bookmark_border[157] アンテナの悩み

当局の住居は集合住宅のためアンテナ環境には恵まれていないのですが、それでもホイップアンテナを駆使して一応160mバンドから430までQRVできる状態にあります。

中でも160m、80m、40m等のローバンドは、主に国内ではありますが電波が良く飛び、当初の想定を大きく超えています。

一方、10mや6mは思うようにSWRが落ちずまた飛びも良くないため、何とか改善したいと思いつつ、それとは別に2m/430については3エレなどのビームアンテナにすればもっと遠距離が稼げるのにと、開局当時からすると贅沢な悩みを抱えています。

もっとも予算が限られていることもあって新たにアンテナを購入するのは難しく、今の設備を設置方法含めて改善していくのが現実的かな・・・と今の瞬間は思っているのですが、今後どうなるか気分次第(または空のコンディション次第)という感じです。

ただし衝動買いだけは避けたいと思います。

bookmark_border[156] UHF帯での送信出力抑制の必要性

430 FT8で相手局から+32dBのレポートをいただきました。それほど近接した局ではなく相手局の信号は±0dB近辺なので、当局の送信出力を絞る必要があったかも知れません。

特に周波数が高いバンドでは電波の減衰が小さいため、不必要なハイパワーは避けるべきということを再認識しました。

なお直前の局に対するレポートも高い値だったため、この局の受信環境はPC含めとても良好なのでは、とも思いました。

bookmark_border[155] スプリット運用時のアンテナチューナー動作

FT8で2つのVFOを使ってスプリット運用すると内蔵アンテナチューナ―がうまく動作しない症状について、八重洲無線のカスタマサポートに問い合わせをしていましたが、以下の趣旨の回答をいただきました。

・仕様であり無線機の不具合ではない
・SPLITでチューナーを使用する場合、送信側のVFOでチューナーをオンにする必要がある
・FT-991/Aのチューナーは送信でのみ有効

すなわちJTDXでリグスプリット設定すると、受信はVFO-A、送信はVFO-Bとなりますが、受信状態でTUNEボタンを押してチューナーをONしてもそれはVFO-A用にチューナーがONするということであって、送信時にVFO-Bに切り替わると、そもそもVFO-BではTUNEされていないのでチューナーは働かないということと理解しました。

VFO-AとVFO-Bを両方TUNEしておけば良さそうですが、もっと簡単な方法でできないか試行錯誤するしかなさそうですね。でもTUNEが必要なHFハイバンドは最近あまり使わなくなったので、例によって気が向いたら・・・ということになりそうです。

bookmark_border[154] 周波数ドリフト?

430でFT8をやっているとワイドグラフで少しずつ波形がずれていく局を見かけます。自分の受信周波数がドリフトしているのかなと思ったりしますが、他局の信号は動いていないのを見ると送信周波数が動いているのかも知れません。

当局のリグの周波数安定度は±0.5ppmなので、430MHzでは±215Hzずれることになります。入門機はどれも同じ様な規格だと思いますので帯域幅50HzのFT8では目に見えて影響が出てくるのですね。

ところで周波数安定度で思い出しましたが、私がはるか昔に自動車電話無線基地局関係の仕事をしていたときOCXOというのを知りました。これは通常使われている温度補償型水晶発振器(TCXO)の上を行くもので、小さな恒温槽の中に水晶発振器とオーブンを入れ内部の温度を常に一定に保ちTCXOよりも数オーダー良好な安定度を得る発振器です。

基地局が送信する周波数はリファレンスとなりますので、ドリフトを極限まで最小化する必要があるということだと思います。

bookmark_border[153] 2m/430での慣習?

2m/430でFT8の運用を始めて気付いたのですが、ネットに公開されている免許状記載の常置場所以外の場所から運用されていても、コールサインの後に「/P」や「/1」などを付けない局が少なからずいるのですね。

特に遠方のエリアのプリフィックスの方にその傾向があるように感じましたが、そもそもこれらのバンドでは通常はそこまで電波が届かないため、誤解を与えることが無く運用上は特に不都合は生じないのでしょう。

初めのうちは長距離QSOが成功したと喜んでいたのですが、PSK ReporterやeQSLを見ると意外に近い局だったりして・・・でも、これもこのバンドでの慣習と思い、今は慣れました。eQSLでQTHを確認しつつ、せっせとログ内容を修正しています。