これまで数か月間FT8を運用してきて、現時点で自分なりに心掛けている点を挙げてみます。これは各局で想いは違うと思いますので、あくまでご参考までとして記します。
(運用準備)
・PCの時計合わせ
PC立ち上げ時には、NICTをリファレンスとして±0.2秒に収まるようにアプリで調整します。
・PC誤動作の抑止
送信時のPCへの影響を最低限に抑えるため、PC/リグ間、リグ/アンテナ間に可能な限りクランプフィルタを入れます。
・信号レベルの抑制
信号を占有帯域幅(50Hz)内に収めたり、スプリアスの発生を極力抑えるため、送信出力が著しく減少しない程度に浅めの変調にします。
・スプリット送信
信号の高調波成分を帯域外に出すためスプリット送信設定をします。
(運用時)
・ワイドスコープでの十分なワッチ
自局の送信DFが他局と重ならないように十分ワッチします。
・DFの設定
バンドが混んでいるときは、CQ局にDFを合わせます。ただしパイルアップの場合やRR73、73局を呼ぶときはQRMのおそれがありますので別DFとします。
・CQ局に対する応答
1回目はこちらの信号送出のタイミングで取って貰えないこともありますが、2回目で取って貰えず引き続きCQを出している場合は信号が届かないものとして諦めます。また近距離DXでは信号が届いているのに応答していただけないこともありますので、そういうときはあまり相手局を刺激しないように大人しくします。PSK Reporterを気にし過ぎないのが精神衛生上良いかも知れません。
・RR73、73局への呼び出し
他局も同様に呼んでいることがありますので、先を越された場合はそのQSOが終了するまで待ちます。
・RRR局への呼び出し
73が終了するまで待ちます。
(運用後)
・ログのアップロード
運用した日の終わりにはeQSL.cc、LoTW、CLUBLog、QRZ.comにログをアップロードします。
・eQSL.ccの内容確認
なるべく早めに内容を確認します。たまに当局のローカルログ(TurboHAMLOG、JTDX)に無い交信記録が入っている場合がありますので、そのときは(十分にログを確認したうえで)RR73や73まで行かなかったと割り切って、勇気をもってRejectします。相手局にはとても申し訳ないのですが、ログを捏造するのは気が引けますので・・・
とりあえず以上ですが、どのような局に対してもリスペクトの気持ちを忘れないようにということが基本かと思っています。