このところアンテナ関連の話が続いていますが、今日もその流れで10m/6mバンド用アンテナの現状についてご紹介したいと思います。
これまでHFV5、CDP-106、SD330 w/ショートエレメント、ATAS-120A、HFJ-350M、RHM12などを試してみましたが、いずれもベランダ運用では建物の影響を大きく受けるようで、SWRが思うように下がらなかったり、下がっても期待通りに飛ばなかったりと、未だに最適な解を見つけられずにいます。そのため今年の夏は少し残念な結果になりました。
そういう意味では、HFのミドル~ローバンドはカウンターポイズさえしっかりしていればSWRも下がって良く飛びますし、一方2m/430は全く手間を掛けることなくそのまま使うことができて、なぜその間の10m/6mだけがうまく行かないのだろうと不思議な気持ちです。
そんな中、再度HFV5を設置しました。以前と変わらずベランダ内部への設置ですが、今度は左右のエレメントの先がベランダの手すり面からギリギリ外側に出ない位置までずらしてみました。
エレメント長の調整をし、リグ内蔵チューナを使えば一応各バンド送信可能な状態になったため、10mと6mのFT8で波を出してみました。
PSK Reporterで伝搬状況を見ると、そもそも10mでは運用局があまりいなかったようで近傍の2局ほどしか受信確認ができませんでしたが、6mでは以前と違って意外に良く飛んでいるようでした。
これが昨夜の6mの様子です。
たとえベランダ内であったとしても、アンテナは少しでも建物から離した方が電波は飛んで行くことを実感した次第です。週末にかけて10mでも様子を見たいと思います。