の局長さん数局とコンタクトさせていただいて週末の運用を終えました。

bookmark_border[514] 10m FT8パイルとヨルダン

昨日午後、ATU-100の半田付け作業をしながら10mバンドでFT8をワッチしていると、突然ヨルダン局が入感してきました。ヨルダンとはまだつながっていないので10回ほど呼び出しを続けましたが、残念ながら全て空振りでした。アンテナはベランダ内のHFV5です。

この週末はコンディションが悪いはずなのに・・・と思いながら、JT_Alertを見るとSFI=118, A=21, K=4です。SFIが100を超えているので「Best」な状態ですね。一方、磁場の強さを示すA値とK値は低い方が良いのですが高めです。数値の高さは電離層の乱れを表し、特にA値は11以上が「not so good」ですので、大きく乱れているということかと思います。

当局は必死に呼び出しを続けていたためその時はわかりませんでしたが、一息ついたときに改めて画面を見るとこの様な状況でした。「JY5」というのがヨルダン局です。

ところで、ヨルダンというと会社に入って初めての出張がこの国でした。今から40年前のことで、私の初めての海外旅行先でもあります。ここは中近東のスイスと言われており、首都のアンマンは海抜1,000mほどの高地にあるので夏でも比較的涼しく爽やかな印象があります。

すっかり懐かしくなって、ATU-100の半田付けそっちのけで当時のモノを探してみると、1ディナール紙幣が見つかりました。当時のフセイン国王の肖像ですね。

フセイン国王は、お妃の一人のアーリア(Alia)王妃をヘリコプタ事故で亡くしていて、それを偲んでアンマンの空港は「Queen Alia International Airport」と名付けられています。何度かヨルダンを訪れていますが、初めのころはその空港はまだ開港しておらず、もう少し街に近い古い空港でした。

ヨルダンには、インディージョーンズ「最後の聖戦」のロケで有名になったペトラ遺跡や、ヨルダン渓谷をひたすら下りていくと、仰向けに浮かんで本が読める死海があります。日本から遠く頻繁に行ける所でもないので、滞在は1回あたり最低でも2週間、長い時で3ヶ月に及びました。仕事での滞在ではありましたが、見どころも多くまた治安が良い時代でしたので、親日国ということもあり安心して楽しめる国でした。

ただ「アメリカ大使館の近くのホテルには泊まらないように」と何度も念を押されましたが・・・もっともこの鉄則はヨルダンに限った話ではないですね。

bookmark_border[509] 10m 幻のUAE

昨日夕方、10m FT8を覗いてみると一瞬ですがこれまでつながったことが無いUAE局が見えました。午前中はWARCバンドでATAS-120Aを使っていたのですがそれも降ろしてしまい、その時のアンテナはベランダ内常設のHFV5です。

さすがに届かないかと思いつつ、ダメ元で何度か呼んでみましたがやはり空振りに終わりました。

受信できたのはこの時だけです。コンディションのパラメータはSFI=126、A=12、K=3で、PSK Reporterを見ると10mは欧州方面も開けているようでした。その後、このバンドでは軽いパイル状態になっていて、当局は受信できなかったのですが相手局は「A9」でバーレーン局のようです。

今思えばATAS-120AやSD330を使えば良かったのかも知れませんが、当局の設置環境ではこれらのアンテナはハイバンドではSWRが落ち辛く扱い難いため、躊躇してしまいました。ローバンドのように長いカウンターポイズを適当にベランダに撒くのではダメで、ラジアルとして1/4λ長のラインを空中に浮かせるのが良さそうなのですが、固定方法含め実現が難しいです。

今回は残念な結果に終わりましたが、この様な季節であってもチャンスは訪れることがわかりましたので今後に期待したいと思います。

bookmark_border[458] 10m伝搬状況

前日に続き、ベランダ内のHFV5アンテナでFT8信号の伝搬状況を確認しました。今度は10mです。
やはりオフシーズンの平日ということもあってか、このバンドに出ている局は少ないようですが、オーストラリアまで飛んでいることが確認できました。これは「赤道横断伝搬」と呼ばれるものでしょうか・・・?

なお、CQを出しているオーストラリアの局も受信でき応答してみたものの、残念ながらこちらの信号はその局には届いていないようでした。

ちなみに、空のコンディションを示すパラメータはSFI=118、A=8、K=1ということで良好です。昨夜は時間が取れなかったためこの程度の確認しかできませんでしたが、この週末はコンディションの良いうちにもう少し低いバンドでDXを狙いたいと思います。